こんにちは。
今回紹介するのは、東京で絶景の夜景スポット「芝浦南ふ頭公園」で撮影した写真になります。この記事を読む事で、東京で有名なレインボーブリッジやお台場のフジテレビが一望できる夜景スポット「芝浦ふ頭公園」の夜景写真と、撮影地について知る事ができます。
目次
芝浦南ふ頭公園について
芝浦南ふ頭公園は、東京都の港区にある東京湾を一望できる公園です。
レインボーブリッジとお台場が一望できる
一口に東京湾を一望と言っても「ふ〜ん」で終わりますが、そのロケーションが非常に魅力的で豪華です。芝浦南ふ頭公園はレインボーブリッジの真下に位置します。その為、内陸側には大迫力なレインボーブリッジ ループ橋が見られ、東京湾側に目を向けると、対岸にはお台場の夜景やライトアップされたフジテレビが見えます。
また、公園の南側が工業地帯となっており、フェリーターミナルの船や巨大なクレーン、コンテナや工場夜景を見る事ができ、写真撮影で行くには非常に魅力的な名所と言えます。
公共交通機関でのアクセスも非常に良好でありながら、意外と知名度の少ない芝浦南ふ頭公園。今回は、日中から夜景まで写真撮影を行ったので、たっぷりと紹介していきます。
今回の撮影について
2021年11月19日には、関東全域でほぼ皆既月食と言われた部分月食が観測できましたね。
自分はこの日、偶然にも平日休みでした。その為、星空隊長と撮影計画を立てていたのですが、なんと隊長は仕事で北海道。また、北海道は天候が雨で撃沈したそうです。そんな中、自分は一人どこで部分月食を撮影しようか考えていました。そこで、星空グループの他メンバーに伺うと、東京スカイツリーと絡めると言う友人がいました。彼とは二度ほど撮影を一緒にし、今回便乗しようかとも考えました。しかし、個人的には地平線ギリギリの赤月を撮りたかったのと、東京スカイツリー周辺は激戦区を予想し、やはり単独で行く事にしました。
そこで、空が開けており、なおかつ天候で撃沈した際に他の写真撮影が可能な場所を探しました。日の出・日の入りマップおよびGoogleマップとしばらく睨めっこした結果、夜景撮影が充実しそうで今まで一度も行った事がなかった芝浦南ふ頭公園を見つけました。
とは言っても、公園の存在自体は、2015年にレインボーブリッジ ループ橋を撮影しに行った頃から知っており、再度このエリアを開拓するいい機会となりました。
基本情報
三脚が安定して立てられるスペース十分な足場(釣り人の方が多い)
- 所在地:港区海岸三丁目33番20号
- アクセス:ゆりかもめ「芝浦埠頭」で下車し、徒歩約5分
- 参考サイト:東京都港区のホームページ「芝浦南ふ頭運動公園」へ
芝浦南ふ頭公園で撮影した写真
ここからは、今回芝浦南ふ頭公園で撮影した写真を紹介していきます。
また、この後に部分月食の記事も書くつもりで、内容がかなり被る可能性があるため、その辺りはお許しください。
レインボーブリッジと東京湾の午後
α7III+SIGMA14-24mmf2.8 14mm f8 ss1/80 iso100
芝浦南ふ頭公園運動場の東側、お目当ての撮影スポットに到着し最初に撮影した一枚です。
東に伸びるレインボーブリッジが大迫力に見え、右奥にはフジテレビが見えます。お台場からレインボーブリッジを見る事が多くありますが、対岸に来る事は少ないですからね。
と言うのも、芝浦埠頭周辺は工業地帯であり、治安は少し悪い“印象”です。この辺りは過去に一人で昼夜歩き回った事がありますが、駅からの歩道は「巨大な高架下/関係者以外立ち入り禁止の施設続き/路駐車あり/観光地なし/作業員の男性が施設入り口でタバコ吸ってる/歩行者ほぼなし」であり、特に女性が一人で歩くのは危険な気もします。
とは言え、2015年1月には母親とループ橋を見に訪れ、内陸側にあった飲食店に入った記憶があります。ランチの時間帯であり、店内はどこか洒落でお客にはOLさんも多くいました。おそらくですが、湾岸だけが極端に人が少なく暗い印象です。
芝浦埠頭はDJI Pocket2で歩き撮りをした為、後日ここに動画を載せるかもしれません。脱線しましたね。本題へ進みましょう。
α7III+SIGMA14-24mmf2.8 14mm f8 ss1/25 iso100
公園の湾岸沿いを北へ歩くと、レインボーブリッジの真下に来られます。
この構図、2018年12月の関西旅行で行った、兵庫県の明石海峡大橋を思い出しますね↓
また、同じ構図で日没後に撮影した夜景の写真は下で紹介します。
夕焼けに染まった芝浦南ふ頭公園
α7c+SEL24105G 24mm f8 ss1/30 iso400
東の空が霞んでいると思い、月の出を諦めました。
その頃、ふと西の空に目を向けると驚きの光景が広がっていました。レインボーブリッジのループ橋の左奥に沈んだ夕日が、空を真っ赤に染めていたのです。こう言う夕焼けはけっこう目にします。2017年に南伊豆に行った時や、2020年5月にお台場に行った際も、日没前の雲の表情が今日と似ており、同じように西の空が焼けました。
特徴としては、空全体がカラッと晴れておらず、全体的に霞んでいます。その為、夕日自体は全く写真になりません。しかし、日没後は驚くような夕焼けが広がります。
α7III+SIGMA100-400mm DG 100mm f6 ss1/6 iso100
今回自宅外へ初出動した超望遠レンズ、SIGMA100-400mmで遠景を切り撮りました。
部分的に切り撮った夕焼け空も絵になりますね。手前に犇く船やビル群と組み合わせられるのも東京湾ならではの景色です。
レインボーブリッジと東京湾の夜景
α7III+SIGMA14-24mmf2.8 DG 14mm f 11 ss1/5 iso100
夕焼け空を撮影していると同時に、東の空には月の出が始まっていました。
部分月食の写真は次回の記事で紹介する予定ですが、今回の部分月食を芝浦南ふ頭公園で撮影した一番の理由が、この構図で月と夜景写真を撮影する為です。斜めに大迫力に入れたレインボーブリッジと、その真下に昇る赤月、イメージ通りの写真に仕上がりました。
α7III+SIGMA14-24mmf2.8 DG 24mm f 11 ss1/5 iso100
部分月食は出たり隠れたりだったので、想定通りに夜景撮影を続けました。
この写真は、レインボーブリッジの真下からお台場方面を撮影した写真です。14mmでも撮影したのですが、釣り竿が入ってしまうのと、フジテレビの夜景が非常に小さく写ってしまう為、今回は風景写真鉄板の24mmで撮影した写真を載せました。
やはり、24mmと言う焦点距離は風景を写すのにバランスがいい感じがします。そろそろ、24mmで勝負する為の単焦点レンズが欲しくなりますね〜。
α7III+SIGMA100-400mm DG 100mm f11 ss2.5 iso100
レインボーブリッジを超望遠レンズで寄って撮影しました。
レインボーブリッジのライトアップカラーについては全く調べた事がないのですが、カラーバリエーションはあるのでしょうか。また、これは白色に見えますね。絵にはならない?
