東京の夜景撮影で光害カットフィルター「スターリーナイト」の効果を比較してみた!

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こんにちは。

今年に入り、星空撮影用に購入した光害カットフィルターが何枚かあります。その中でも、最も定番商品である「ケンコーのスターリーナイト」を、東京の夜景撮影で使用してみました。

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東京の夜景撮影でスターリーナイトを使用

光害カットフィルターとは、人工が作り出した街明かりなどの光を軽減・カットしてくれるフィルターです。写真撮影においては、夜景や星景写真、星野写真(星雲、星団、彗星)を撮影する際に使われ、街明かりなどの不要な光を除去し、星の光を透過させる効果があります。

そんな魅力あふれる光害カットフィルターの中でも、最も定番商品と言われているのが、ケンコーのスターリーナイトと言うフィルターです。

光害カットフィルターについて紹介した記事は、このブログでも過去に書いた事があるので、もし興味のある方はご覧ください。

夜景や星空の撮影に使える光害カットフィルターを紹介します。

以前に、星空撮影でスターリーナイトを使用した事があるのですが、東京の夜景で使用してみた場合、どんな効果があるのか。これはずっと前から試してみたいと思っていました。

iPhone11で写した撮影風景

ただ、夏前後の東京の夜景撮影は、色々問題だらけなので撮らず仕舞いでした。9月に入ったこの日でさえ、降水確率が0%にもかかわらず小雨が降り出し、湿度は高いは空は曇っているは、日の入りがそこそこ遅い為帰宅時間が遅くなるは、歩いていると汗をかくはで色々と大変でした。やはり、夜景撮影は日没が早く空気が澄んでいる冬が向いていますね。

スターリーナイトの作例

ここからは、光害カットフィルターを使用していない作例と、実際にケンコーのスターリーナイトを装着して撮影した写真を並べて紹介します。

カメラ機材はα7III+SEL2470GM2を使用。場所は東京の某夜景スポットで、70mmの縦構図で撮影しています。ポイントは、新宿にある東京都庁のライトアップです。

ホワイトバランスや絞り値などの撮影設定は両者ともに全く同じであり、効果の違いが出やすいよう、Lightroomで彩度をやや高めに後処理しています。

スターリーナイトなし

スターリーナイトあり

スターリーナイトの比較画像

まとめ

今回は、ケンコーの光害カットフィルター「スターリーナイト」を使用し、東京の夜景での効果の違いを見てみました。

実際に使用してみた感想ですが、思っていた以上に印象の違う絵になり正直驚きました。イメージとしてはホワイトバランスを何百ケルビンかいじった感じ。自分は今までも、光害カットフィルターなしが暖色系、ありが寒色系に変わると認識していましたが、まさかここまで違いが出るとは思ってもいませんでした。この辺りは本当に好みですし、正直ホワイトバランスの調整でもカバーできると思います。個人的には、空の色もまるで変わってしまい、正直光害カットフィルターがあると不自然と言うか違和感のある写真になる気もしました。

もう一つ気がついた事は、カラフルにライトアップされた東京都庁の色味(彩度)が、光害カットフィルターを使用する事で綺麗に(高く)写る点です。これは夜景撮影においては、完全にメリットと言っていいでしょう。暖色系のハイライトがカットされ、街灯などのハイライトも抑えられている気がします。

今回の東京での夜景撮影を経て、恐らく光害カットフィルターの効果の出方は、夜景の種類や天候でもかなり違いが出るのではないかと予想がつきました。次回の夜景撮影は、雲の全くない湿度の低い環境で行い、効果の違いを見てみたいと思います。

それではまた。

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