こんにちは。
この記事では、平均年収の一般サラリーマン=社畜が本気で「FIRE」を目指せるか、その方法を具体的に投資金額と運用期間、月収を算出して解説します。
そして、自分も現実的に可能な計画だった為、やるつもりでいます。それではどうぞ!
目次
FIREとは
FIREとは、Financially Independence, Retire Earlyの頭文字を取った略語で、定年までに、もしくは若いうちに仕事を辞め、尚且つ経済的に自立する事です。
勿論、自分は一般的なサラリーマンの為、老齢年金の少なさを考慮しても定年で仕事を辞める事は絶対にできないと思っていました。
つまりは、65歳を過ぎても75歳を過ぎても身体と頭が動くうちは働かないといけない。想像すると地獄ですね。実際、70歳代を過ぎても働いている高齢者は身の回りでも多く目にしますし、自分の母親もそろそろ定年の頃ですが経済面を考えると、このまま働き続けないといけないと話しています。
ちなみに、自分の両親は投資の思考が皆無な人間であり、まさに地方田舎者。
FIREに成功した人物と出会った
ここからは、とある人物との出会いになります。
先日にカメラ仲間と四人で福島に旅行に行って来ました。その際に出会ったおじさん。物凄い熱量と活気に満ち溢れた方であり、「撮影地どこでも連れて行ってあげるよ!」とガンガン来られました。
仕舞いには、撮影後に休憩で訪れた道の駅までずっと着いてくるご様子。
話を聞くと、ガチのカメラマンであり、メーカーの企画でお呼ばれし全国各地を飛び歩いているとか。結果的にドローンの話を行い、最適な撮影ポイントに案内して貰いました。その場所は行った事のある人間でないと絶対に辿り着けない場所でした。カメラをやっている人間なら分かると思いますが、撮影地の選定を含めてカメラ活動の楽しみや醍醐味の為、最初に案内すると言われた時は正直うんざりでした。しかし、結果的には良い収穫でした。
その後、我々は滝の撮影に行きたい為、お世話になりありがとうございました。とお礼を言いました。すると「ちょっと待って、5分でコーヒーを入れるから飲んでいってよ!」と足を止められました。結果的に、お茶菓子も頂き、その後にお茶も入れると続き、30分以上は滞在していたと思います。
その時におじさんから人生論について色々聞きましたが、それは自分にとって大きな衝撃でした。そのおじさんは、毎月働かなくても70万円の収入があると言います。仕事で年収が多い人間は良く聞きますが、仕事をしなくても年収800万円入ってくるなんて、いったいどんな投資をしているんだろう。そして何より、毎月自分の給料の倍入ってるなんて、本気で投資を考えさせられました。サラリーマン=社畜が馬鹿みたいですからね。
こう言った投資家は世の中多いですが、実際に直接本人から聞くと価値観が変わります。
その方は不動産に目をつけてコツコツやったと言いますが、本当に毎日が日曜日だと話していました。そして語っていたのが、「本当はFIREは50歳で叶うはずだったが、計算がズレて56歳になってしまった」と。自分のリアルな周りには投資家はなかなかおらず、職場で投資や暗号資産の話をしたくても、共感してくれる人間がなかなか居ない為、自分にとってこのおじさんとの会話はとても充実した時間でした。
仕事に縛られない生活は人をダメにすると言いますが、経済的な安定があれば仕事量をアルバイトやフリーランスにすれば良い話ですし、人生一度と考えると誰もが憧れる生活です。
ここまでが、実際にFIREした人物と出会った話です。
自分の人生とお金の話
勿論、自分は今から不動産に手を出す知識もお金もありません。
ここでは、サラリーマンの自分が人生におけるお金の価値観の変化ついて話して行きます。
自分は両親の教育の為か、本当に支出の少ない生活を送れています。特に、日常の支出が非常に少ないです。その為、非日常である旅行兼カメラ活動に全力でお金を使っても、年収の同じ人間よりは貯金ができているつもりです。とは言え、所詮は平均年収のサラリーマン。
大学を卒業した時点で、奨学金と言う名の400万円弱の借金がありました。しかし、基本的に自炊で飲み会嫌い、家賃15,000円・電気と水道代無料の社員寮に入った為、毎年100万円の貯金は正直余裕でした。この時点で、別にお金持ちになれなくてもいい。最低限の暮らしができる程度の年収があればいいと思っていました。
この生活から、300万円ほどの結婚式や数十万円の結婚指輪に新婚旅行、カメラ活動を満喫していたにも関わらず、30歳で400万円弱あった奨学金を一括返済しました。
ちょうどこのタイミングで貯金1,000万円を達成したのですが、奨学金の一括返済で大きく割れてしまいました。
ここまでが、いわゆる給料と支出が実現したお金と人生の話です。
本業以外で10万円以上を稼ぐ!
