こんにちは。
今回紹介するのは、埼玉県にある絶景の写真スポット「あけぼの子どもの森公園」で撮影した紅葉ライトアップの写真になります。この場所の存在は前々から知っていましたが、実際に足を運んでみて、関東にこんな美しい風景がある事に正直驚きました。
今回の写真の記事、是非ご期待ください。
目次
あけぼの子どもの森公園について
あけぼの子どもの森公園とは?
爽やかな風や木漏れ日を感じながら、誰もがそれぞれくつろげる空間です。
平成9年の開園から20年を過ぎてもなお、たくさんの人に世代を超えて愛される、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園。この公園は、北欧の童話作家として有名なトーベ・ヤンソンとの手紙のやり取りから生まれました。
トーベ・ヤンソンの想いは、公園内のいろいろな処にちりばめられています。子どもも、大人も、生き物も、草花も。それぞれがお互いを受け入れ、自由に時間を過ごす。そんな空間が、トーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園です。
トーベ・ヤンソン:1914年、ヘルシンキ生まれ。
画家、挿絵作家、風刺漫画家、小説家、童話作家であり、フィンランドが生んだ偉大な作家のひとり。「ムーミン」シリーズを発表し、世界的に高い評価を獲得。国際アンデルセン賞をはじめ、数多くの賞を受賞。文章の引用:あけぼの子どもの森公園のは公式ホームページより。
きっかけはインスタ映えで話題だった!
自分が あけぼの子どもの森公園を知ったのは、SNSに投稿された写真がきっかけです。
そこには「ムーミンの世界」と言うタイトルで、木々に囲まれた小橋とかわいい小屋が池にリフレクションする写真が投稿されていました。そははまるで、おとぎ話の世界のようで美しく幻想的でした。
場所を調べると埼玉県と書かれており、当時、確かムーミンのテーマパーク?だかあったような、、、。程度で、特に撮影に行こうとは考えていませんでした。それがもう数年前のお話になります。
来たる2022年現在、先日にも書いた通り石垣島に写真撮影の意欲を全振りした為、今年の秋は紅葉の写真を一枚も撮影していませんでした。そんな中での予定のない土日休みの夜。インスタグラムに、当時見たムーミンの世界の写真が、紅葉+ライトアップで投稿されており、その美しさに思わず手を止めてしまいました。
調べると、普段平日は17時閉園してしまう公園が、この季節のみ土日祝日が21時まで開園し、特別ライトアップするとの情報が。これ、明日の日曜日を逃すと紅葉のピークは過ぎますし、今しか撮れないではありませんか。更に、路線情報を調べると、我が家から一時間と思っていた以上に近い!と言う事で、撮影に行くに至りました。
ちなみに、最寄駅の西武池袋線元加冶からは徒歩20分かかり、いろいろなサイトを見ていると車でのアクセスを推奨していました。
基本情報
- 所在地:〒357-0046 埼玉県 飯能市 大字阿須893番地の1
- アクセス:西武池袋線元加治駅より徒歩約20分
- あけぼの子どもの森公園の公式ホームページはこちら。
撮影した紅葉ライトアップの写真
定番構図!これがインスタ映えした写真
α7III+SEL2470GM2
α7III+SEL2470GM2
インスタ映えで人気の「あけぼの子どもの森公園」を象徴する定番構図。
縦構図と横構図の2枚を並べて載せてみましたが、いかがでしょうか。個人的に、もはや欠点のない風景です。主題の小屋や周辺の木々の紅葉。それらをリフレクションさせる美しい池。そして何より、奥に続く遊歩道と右奥から差し込む光。どれをとっても、幻想的でありまさに絵画です。これが、関東で鉄道で行ける撮影地だなんて正直驚きました。
実際に足を運んでみて気が付いたのですが、右のメタセコイア並木の奥から差し込む光、これ球場なんですよ!写真だけ見ると、太陽や月の光を想像しますよね?この全てがベストマッチした光景に本当に驚いてしまいました。
編集に関してですが、フィルターやLightroomの段階フィルター等は使っておらず、もっと追い込めば現像して額に飾ってもいい作品になると思います。
今回定番構図を撮影したレンズは、ソニー純正の標準ズームレンズ「SEL2470GM2」一本です。個人的には標準から中望遠で撮影した写真が好みでしたが、35mmの縦構図とかもなかなか絵になりました。これより望遠になると、紅葉の割合が減り水浴び小屋のリフレクションも切れ始めるので、望遠レンズは不要でしたね。
