こんにちは。
こちらの動画は、10月に書いた記事でも紹介したものです。ジャンク品を転売屋が高価格で転売していたレンズがその後どうなったのか、その様子に驚いた為紹介します。
目次
今回転売されていた水没したレンズ
今回転売されていたのは、ソニーのEマウントでは超高価なレンズです。それがフルサイズセンサー対応で、大三元レンズの中の超広角ズームレンズである SEL1635GM です。
ざっと経過を書くので、気になる方は前回自分が書いた記事をご覧下さい。
・カメラ屋さんが水没したカメラを69000円のジャンク品として出品。
・転売屋が落札し、約18万円で出品。その際、水没した事は隠していた。
・数名のユーザーの指摘があってか・詳細が不明な為かなかなか落札されず。
ここまでが前回の記事の経過です。その後、ひと月ほどこのレンズの事を忘れていたのですが、ちょっと気になって調べてみると、その後驚く事になっていました。
転売されたレンズのその後
転売されていたのは確か10月の話ですが、12月に入った頃に気になり、ヤフオクでSEL1635GMの落札相場を調べてみました。すると、水没を隠蔽されたSEL1635GMが落札されていたのです。
何と、11月20日に130,999円で落札されていたのです。手数料分がありますが、この転売屋は、購入金額(69,000円)より6万円以上も高値で転売していたのです。そしてそれができた事は勿論、水没した事を隠して売ったからです。凄いですよね。これがカメラ転売の闇です。
今回このレンズを購入したユーザーは、まさかこんな経緯があるレンズだったとは知るはずもないですし、本当にかわいそうです。が、しかし、これで終わらなかったのです。
ブログ記事を書いている本日、メルカリで「SEL1635GM」を検索してみたのです。自分も暇ですよね(笑)。この後見たもの、読者のみなさんはもう想像ができたのでは?
この光景を見てピーンと来ました。何と、先日120,000円で売れていたSEL1635GMがあったのです。では時系列はどうか…。メルカリは詳細な完売日時が分かりません。ただ、勿論自分は11月にもメルカリをチェックしており、この完売履歴はありませんでした。12月のチェックで一番上の列に掲載。時系列は間違いありません。そう思い、クリックしてみました。
ガーン!!!!!予想が的中。レンズの斑点模様が、先々月にヤフオクで転売されていた物と全く同じではありませんか。これは酷い!!!
転売屋のレンズを130,000円で落札した騙されたユーザーが、レンズが不具合品だと気づき、同じく転売していたのです。それも、ヤフオクでは売れないと知ってかメルカリで…。
120,000円で売っている辺り、手数料分を引かれてもできるだけ損をしない価格設定である事が容易にわかります。これを見たときはかなりショッキングでした。
本当に以前に転売されていたレンズと同一商品なのか。その可能性は詳細を見ると確信に変わりました。「AFが正常にきく、その他は素人で分からないのでジャンク品」等、今までの転売で使われていた文章内容と一致しているのです。
まとめ
いや~。前回の内容「水没した事を隠して転売していた」だけでもショッキングだったのですが、今回の内容はさらにショッキングでしたね。
騙されて商品を買ったユーザーが、同じように商品を転売していたのです。ただ、この行動に出るのは人間の心理としては普通なのかもしれません。不良品を中古ショップに持って行ってもお金になりませんし、自分は高値で買ってしまった。となれば、同じようにヤフオクやメルカリで売ってしまおうと思います。
こうして見ると、このSEL1635GMはずっとネット上で転売され続けているのがわかります。やはり、前回自分が書いた対策案、ヤフオクやメルカリなど全てのサービスで「商品製造番号の記載を義務付けする」必要があると感じます。
これにより、ネット上で複数回出回っている商品かの判別がつきます。これ、多くのユーザーが意見を上げれば採用されないかなぁ。かなり有効だと思うのですが…ヽ(・∀・)ノ。
いずれにせよ、ヤフオクやメルカリでカメラ機材(に限らず)を買う際は、慎重に!