群馬の草津白根山で湯釜を撮影!@関東最大級の絶景写真スポット

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こんにちは。

今回紹介するのは、自分が関東最大級の絶景スポットだと感じた、群馬県 草津白根山の火口湖「湯釜」の風景写真・空撮写真になります。

現在、噴火警戒レベルにより草津白根山の湯釜付近は立ち入り禁止となっており、今後もどう環境が変わっていくか分からない為、今のうちに記録に残す事にしました。

ここは本当に日本離れした非現実的な絶景な為、是非期待してご覧下さい。

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関東最大級の絶景!草津白根山の「湯釜」

草津白根山とは

草津白根山は、群馬県の吾妻郡草津町にある標高2160mの白い山であり、現在も火山活動の続いているいわゆる「活火山」です。草津白根山の正式名称は白根山ですが、他にも本白根山と言う山がありますよね。つまり、本白根山と区別する為に、草津白根山と言う名前がついたそうです。余談ですが、逢ノ峰と本白根山(2018年に噴火)、草津白根山を含めた三山の総称を指すこともあるそうです。ちなみに、標高が一番高いのは、標高2,171mの本白根山です。

湯釜とは

そんな草津白根山ですが、その火口は火口湖となっており、湯釜(ゆがま)と呼ばれています。湯釜は直径約300m、水深約30mある淡く美しいグリーン色(火山ガスが溶けて塩酸・硫酸となった為)をした火口湖です。ウィキペディアによると、pHが1.0前後あり、世界でも最も酸性度が高い湖だそうです。

撮影のきっかけと湯釜展望台について

ここでは、絶景の湯釜との出会いについて語りたいと思います。

自分は長野出身であり、幼少の頃から両親に山や海へ連れて行って貰っていました。そんな事もあり、風景写真を撮影する事が大好きな訳ですが、時は遡り物心ついた中学時代のお話。

自分の頭の中には、微かな記憶がありした。それは、険しい山道を登った先の展望台。遠方に見えたのは緑色の湖であり、その景色はあまりに幻想的でした。

画像:2010年に撮影した湯釜展望台からの下山景色

また、下山した先には美しい木道と池があり、鴨が戯れていました。標高が高い事もあり、空は青く濃く、自分の心に刻まれた美しい景色でした。これが恐らく、自分がまだ小学校時代の記憶です。

画像:2010年に撮影した火口湖「湯釜」の遠方側の展望台

その後、高校生・大学生となり、あの景色はどこだったのだろう。そんな事を考えながら、幼少の頃に訪れた絶景の名所へ、趣味となった写真撮影に出かけるようになりました。そして迎えた大学時代の2010年9月、父親と二人で志賀草津高原ルートへドライブに行きました。そこで再開したのが、幼少の記憶だった「湯釜」です。そうです、長野県の志賀高原エリアから志賀草津高原ルートを抜けると草津白根山があり、当時はこのルートをドライブした訳です。草津白根山の湯釜には、火口湖の縁にも展望台が設置さているらしく、両親から聞いた話では、昔は本当に火口湖ギリギリまで行けたと言います。(2021年現在は火口縁および、遠方の展望台も立入禁止区域)。

その後、噴火警戒レベルは引き上げられ、2018年の本白根山の噴火時は、噴火警戒レベルが3に達し、入山規制が行われました。ちなみに、2021年夏現在は、噴火警戒レベル1であり、火口半径500m以内が立入禁止区域となっています。つまり、遠方の展望台の広い駐車場ですら、全面にロープが貼られ車を駐車する事すらできなくなっています。

2021年現在、コロナ禍で海外旅行に行けなくなった自分が始めたのが動画撮影と映像制作です。そして、無人飛行機=ドローンによる空撮こそが、この絶景をもう一度見る事ができる唯一の方法でした。環境省および管理国立公園に事前に問い合わせ・計画を実施し、ついに草津白根山「湯釜」の空撮映像・空撮写真の撮影に成功しました。

基本情報

  • 所在地:〒377-1711  群馬県吾妻郡草津町草津
  • アクセス:
  • 長野駅から志賀草津高原ルート経由にて二時間関
  • 越道渋川伊香保ICより草津方面へ2時間

草津白根山で撮影した湯釜の写真

ここからは、草津白根山で撮影した湯釜の写真を紹介します。

火口湖縁の展望台は、自分が物心ついた頃には立入禁止区域となっていた為、行った事すらありません。その為、遠方の展望台から撮影した写真になります。

2010年9月の湯釜

Nikon D90 VR Nikkor 18-105

こちらは、自分がまだ大学生だった2010年9月に撮影した、草津白根山の湯釜の写真です。

火口付近は火山灰により植物が生えておらず、白濁した美しいグリーン色の火口湖はとても幻想的でした。また、雲が広がっていたものの、間から見える空は青く濃く、右奥に広がる草津の山々や針葉樹林帯がとても綺麗でした。

