こんにちは。
関東や東京でも、もうすぐ紅葉の季節がやってきます。そして、今年新たに東京に紅葉スポットが誕生します。それが、昭和記念公園で行われるイベント「秋の夜散歩」です。
この記事では、2019年の秋から初めて開始となるイベント「秋の夜散歩」にイベント初日に行った様子をレポートします。その為、紅葉写真ではなく、調査に近い形となります。
目次
昭和記念公園の紅葉ライトアップ
茨城県にある国営ひたち海浜公園がネモフィラで有名なように、東京にある国営昭和記念公園もまた、11月に黄葉するイチョウ並木で全国的に有名ですね。昭和記念公園のイチョウ並木は過去に何度も撮影しているのですが、その景色は絶景であり、死ぬまでに見たい日本の絶景と言う本にも掲載される程です。
そんな昭和記念公園ですが、2018年の12月までは、毎年ウィンタービスタイルミネーションと言うイベントが開かれていました。カナールの銀杏並木と噴水広場の周りで行われるイルミネーションは美しく、当時にがっつり写真撮影を行いました。そんな冬のイルミネーションイベントですが、何ともう開催されなくなったそう。つまり、あの噴水広場のイルミネーションは、もう二度と見られないかもしれないのです。自分は過去にたくさん写真を撮っているので、幻のイルミネーションと言う形で、後々記事を書こうと思っています(*゚▽゚*)。
話は戻り、その代わりに2019年から「秋の夜散歩」と言うイベントに変更となったそうです。具体的には、イチョウ並木と日本庭園が紅葉の期間限定でライトアップされると言うもの。これ、大混雑間違いなしの紅葉スポットの誕生です。
と言う事で、まだまだ紅葉の時期には至っていないのですが、「秋の夜散歩」イベント初日の11月2日土曜日に、カメラを持って昭和記念公園に行ってきました。
誰も見たことのない・体験したことのない景色を撮りに行く写真撮影。行く前から胸が躍ります。秋の夜散歩と言うイベントがどんなものか、レポート感覚で見ていただければ幸いです。
秋の夜散歩 の写真
ここからは、昭和記念公園「秋の夜散歩」で撮影した写真を載せていきます。
また、イベントの概要や詳細はホームページに詳しくありますが、後々まとめでも載せます。
かたらいのイチョウ並木
まずは、西立川口から昭和記念公園に入り、かたらいのイチョウ並木を目指しました。
イチョウ並木など全ての消灯は20時半、閉門は21時との事。写真撮影が趣味の方にとって、これは無人のイチョウ並木を撮りたいですよね。結論から言うと、撮影は無理です。詳しく説明して行きましょう。
イチョウ並木の手前と奥の両方に検問があり、通る事に入場チケットの提示が要求されます。
その後イチョウ並木に入るのですが、暗くなる時点で人は絶対にいます。その為、ライトアップ開始の瞬間を狙っても無理です。また、消灯の20時半まで粘ってみましたが、消灯した後もアジア系外国人観光客が大勢おり、紅葉季節外の初日でも無人にはなりませんでした。
こちらが適当に撮影したイチョウ並木。無人で圧縮をかけたら素晴らしいでしょうね。しかし、イチョウ並木の前後入口には検問と撮影用のスタンドが用意され、撮影者は勿論、記念写真を撮影する集団で溢れかえります。この日が土曜日であった為、紅葉最盛期に毎日通えば、もしかしたらいい瞬間が訪れるかもしれませんね。
日本庭園のライトアップ
個人的に本命なのは、日本庭園のライトアップです。こちらは池の辺まで行けば人が邪魔になる事はないですし、いい写真が撮れるのではと思いました。
しかし入口には三脚禁止の看板が立っていました。そうです、日本庭園で三脚は使えません。
日本庭園に入ると、何と撮影スポット(誰もが景色が綺麗だと感じるポイント)には看板があり、三脚禁止の代わりにカメラスタンドが立っていました。ここにカメラを置いて撮影する訳ですが、全く紅葉していないイベント初日でも、待機しないと順番が来ない状況。目の前は本当に絶景ですが、紅葉最盛期にどうなるか、想像するだけでもぞっとしますね。
