こんにちは。
先月、フィルムカメフラのニコン F3 HPを持ち、東京新宿でスナップ写真を撮影しました。この記事では、撮影したフィルム写真を紹介します。
目次
東京の新宿へフィルム写真を持って行った
今回の撮影について
今回は、奥さんが新宿で予定があり、見送るついでに足を運びました。
新宿と言えば、東京都の中心でもあり高層ビルが立ち並ぶ大都会です。また、都会らしいビル景色だけでなく、入り組む交差点や居酒屋街、裏路地など様々な景色が広がっており、ぶらぶら歩くだけでも楽しい場所です。
新宿は、自宅の最寄駅から20分ちょいでアクセスができるため、社会人になってから100回以上足を運んでいます。その為、カメラを片手に庭感覚でスナップ写真が撮影できます。
いつの日か、路地の写真を撮影し(人や店内を撮っていた訳ではなくあくまで路地)、吉祥寺の居酒屋花ちゃんの店主さんにブチギレられた経験がある為、今回は営業店には注意を払いながら撮影しました。
居酒屋花ちゃんの店主さんにブチギレられた日の撮影記事はこちら↓
今回使用したフィルムについて
使用したフィルムカメラは、ニコンF3 HPです。
使用したフィルムは、富士フィルムのX-TRA400です。
フィルムの特徴は、癖のない素直な写りがするとの事。自分は、iso400のフィルムを使用するのが今回初めてであり、デジタルカメラの感覚だと薄暗い環境や曇り空の下で使用するイメージです。ちょうど天候も曇りだったので、手探りで色々使用してみました。
新宿で撮影したフィルム写真
新宿大ガード西交差点
Nikon F3 HP Ai Nikkor 50mmf1.4
新宿西口から徒歩すぐの新宿大ガード西交差点で撮影した写真です。
この場所を最初に歩いたのは、まだ大学生だった2011年5月です。当初は、新宿と言う土地自体全く知らず、スマートフォンも持っていなかった為、書面の地図で目的地を探した記憶があります。自分がスマホを手にしたのは就職と同時の2012年ですが、無料のGoogleマップ等、本当に便利な世の中になりましたね。
アプリなんて10年前は馴染みがありませんでしたから。
新宿大ガード交差点から東側を見ると、行き交う人の群れ、中央線高架、そして、新宿アルタ前で知られる歌舞伎町エリアのビル群が広がっています。この迫力ある都会景色が好きで、50mmと言う絶妙な焦点距離がバランス良く全体像を捉えてくれました。
フィルムのX-TRA400の写りはどうでしょうか。曇り空で暗いイメージがあるものの、発色は悪くない気がします。
思い出横丁
Nikon F3 HP Ai Nikkor 50mmf1.4
新宿西口にある思い出横丁の入り口まで来ました。
吉祥寺のハーモニカ横丁は日中静かですが、新宿の思い出横丁は日中も賑わっているようです。個人的に、スナップ写真の撮影は35mmが好きですが、50mmだと圧縮効果が出始めるのでこれもまたいいですね。
Nikon F3 HP Ai Nikkor 50mmf1.4
思い出横丁の路地内に入ってみました。
日中なので、ところどころでシャッターが閉まっており、店内を気にせずスナップ写真が撮影できます。ちょうど桜が満開の季節でしたが、天井の花は飾りです。
Nikon F3 HP Ai Nikkor 50mmf1.4
50mmで背景ボケを活かした写真も撮りたい。
オールドレンズは絞り開放で極端にピントが甘くなり、ポートレート以外ではあまり使いたい気持ちになりません。その為、f2.8(確か)に絞り、手前のちょうちんにピントを合わせてシャッターを切りました。手前のちょうちんと、背景に溶ける思い出横丁の文字、そして表通りを行き交う人々のシルエット。個人的に、構図もボケもかなり好みな写真となりました。
光学ファインダーは本当に苦手な自分ですが、よくガチピンで撮れましたな。。。
新宿副都心の超高層ビル
Nikon F3 HP Ai Nikkor 50mmf1.4
新宿西口と言えば、東京モード学園をはじめとした超高層ビル群が立ち並びます。
社会人一年目だった2012年7月。ニコンのレンズを修理に出す為、初めて新宿のニコンサービスセンターに足を運んだのですが、この景色に圧倒されたのを覚えています。この異形とデザインが目を惹き、来る度にシャッターを切ってしまいます。
まあまあ水平軸もバッチリですな。
新宿西口の路地
Nikon F3 HP Ai Nikkor 50mmf1.4
新宿西口のヨドバシカメラを抜けると、居酒屋街などの路地が広がっています。
レモンサワーの看板や、奥に見える女性の口の看板が絵になる為シャッターを切りました。このエリアは、通行人が非常に多く、シャッターチャンスが難しいです。たくさんの人物が写り込んでしまいましたが、これでも少ないタイミングでシャッターを切ったつもりです。
※風景写真の一部に偶然映り込んだ人物写真は、基本的には肖像権の侵害に含まれません。しかし、もし本人様が不快に感じ削除依頼を申し出る場合はコメントよりお願い致します。
Nikon F3 HP Ai Nikkor 50mmf1.4
東京モード学園のビルが真正面に見える路地を見つけました。
手前で圧縮された商店街、郵便局の赤いマークが印字されたビル、その奥に聳える超高層ビルが新宿西口らしい景色。都会好きにはたまらない一枚となりました。
昼食のカツ丼をパシャリ!
Nikon F3 HP Ai Nikkor 50mmf1.4
自分は普段はあまり外食をしません。
この日は、無性にカツ丼が食べたくなり、その場でGoogleマップで調べました。すると、目の前に蕎麦屋さんがあり、一人でふらっと入りました。古そうなお店でしたが、外人アルバイトさんの元気ある接客は良かったです。
Nikon F3 HP Ai Nikkor 50mmf1.4
座席を立つこともできず、50mmでのフィルムカメラでのテーブルフォトはこんな感じに。
ピントの山はカツ丼の淵に来ており、もう少し望遠寄りに回す必要がありました。暗かったので絞る事もせず、この写真は失敗と言った感じです。
まとめ
東京の新宿で撮るフィルムカメラでのスナップ写真、いかがだったでしょうか。
デジタルカメラに比べて、フィルムカメラはシャッターを切るまでに追い込む要素(ピント・構図・手ブレ・設定等)に時間を要します。その為、人が混雑するエリアでは、なかなか気を遣う事を知りました。その為、αと併用し三脚を据えてた風景撮影スポットに持ち運ぶには余裕が持てていいと感じました。
2022年の春から最近にかけて、休日は偶然にも雨や曇り空が続き、なかなか快晴の中でのフィルム写真が撮れていません。
今後の予定ですが、GWに連休を取り、この↑友人三人で今度は東北地方へ桜と星空撮影に遠征旅行に行く計画を立てています。今の所、ドローンにジンバルも持っていく予定ですが、もしかしたら、フィルムカメラも持っていくかもしれません。
ただ、天気があまりに不安定なのでプランが変わるかもしれません。
それではまた。