そして、同時進行で行っていたのが、本業以外にお金を増やす方法です。
そこで最初に手をつけたのが、高校時代から運営していた無料の写真ブログを収益化する計画。これにアフィリエイトを併用。更に企業案件を貰うようになり、毎年数万円から10万円以上の収入を作る事に成功しました。これも、別にお金を稼ぎたい!ではなく、どうせ運営しているのなら収益化しよう程度。
確定申告が20万円以上で義務付けられる事から、当時はそこそこ満足していました。
本業以外で100万円以上を稼ぐ!
30歳代に突入し、もう毎月2万円もの奨学金を返済する必要も無い。
もっとお金を増やす方法は無いか、そこで手をつけたのが積み立てNISAなんですが、当時は年間40万円だったのでおまけ程度。自分にとっての本命は、仮想通貨でした。
きっかけは、後輩の女の子が、日本円の100万円を仮想通貨に変えておいたら一年後に150万円になった。こんなお話を耳にしたから。
そこから直ぐに暗号資産を取り扱う口座を二つ開設し、合計400万円をぶち込みました。一時は半値以下に大暴落する時期もありましたが、ガチ保を続け2年弱経った頃、まさかの急騰が起こり200万円のプラスが出ました。
投資初心者であっても、完全放置しただけでここまでお金が増やせる。
今現在、仮想通貨はバブルに向かっており、元本400万円が換算750万円以上となっています。リスクはあるものの、少なくとも日本円を銀行に預金していたらこうなはりません。
副業は、転売ビジネスや物販、FXやアルバイトなど様々な手段がありますが、自分は仮想通貨に出会い、本業以外に100万円以上稼ぐ術を身につける事ができました。
ちなみに、当写真ブログにここ2年くらい力を入れなくなったのも、ブログでに稼ぐ必要がなくなったからです。検索トップに出て来た時代は、写真に対し撮影データや撮影地の詳細など情報を書くなど、SEOを意識する必要がありましたからね。
サラリーマンがFIREするには新NISAを最短最速の一択
本業と言う絶対的な安定を持ちつつも、別でお金を稼ぐ。
そして、20歳代で10万円以上・30歳代前半で100万円以上を稼げるようになった自分ですが、やはりまだまだ足りません。老後問題や経済的不安は勿論そうですが、自分は資産が増える事に快楽を覚える事に成功したのです。ここが重要であり、世の中買い物や浪費する事で快楽を覚える人間も入れば、飲み会や夜遊びで快楽を覚える人間もいます。
本業以外で1,000万円を稼ぐ!
ここで次の目標は、多少時間を要しても本業以外で1,000万円以上を稼ぎたい!
そこで考えたプランニングは何通りもあるんですが、結論を言ってしまうと「今回の仮想通貨バブルで暗号資産に足を洗い完全利確、その後に新NISAの生涯投資枠を最短五年で埋める」と言う計画です。
ここからは自分にとっても少し難しい話になるのですが、前にこんな話をしました。
投資と年利の原理を積み立てNISAで実感した
年利は「%」で表示され1年あたりの利率を意味します。
完全放置でお金にお金を稼いでもらうと言う正に夢のような話。
自分が2年間以上積み立て投資している米国のインデックスファウンドは、何とここ10年以上では年利11パーセントと言われています。今さっき確認したら、元本160万円に対し総資産220万円になっていました。仮想通貨ほどではありませんが、日本円を銀行に預金していた場合と比較し60万円も増えていると考えると本当に雲泥の差ですね。投資が怖い怖いと耳を傾けない日本人が自分の職場にも多々いますが、本当に人生が変わってしまいます。
2022年と決して早い時期とは言えませんが、当時本当に積み立てNISAを始めておいて良かった。自分は即、兄弟全員と奥さんにもやらせましたよ!
