ドローンDJI Air 2Sを紹介!mavic2所有者が感じた事

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画像:DJIの公式ホームページから引用

こんにちは。

2021年4月に新しいドローン「DJI Air 2S」が発表されました。

この記事では、Mavic2Proを所有している自分が感じた、新しいドローン DJI Air 2Sの良いところや欠点を語りたいと思います。

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ドローンDJI Air 2Sはどんなドローン?

ドローンやジンバルで世界的なシェアを獲得している中華メーカー DJIから、また新しい高性能ドローンが発表・発売されました。それが、DJI Air 2sと言うモデルになります。

では、今回新しく発売されるDJI Air 2sがどんなドローンなのか、簡単に解説します。まず、一般ユーザーが趣味として楽しめるシリーズとして、Mavicシリーズと言うものがあります。ただ、最近になりDJIはカメラ製品の名称を一新したので、初めて目を通す方は混乱しやすくなっています。

以下に、DJIのドローン Mavicシリーズの機種を簡単に表にしてみます。

初期型 現行機
上級機 Mavic Mavic 2 pro←私が所有/Mavic 2 Zoom
中級機 Mavic Air Mavic Air 2/DJI Air2s←新製品
入門機 Mavic Mini DJI Mini 2

このように、機体重量が199gに抑えたマビックミニシリーズと、プロカメラマン用に作られた機体重量900gを超えるマビックプロシリーズ、そして中間にあたるマビックエアーシリーズの3シリーズに展開されています。

自分が所有しているドローンは、この中では最上位機種であるMavic 2 Proになるのですが、今回新しく発表された中級機のDJI Air 2sは、下剋上を果たしている部分が多いです。とは言え、結果的にMavic 2 Proの方がまだ価値やスペックが高い部分はあるので、紹介します。

また、今回登場したDJI Air 2sは約一年前に発売されたMavic Air 2の後継機と言われていますが、機体や飛行性能はあまり変わらないので、どちらかと言うとMavic 2 ProとMavic 2 Zoomのようにカメラスペックのみが異なる兄分と言った方がしっくり来る気がします。

DJI Air 2Sのスペック

・カメラのセンサーサイズ:1型

・カメラの有効画素数:20MP

・レンズの焦点距離:35mm換算22mm

・機体重量:595g

・動画記録:4K 60fpsに加えて5.4K 30fps記録が可能

・動画記録:最大150Mbpsのビットレートで撮影が可能

・動画記録:D-logに対応

・静止画記録:RAW記録に対応

・ダイナミックレンジ:最大12.6ストップ

・映像の最大伝送距離:12km

・最大飛行時間:約31分

・最大飛行距離:18.5km

・運用限界高度:海抜5,000m

・障害物検知センサー:上下方向および前後方の計4方向

Mavic 2 Proと比較

ここからは、DJI Air 2sとMavic 2 Proを比較して行きます。本来はスペックを表にして比較するのが良いのですが、結構面倒なので、もしMavic 2 Proから乗り換えを考える場合、自分が良いと思う点と欠点をまとめたいと思います。

良い点

機体重量が900gから595gに軽減し、体積自体もかなり小型化されます。デジタル一眼カメラ等と一緒にバッグに入れて持ち運ぶ事を考えると、やはり小型軽量化は助かります。そして、小型軽量かされても連続飛行時間が全く同じ31分と言うのが素晴らしいです。

カメラのセンサーが1型センサーに大型化され、レンズの焦点距離が35mm換算22mmになりました。個人的にはこれが乗り換えたい一番の理由であり、Mavic 2 Proに搭載されているレンズの焦点距離が28mmだったのが唯一の悩みと言っても過言ではありませんでした。せっかく上空から風景を空撮するので、ワイドな方が撮りがいがありますからね。さらにDJI Air 2sはズーム機能が付いているので撮影の幅が広がります。