この時は、デジタル一眼レフのニコン D90レンズキットを使用しており、全てオート・jpeg撮って出しで撮影していました。それでも、CPLフィルターはちゃんと使っていました。

Nikon D90 VR Nikkor 18-105

D90のキットレンズは35mm換算で約150mmまで寄れます。

火口湖をズームして撮影する事で、迫力ある景色を切り撮る事ができました。

2012年8月の湯釜

Nikon D90 VR Nikkor 16-85

こちらは社会人一年目の2012年8月、東京から実家に帰省した際に撮影した湯釜です。

この日は曇り空であり、辺り一面が霧で全く見えなくなる事もありました。ニ年前の秋に訪れた快晴の湯釜とは、また違った表情を見る事ができました。

ちなみに、この時使用したレンズはちゃんとアップグレードしており、高解像で定評があったVR Nikkor 16-85mmでした。

ドローンで空撮した湯釜

あれから長い年月が経ちましたが、噴火警戒レベルが下がるのを待ち侘びていました。

思い返せば、ドローンを始める前の2019〜2020年はじめ頃。どうしても、湯釜をソニーのデジタル一眼カメラαで撮影したいと思い、一度アクセスしました。しかし、志賀草津高原ルートの先が完全に道路閉鎖されており、行くことができませんでした。

そんな中で迎えた2021年夏。噴火警戒レベルがステージ1に下がったとの情報を耳にしました。ステージ1に下がったと言っても、火口から半径500mには入れない為、展望台には入れません。しかし、手元には2020年に手に入れた新しい相棒、ドローンのMavic2があります。

送信機からの伝送距離は4km以上可能。事前に環境省や管理国立公園に問い合わせを行い、、遠方からのロングフライトで、草津白根山の火口湖「湯釜」の空撮に挑戦しました。

空撮映像

こちらが、ドローンMavic2で撮影した草津白根山と湯釜の空撮映像です。

撮影設定はD-Log、2.7K(アップロードはフルハイビジョン)のフレームレート60p。動画編集ソフトでの速度調整なし。また、高画質で出力したかった為、初めてDavinci Resolveでの動画編集に挑戦しました。その為、カラーコレクションあり・カラーグレーディングなし・エフェクトやタイトル・テロップ、トランディションは使用していません。

使用感はなかなか良く、これが無料の動画編集ソフトとは思えません。何故こんな素晴らしいソフトがあるのに、Final Cut Proを買ってしまったのかと少し後悔している部分もあります。とは言っても、直感的な操作はFinal Cut Proの方がいい気もします。肝心の画質ですが、出力してみると確かに綺麗ですね。そして色の調整が非常に行いやすい為、今後しばらくはDavinci Resolveをメインに動画編集していく事になりそうです。

空撮写真

ここからは、Mavic2proで撮影した静止画(空撮写真)を紹介していきます。

Mavic 2 Pro 28mm 28mm f8 ss1/320 iso100

2021年現在、地上からは決して見られない草津白根山の火口湖です。本当に美しいですね。

Mavic 2 Pro 28mm 28mm f8 ss1/400 iso100

こちらは、カメラの画角いっぱいに火口湖が入るように写した写真です。

動画を撮りつつ、撮影したい構図を過ぎたら記憶しておきます。その後に動画をカットし、機体を戻してから静止画の撮影を行うスタイルになります。火口湖のような広大な被写体を写すには、やはり28mmでは全く足りませんね。地上150mとは言え、数十メートル下方から離陸している為、山頂付近では高度200m+αに設定し直しても良かったかもしれません。

Mavic 2 Pro 28mm 28mm f8 ss1/400 iso100

離陸ポイントから高度150mで撮影したお気に入りの一枚。

火口湖の荒れた尾根と白い山肌、そして美しい火口湖をダイナミックに写せました。

Mavic 2 Pro 28mm 28mm f8 ss1/240 iso100

火口湖の反対側から、離陸ポイントを振り返って撮影した一枚。

やはり湯釜は順光の方が美しいですね。今回の空撮では、Nisiが出しているMavic2Pro用のPLフィルターを使用しています↓

まとめ

草津白根山の火口湖「湯釜」の写真、いかがだったでしょうか。

地上から撮影できた時代、そして噴火警戒レベルにより無人飛行機でしか見られなくなってしまった現在。見る角度は違っても、今も昔も湯釜は本当に美しい火口湖だと感じました。

そうそう、昔に撮影された展望台からの湯釜+星空や日の出写真を見た事があります。実は自分、噴火警戒レベルを調べる前は、地上の展望台から日の出と湯釜を撮りたいと考えていました。しかし、もうニ度と撮れないかもしれません。そんな中でも、ドローンがあれば、日の出+空撮写真は撮れそうです。

天候次第ですが、10月の連休に友人と星空・空撮ドライブに行く予定なので、ひょっとしたら渋峠や湯釜を再訪するかもしれませんね。

それではまた。

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