フジテレビのライトアップ
α7III+SIGMA100-400mm DG 135mm f11 ss2.5 iso125
次は、お台場のフジテレビをメインに撮影した写真になります。
フジテレビを夜景の被写体として撮影する事はあまりなく、お台場観光で下から見上げるパターンが多いと思います。ここ芝浦南ふ頭公園では、フジテレビを東京湾の海と絡めて撮影する事ができます。青く輝く姿がなかなか綺麗ですよね。
同じ構図でマジックアワーの頃にも撮影したのですが、フジテレビ自体が青くライトアップされておらず、あまり綺麗ではありませんでした。ちなみに、フジテレビさんも、ライトアップカラーにバリエーションがあるんでしょうか。←ググれよ、、、。
α7III+SIGMA100-400mm DG 400mm f11 ss1.3 iso160
400mmまで寄って撮影するとこうなるんですね。建物の内部まで見えます。
晴海埠頭方面の夜景
α7III+SIGMA100-400mm DG 125mm f11 ss13 iso100
レインボーブリッジの左(北東)方面を望遠レンズで切り撮りました。
ひとつひとつの建物が何かは知りませんが、東京湾の向こうに見えるビル群が綺麗でした。
芝浦埠頭の工場夜景
α7III+SIGMA100-400mm DG 400mm f8 ss1/80 iso400
芝浦南ふ頭公園から南方面に目を向けると、フェリーターミナルやコンクリート工場、コンテナや発電所などがあります。芝浦埠頭は、工業地帯であり、工場夜景も撮れる訳です。
α7III+SIGMA100-400mm DG 100mm f11 ss3.2 iso100
夜になるとこんな光景が広がっていました。なんか恐怖を覚える景色ですね。
α7III+SIGMA100-400mm DG 400mm f11 ss5 iso100
赤いライトに照らされたエリアでは、巨大なクレーンや大量に積み上げられたコンテナがありました。この辺り、煙突から噴き出る煙は見当たらなかったので、工場夜景と呼ぶにはちょっと違うかもしれません。ただ、工業地帯の夜景はなかなか迫力がありました。
芝浦埠頭のループ橋
α7III+SIGMA14-24mmf2.8 DG 14mm f 11 ss10 iso100
2015年ごろに自分が追いかけていた夜景の一つ、レインボーブリッジのループ橋です。
円を描いた迫力のあるループ橋と、奥へ続く美しいレインボーブリッジが一つに収められる貴重な景色であり、当時はSEL1635Zの16mmで撮影していました。今回は部分月食撮影がメインですし、疲労や翌日の仕事だった事からスルーしようと思いましたが、SIGMA14-24mmf2.8 DGを持っており、今逃したら14mmで撮る事はないかもしれない。そう思い、帰りにさっと撮影しました。やはり写真撮影に大事なのは行動力ですね。
こちらは芝浦南ふ頭公園から少し離れているのですが、徒歩でも行ける場所です。この写真は、敷地内には入らず、手前のコンクリートの塀にミニ三脚を載せて撮影を行いました。
お台場の夜景
2020年5月に対岸のお台場から撮影した夜景写真はこちら↓
まとめ
東京湾が一望できる夜景スポット「芝浦南ふ頭公園」の写真、いかがだったでしょうか。
今回の主目的は月(部分月食)の撮影でしたが、想像していた以上に東京夜景が素晴らしく、どちらかと言うと夜景写真を撮影していた時間の方が楽しく感じました。特に、レインボーブリッジを真下から見る機会は過去になく、作例も少ない気がします。
自分が東京夜景とカワセミ撮影をやめた理由は、老後でも撮影できる被写体だからです。その為、今現在は遠征や星空撮影に集中していました。しかし、SIGMA100-400mm DGと言う非常に魅力的なレンズを購入した為、また夜景・動物撮影にはまってしまいそうです。
今回撮影に使用した望遠レンズは、αEマウントの中では非常にコンパクトで値段が安く、更に400mmまでカバーする超優秀レンズです。ぜひチェックしてみて下さい↓
レインボーブリッジやお台場のフジテレビ、そして東京湾を一望できる芝浦南ふ頭公園、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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