D-log撮影に対応。中級機クラスで、撮影後編集が可能なD-log撮影に対応された事は、それだけで購入する価値があります。

欠点

搭載されているレンズの絞り値が変更できません。これが最大の欠点であり、自分お場合は動画撮影よりも静止画撮影がメインの為、被写界深度の深い1型センサーとはいえ、やはり絞って風景を撮影したい物です。また、動画撮影では絞りコントロールができない為に、拡張キットにNDフィルターが標準搭載される始末です。せっかく1型センサーにしたのに、なぜここで絞りコントロールを省いてしまったのか?そう思うと本当に残念です。自分は絞りコントロールが搭載されていたら、即乗り換えるつもりでした。更に、ハッセルブラッドのレンズではない為、静止画撮影に拘る人間にとって、まだまだ魅力は湧きません。

送信機の大型化。標準の送信機が現行機シリーズと同様に大型化されました。しかし、自分はこれはかなり大きな欠点だと思っています。Mavic 2 Proの送信機自体は、バッテリーの持ちが非常に良く、空撮後一月放置しても、50パーセント以上は余裕で残っていました。それにも関わらず送信機自体が非常に小さい為、カメラバッグの隙間やレンズ収納部に余裕で入りました。つまり、新しい大型化された送信機は自分にとってデカくて正直従来型が理想です。

300gの違いが飛行安定性に影響する。小型化された事を評価する方は多いですが、やはり飛行の安定性を考えるとMavic 2 Proの安定性には敵わないです。理由は、Mavic 2 Proと友人が持つDJI Mini 2を同じ撮影地で飛ばした事があるからです。どちらも最大風速10m /秒(確か)ですが、友人のDJI Miniは真横で強風に煽られ墜落と一時紛失しました。また、海上では機体自体が傾き、映像では水平軸が傾いているのが一目瞭然でした。そんな中、数年前に発売されたMavic 2 Proは海上の強風でもびくともせず、安定した飛行を見せてくれました。そう考えると、595gの重量はどうか、心配な部分はあります。

障害物検知。Mavic 2 Proが全方位検知に対し、DJI Air 2sは左右方向はありません。つまり、水平方向で映像を撮る際、障害物を避けられないリスクが出てきます。

その他

アクティブトラッキングが2.0から4.0にアップグレードしたり、撮影を補助してくれるアプリ内制御が追加されましたが、一般ユーザーの使い方なら大差を感じないレベルでしょう。

まとめ

今回は、新しく発売されたDJI Air 2sをMavic 2 Proと比較しながら紹介してみました。

カメラセンサーが大型化され、レンズの焦点距離が22mmになった時は、すぐに乗り換えるべきだと感じました。しかし、絞りコントロールができない点が、写真撮影を趣味にする自分にとって最大の欠点となり、ブレーキをかける事となりました。

その理由は、おそらく絞りコントロール機能を省いた理由がDJI Pro 3の存在にあると思っています。そうです、Mavic 2 Proの後継機は絶対に発売されるからです。個人的な予想ですが、飛連続飛行時間が40分を超え、レンズはハッセルブラッドの焦点距離24mmで絞りコントロール付き。動画記録は5.4kに対応してくるのではと思います。これで機体はやや大型化され、実売25〜30万円とかになるのではと思います。

これだけのスペックがあれば、DIJ Air 2sの上位機種として差別化できますし、高価格でも乗り換えると思います。そう考えると、Mavic 2 Proを既に所有している自分のようなユーザーが、DJI Air 2sに今すぐに飛びつくのは判断ミスな気がします。16万円以上払ってフライモアコンボセットを買って、半年後にDJI Pro 3登場!なんて言ったら絶対欲しく成りますからね!

そう考えると、DJI Air 2sをすぐに購入したいユーザーは、Mavic Air 2を既に購入している方なんでしょうね。と色々書きましたが、来月には手元にDJI Air 2sがあるかもしれません。

最後に余談です。DJI Air 2sについて情報発信している様々なユーチューバーを見てみました。そんな中で、どの方も乗り換えた方がいいと言う意見が多い中(企業案件の割合が多いから当然)、自分と似た意見を発信していた大川優介さんの動画が参考になるので紹介します。

それではまた。

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