となりにはこのような看板がああり「その場所、待っている人いませんか? お待たせしました と譲り合って、気持ちの良い写真を撮りましょう」と書いてあります。ただ、この日もずっと張り込む男性がおり、見ているとやはりアジア系の外国人観光客でした。東京駅のキッテや東京都庁展望台の最前列を長時間独占していたのも、中国や韓国系の外国人です。この辺のマナーはどうにかならないのでしょうか…。日本人のカメラマンは比較的若い方やカップルばかりで、お互いに譲り合い声をかけあって撮影していました。言語的な問題もあるんでしょうね。余談ですが、自分が何故ここまでアジア系外国人観光客と人種的に名指しするのか。
それは日本だけでなく、イタリアのミケランジェロ広場や、フランスのモンサンミッシェル撮影ポイントに張り込む方々も、やはり同じくアジア系の観光客でした。ヨーロッパの二箇所でも、黒人さんや欧米系の方が撮影地を独占している姿を見た事がないと考えると、このマナーの悪さはアジア系の人間の特徴だと感じたからです。
橋の方にやってくると、このようにカメラマンが場所を譲り合いながら撮影していました。ここも撮影ポイントであり看板が立っており、橋の反対側にも同じようにカメラマンが溜まっています。この場所も、紅葉最盛期にどうなるのか、想像すると恐ろしいですね。
作例
せっかくなので、ここでは三脚無しで撮影できた写真を少し紹介したいと思います。
α7SⅡ+SEL1635GM 24mm f8 ss6 iso100
先ほどに紹介した、カメラスタンドにカメラを直接置いて撮影した一枚。紅葉最盛期でも、行列を並べばこのくらいの写真は撮れるでしょうね。この写真がインスタグラムなどのSNSに大量に並ぶんでしょうな…。
※ カメラスタンドにミニ三脚が置けてしまいますが、ルール上「日本庭園での三脚の使用は禁止」です。類似の道具を使うのはルール違反です。カメラマンの印象を下げないよう、三脚等の使用は控え、マナーを守りましょう。カメラスタンドが撤去される可能性もあります。
α7SⅡ+SEL1635GM 24mm f8 ss8 iso100
こちらはカメラスタンドのない場所で工夫して撮影した一枚。色々撮りようはありそうです。
まとめ
2019年の秋から始まった昭和記念公園の紅葉ライトアップイベント「秋の夜散歩」、いかがだったでしょうか。
恐らく紅葉最盛期の土日は大混雑になり、カメラスタンド前には行列ができる事が予想できます。また、三脚の使用は他者にしてみれば迷惑行動であり、日本庭園では使用禁止です。イチョウ並木で使う際は、周囲に十分配慮する必要がありそうです。
有名な観光名所だからこそいろいろ制約がありますが、東京を代表する紅葉名所になる事は間違いありません。苦労すれば、絶景が撮影できる事も間違いないですし、是非行ってみてはいかがでしょうか。
イベント概要
◆概要
2019 年の「黄葉紅葉まつり」は11 月2 日(土)~24 日(日)に開催いたします。今年は新しい時代“令和”のはじまりの年。さわやかな秋の訪れとともに黄色や赤に紅葉したイチョウやモミジを園内各所でお楽しみいただけます。今年は日中の景色とともに、「秋の夜散歩」と題して、天皇皇后両陛下の御成婚記念で設置された「日本庭園」や公園の秋の見どころとなる黄金のトンネル「かたらいのイチョウ並木」のライトアップを行います。
イベントパンフレットは作成中ですので、出来あがりましたらお知らせいたします。
基本情報
・イベント期間:2019 年11 月2 日(土)~24 日(日)
・イベント時間:秋の夜散歩 16:30~21:00(点灯17 時・消灯20:30)
・料金:「秋の夜散歩」は通常の公園入園料に別途料金(大人の場合一人+450円)が加算。
ちなみに、噴水がある側のカナールのイチョウ並木はライトアップしません。ご注意を。
詳細な情報は、公式ホームページから収集ください。