こんにちは。
前回の記事では、ニュージーランドをドローンで空撮した映像を公開しましたが、今回は素材としてテカポ湖で撮影した「静止画の空撮写真」を紹介します。
目次
はじめに
2020年に空撮用ドローンを手にしてからはや四年。
遂に海外の写真撮影にドローンを持ち出しました。海外旅行に初めて行った2016年当時は、治安やスリのリスクから一眼カメラは持ち出さないと決めていました。
しかし、今現在はフルサイズ一眼カメラ三台にジッツオの三脚、そして大三元レンズ等々を当たり前のように持ち出すようになった自分。追加で海外にドローンを持ち出すようになったのは、カメラ人生の大きな成長と言えます。
世界各国に写真撮影に行く事で人生の幸福度が上がると感じている自分。
一般的に、海外に写真撮影を目的に行動する写真家を「トラベルフォトグラファー」と言います。今現在、テレビ番組等の様々な企業から写真の使用依頼が来るようになり、自分の写真が売れる「カメラ実績」が増えて来ました。
ニュージーランドで遭遇した緑色のオーロラ
これは、単なる写真は趣味活動と言う領域を超えており、機材投資や撮影内容、その実績から写真家を名乗っていい領域に来ていると確信しています。いえいえ、サラリーマンとして本業を行いつつも、ここまで情熱を持って写真活動を行う自分は、有名な写真家より凄いでしょうよ!はい!ちょとイラっとしましたね読者のあなた!
この記事では、海外で活躍する写真家=トラベルフォトグラファーである自分が、ニュージーランドで捉えた絶景の空撮写真を公開します。
是非ご期待下さい!
テカポ湖で撮影した空撮写真
ここでは、ニュージーランドで撮影した空撮写真を掲載して行きます。
テカポ湖と浮島のモツアリキ
トワイゼルの朝から二日後の夜は、ニュージーランドで有名なテカポ湖で星空を撮影。
ニュージーランドの観光・絶景スポットと言えばテカポ湖であり、空撮の計画を立てていました。ただ、何も考えずに湖上を空撮しても絵になりません。そこで、事前情報で浮島「モツアリキ」がある事を知りました。
こちらが、浮島「モツアリキ」です。
テカポ湖の青色は勿論綺麗なんですが、晩秋を迎えた針葉樹や島の形状そのものが本当に美しいです。写真の奥に見える丘がマウントジョン天文台、その左下が市街地ですね。
別の角度からも空撮してみました。
ちょっと高度を下げると、針葉樹が水面に写る為それも美しいです。
構図が上下左右前後と無限に存在するのがドローンでの空撮。楽しい反面、バッテリーの制限がある為難易度も高いです。また、ニュージーランドの法律では高度120mと日本よりも30m低い為、高く飛行する事ができません。
※Googleマップでリフレクションした美しい写真が掲載されていますが、あれは絶対に法律の制限高度を超えています。
木の生えていない海岸の形状や、針葉樹の樹形と朝の日差しが作る陰影。これは撮影する方角によってかなり印象が変わります。
来たの方角にドローンを向けると、標高の高い残雪の山々が広がっています。
あの奥にマウントクックがある事を考えると、サザンアルプスの一角でしょうか。
モツアリキの間近まで寄ってしまうと、今までのような浮島の印象がありません。
ただ、針葉樹が本当に綺麗なので絵になります。
最後は離陸ポイントにドローンを帰還させて撮影した空撮写真。
すると、徒歩圏内に点々と美しい針葉樹「ポプラ」が見えます。これ、帰路の車の中からも確認できたのですが、天の川と木のシルエットで絡めたい被写体でした。ちょうど天の川の移動の方角も東から北(南半球の為)なので、次回(なんてあるのか?)狙います。
浮島のモツアリキに関して。
地図の見方や地理に詳しい方は、アクセスポイントが複数ある事を一目で分かると思います。目視補助者が複数人居ましたが、肉眼で確認するよりもモツアリキまでの距離は遠く、緊張感のあるフライトでした。
今回の空撮で使用したドローン
今回空撮に使用したドローンは、Mavic3classicです。
信頼性抜群の安定した飛行性能と持続性の高いバッテリー。そして、マイクロフォーサーズセンサーと24mm単焦点レンズと言う最高のカメラ性能。海外旅行に持参するにはお世辞にもコンパクトとは言えませんが、空撮写真を重要視するならまず間違いない機種です。
ドローンは自分の写真表現法の大きな武器であり、絶対に手放せない相棒と言えます。
ニュージーランドをドローンで空撮する方法
当然ですが、ニュージーランドにも航空法が存在し(例えば日本や高度150m未満に対し120m未満)、飛行可能なエリアやそうでないエリア等の厳格な規定が存在します。航空法による禁止エリアの確認は、Air Shareと言うアプリを使用して確認を行います。
実際、飛行できそうなテカポ湖においても、観光地のある南端は全面飛行禁止になっています。また、マウントクック国立公園は空港が近く、国定公園である事から個人での空撮は禁止です(商業目的の場合に限り、特別な申請を行えば可能)。
そして、航空法の禁止エリア外であっても、管理局からの規定がある為チェックが必要です。
驚いたのは、プカキ湖の南東エリアは航空法では禁止エリア外でしたが、自分が空撮したい展望スポットには、無人飛行機のドローンは禁止と看板に書かれていました。
※この記事は解説目的ではなく、ルールも年々変化する為詳細はお調べください。
まとめ
今回は、写真家の自分が初めて海外のニュージーランドにドローンを持ち出した話。
そして、観光地としても有名なテカポ湖で撮影した空撮写真を紹介しました。
ニュージーランドの空撮は想像していた以上に美しく、トラベルフォトグラファーである自分の写真人生に大きな影響を与えてくれました。
それではまた。