経済成長=人口のため、アメリカの人口が増加している限り、年利がマイナスになる事は可能性として少ないです。
また、AIやIT技術の進歩を考えると、自分が生きているこの先20〜30年は年利7%以上は維持されるのではと予想しています。ちなみに、どこかの記事で、この先20年は経済成長の伸びが良いと読みました。その為、当時の積み立てNISAの20年縛りは理に叶っていたとか。しかし、もし20年後に経済成長の伸びがフラットになると分かっていたらどうでしょう。長期チャートが斜め上がりと考えると、いかに最短で投資するかが勝負になって来ますよね。
ここからがFIREを実現する為のお話です。
新NISAで毎月10万円をコツコツ投資し、総資産3,000万円を超える。
すると、毎月10万円を引き出し設定しても、年利5%以上あれば総資産が維持される。これに老齢年金の15万円を足すと25万円。夫婦で毎月50万円の収入が確保できる。つまり、65歳までにコツコツ積み立て終われば、完全リタイアできる。
自分はこれを知り、正直安心しました。しかし、自分の人生こんなんで良いのか。先ほどのFIREの話もありますし、男性の健康寿命は72歳ですよ。定年後、たった7年間しか元気に遊べないなんて、あまりに残酷です。
そこで考えました。
では、毎月30万円引き出しても総資産が維持できるようにできないか。
そうすれば、仕事も不要・医療保険と介護保険以外の支出=「厚生年金と国民年金=老齢年金」を支払う必要も無くなります。なんせ、経済成長さえしてくれていれば、一生働かなくても毎月30万円入るのですから。年金は不要ですよね。更に、FIREするまでは会社で厚生年金を支払う想定ですから、将来7割以上の厚生年金は入る訳です。つまり、会社を退職し厚生年金を支払わなくなっても無問題な訳です。
これを50歳に実現できないか。
もうひとつは、そもそものろのろ積み立てて30年後に3,000万円達した頃に、年利が維持される保証は無い為、できれば自分が30歳代のうちに生涯投資枠だけでも埋め終わりたい。
そこで、色々とシュミレーションしてみました。
新NISAでシュミレーション
シュミレーション①:34歳から38歳まで、毎年360万円を投資した。
年利7%の場合、50歳で合計金額はいくらか?これはあくまで非課税枠のみを使い切ると言うお話。20%課税されても投資の利益がでるのであれば、40歳代で続ければ更に利益↑。
→元本1,800万円に対し、16年間運用すると4,190万円ほどに増える計算になります。
この時点で年利5%だとして、209万5,160円。÷12ヶ月=174,596円。ん〜、これだと東京暮らしでは少し足りないですよね。あと10万円ほどは欲しいです。
シュミレーション②:では、妥協して55歳まで働いたらどうでしょうか。
→元本1,800万円に対し、21年間運用すると6,455万円ほどに増える計算になります。
この時点で年利5%だとして、322万7,5000円。÷12ヶ月=268,958円。おー!これだと今の生活水準は十分維持できる価格になって来ましたね。ただ5年間妥協した分と、欲を言えば毎月30万円以上の収入は欲しい。更に、30年以上先の未来の年利は本当に未知数。
ただ、先にも述べた通り、これは38歳で投資を完全にストップした場合のお話です。その後も仕事は続ける訳ですし、積立NISAを継続するも良し、ビットコインに賭けるも良し。そうすれば、十分50歳〜55歳の間に不労所得30万円は実現できる気がします。
シュミレーション③:成長投資枠に全く手をつけない場合。
つまり、FIREを目指さず毎月10万円のみを積立投資し生涯投資枠を使い切る場合の計算をしてみましょう。毎月10万円×12ヶ月=年間120万円の投資。これを×15年間=すると、48歳でようやく1,800万円の生涯投資枠達成。これを年利7%と想定した場合。
- 50歳の時点で2,500万円
- 55歳の時点で3,700万円
- 65歳の時点で6,700万円
5年間を最短最速で埋めた場合と比較し、あまりに少ない金額になります。とは言え、FIREせずに定年まで働く設定の為、老齢年金を満額貰える計算になります。つまり、65歳時点で年利5%に下がっていても、毎月27万円ほどを引き出しても総資産が無くならない。更に、老齢年金が15万円ほどプラスされる為、月収が42万円になります。
正直、老化後にお金が沢山あっても使いきれないので、どちらかと言えば50歳代でFIREもしくは仕事を減らしつつ遊んで暮らしたいですよね。そうなれば、やはり最短最速投資一択!
しかも上のシュミレーションは積立中は年利7%を想定している為、20年後ならともかく流石に30年後までこれを維持できているかは不明です。
ではブログ主は生涯投資枠を最短で埋めるのか!?