撮影地の環境や雰囲気
α7III+SEL2470GM2
三脚を立てられる足場にフォーカスを当て、ぐっと後方に下がって撮影してみました。
あけぼの子どもの森公園の定番構図はこの場所一択です。ざっくり説明すると、東西に長い園内の入口は南東の端にあります。その為、入園したら南側の遊歩道をまっすぐ西に向かって歩きます。すると、園内の最西端に到着します。わんぱく池があるこの場所が撮影地です。
17時半過ぎに到着すると、想像以上に暗かったわんぱく池。そこには、カメラマン(三脚)5人程度並んでいました。また、循環はそこそこ早く、横並びができる為のんびり撮影を行う事ができました。
カメラマン対観光客の比率は半々くらいで、やはり観光地としての知名度の方が高い印象を受けました。また、前方では三脚を使用しローアングルで撮影するカメラマン、後方では立位でスマホをメインに撮影する観光客と言った立ち位置となります。
α7III+SEL2470GM2
人が立つとこんな感じになります。
ここ、手前にライティングしてくれる外灯があるので記念写真に最適ですね。こうして見ると、有料カメラマンのポートレート撮影地としては最高の場所ですよ。ランプを持たせてポーズしたり、や仮装なんかして撮ると面白いかもしれません。
自分が写真撮影に行くうえで、撮影地の環境を知る事は非常に重要です。足場の環境や広さ、三脚は使用できるのか。カメラマンと観光客の比率やその多さ。それにより、実際に撮影に行くのをやめる場合もあります。
例として、静岡県南伊豆エリアの下田市にある爪木崎灯台の定番構図ですね。あそこは条件さえ合えば何度でも通いたいですが、混雑状況を知っているからこそ行きません。
こう言うカメラマンにとって欲しい情報が発信されている媒体はなかなかなく、SNSではTwitterでわずかに呟かれている程度。個人的に、撮影地の環境や雰囲気を情報発信・拡散する事は誰のデメリットにもならず、むしろ各々準備や選択の余裕が持てるので有益な情報だと思っています。
また、写真ブログこそこのような情報発信に最適なツールだと思っています。
その他も美しい園内
風景写真の観点で あけぼの子どもの森公園について調べていると、上記で紹介した定番構図ばかり出てくるので、園内でその他の構図も撮影してみました。
意外にどこを切り撮っても絵になる場所でした。
わんぱく池の水浴び小屋
α7III+SEL2470GM2
撮影を切り上げ、入り口に戻りつつ園内を散策しました。
こちらは、わんぱく池の水浴び小屋と遊歩道を写した写真です。建物ひとつひとつが可愛らしく、普通に観光しても楽しそうです。
たきぎ小屋
α7III+SEL2470GM2
個人的に気に入っている構図ですが、たきぎ小屋も灯っていて欲しかったですね。
ムーミン屋敷とムーミン橋
α7III+SEL2470GM2
スマホカメラマンも含め、誰もがカメラを向けたくなるムーミン屋敷。
吉祥寺にある てまりのおうち/てまりのおしろ の世界と非常に似ており、やはりおとぎ話をイメージしている事が分かりますね。中に何があるのか、自分は知りません。
イルミネーションを添えて
α7III+SEL2470GM2
最後はクリスマスイルミネーションを添えた一枚です。
まとめ
あけぼの子どもの森公園で撮影した紅葉ライトアップの写真、いかがだったでしょうか。
ここは新緑の季節や日中の写真もそこそこ絵になるのですが、自分の重たい腰を持ち上げるには至りませんでした。ただ、この時期にしか見られない紅葉ライトアップだけは、翌日に撮影に行ってしまう程のインパクトと魅力がありました。
園内マップを見ると、今回自分が行かなかった北東エリアまでけっこう広く、家族連れやデートで日中訪れると楽しいかもしれません。また、カメラ初心者やカメラサークルで来ても満足の行く場所だと感じました。
最後にちょこっと調べましたが、埼玉県に「ムーミンバレーパーク・メッツァヴィレッジ」と言う有料の施設は別であるそうです。あけぼの子どもの森公園は、このクオリティで入営無料(入口にゲートあり)なのは素晴らしいですね。
皆さんも是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。