新NISAと仮想通貨の二刀流戦略
今、物凄い悩んでいます。
と言うのも、2024年ももう年末ですよね。今年のチャートの伸びが物凄い良かった為、本音を言えば年初に240万円入れておけば良かったと大後悔しています。ただ、本当に長期で見ると、年末でも投資してしまった方が良い。分かってはいるのですが、怖いです。
毎月10万円の積立投資枠の算出は、毎月の給料からでも正直余裕です。
また、実を言うと仮想通貨をすぐに利確すれば、日本円と合わせて既に最短で生涯投資枠を埋める予算が確保できます。もうお分かりですよね!?
勿論自分は生涯投資枠を最短もしくは30歳代のうちに埋めますし、仮想通貨もすぐに利確するつもりはありません。まずは日本円の放置分を2年間かけて成長投資枠に入れつつ、バブルで仮想通貨の更なる利益を狙います。
その上で、今後のビットコインと新NISAのどちらが利益として高いかを判断し、その時の状況に応じて投資します。
その先に見える人生の夢は何か!?
実は、本気で石垣島に移住したいと考えています。
自転車と公共交通機関でもギリギリ写真撮影が可能な土地。しかし、一生住むのは現実的にしたくありません。身体が動くうちに1〜3年間だけ移住し写真撮影に没頭できれば十分。その後は再び東京暮らしでいいんです。ただ、今は仕事や投資計画の方が大事ですよね。仕事を辞めてしまったら、投資が困難になるからです。
しかし、この記事で書いた通り最短最速で新NISAの生涯投資枠を埋めきれば、早ければ50歳代前半で本業を辞め、FIREまたは半FIREする事が可能です。
そうすれば、毎月自動的に入ってくる月収で一人で石垣島に一年間移住します。嫌になる程写真撮影を楽しみます。で、同じく50歳代後半に東京に戻って来ればまたなんでもできるではありませんか。
ちなみに、今奥さんに石垣島の話を出すと全力て拒否されました。行くなら一人です。
子供とマイホームは妥協か!?
人生で最もアベレージな暮らし、それは子供とマイホーム。
育児に養育費、住宅ローンで一生を終えると言う生物学的には真っ当な生き方。地球上には、子孫を残すために命を捧げる生き物は五万といますからね。
しかし、子供ができると今の賃貸には住めなくなり、マイホームが必要になり、子供の養育費が必要になります。そうなってくると、FIREどころか自分の老後ですら生活が怪しくなって来ます。そして、実は奥さんの方が子供は要らないと言う意見になっています。
田舎に住みたいと言う希望も子供も、正直奥さんに合わせて諦めていると言うのが真意。結婚は地獄と言いますが、今の奥さんと出会う確率を考えると、まあ妥協はできます。
そこで思いました。子供がいれば老後や資産運用なんてどうでもいい。自分が犠牲になってでも子供に全力投資する為、そもそもFIREの必要もなくなるんです。
そして、逆に子供を作らないなら、絶対にFIREしてやる!
今はそんな心境です。
※ちなみに、福島の旅で出会ったFIREしたカメラマンは、既に倅(せがれ)が居ると言っていました。氷河期世代の先頭と考えると、本当に化け物です。
まとめ
かなり個人的な話になりましたが、平均年収の人間でも50歳代前半でFIREが可能です。
そして嬉しい誤算ですが、1,800万円の生涯投資枠に対し、既に160万円以上は元本投資済みと言う点。つまり、五年間で1,640万円弱を投資すれば良く、今現在投資スタートと比較するとこれまた非常に気が楽になります。
仮に25歳でこれに気がついたとしても、当時は生涯投資枠を最短で埋める経済力がまだ無かったですし、そもそもまだ新NISAが誕生していませんでした。本当の勝ち組は、この神制度ができた時点で22歳を迎えた新卒ですが、個人的には最短で埋められる経済力のあるこの年齢で解禁してくれて十分幸運です。
最後はリスクの話ですね。
投資したのに年利低下による元本割れですが、日本円を預金していれば何も変わりません。やって元本割れし−3%や−5%に下がっても、正直貯金生活と大差はありません。むしろ、やってシュミレーションが実現できれば勝ち組の万々歳でメリットの方が遥かに上です。
やるかやらないかは自分自身。
今、踏み出そう!
そうしよう!
@シュミレーターひふみ