こんにちは。
今回の記事は、7月中旬の長野県中央アルプス、木曽駒ケ岳の登山レポートです。
登山前日の夕方、仕事後に東京の新宿を出発し、長野県駒ヶ根市内のホテルに宿泊。
翌日の始発のバスで中央アルプスを目指し、その日に東京に帰ると言うプランです。
目次
中央アルプス木曽駒ケ岳について
長野県にある中央アルプスの中でも最高峰と言われる木曽駒ケ岳。
標高は2956mと非常に高いのですが、アクセスの良さから初心者にオススメの山です。
何と言っても駒ヶ根市からバスとロープウェイを乗り継いで標高2600mまで行けます。
つまりは、長く辛い樹林帯を歩かなくても、普段見られない頂上景色が味わえるのです。
木曽駒ケ岳の登山道や山頂からは、南アルプスや富士山が見えます。
さらに天候が良ければ、御嶽山や乗鞍、北アルプスの槍ヶ岳や白馬岳などが見えるのです。
勿論忘れてはいけないのが、木曽駒ケ岳登山前に千畳敷カールの絶景が見られる事です。
木曽駒ケ岳登山スケジュール
最初に登山スケジュールを振り返ります。
これは一般的な登山スケジュールではありません。
自分がゆっくり撮影をしながらこなした登山スケジュールです。
ちなみに、インターバル撮影(タイムラプス作成)は行っていない為、撮影は比較的短時間。
・6時00分:駒ヶ根駅前から路線バス出発
・6時50分:しらび平からロープウェイ出発
・7時00分:ホテル千畳敷から登山開始
・7時30分:八丁坂
・8時00分:乗越浄土通過
・8時10分:宝剣山荘通過
・8時30分:中岳通過
・9時00分:木曽駒ケ岳山頂
中央アルプス木曽駒ケ岳登山で撮影した写真
千畳敷カールから登山開始
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f5.6 ss1/250 iso100
朝の7時にホテル千畳敷に到着。千畳敷カールから木曽駒ケ岳山頂を目指します。
千畳敷カールで撮影した写真は、別の記事で紹介してありますので是非ご覧下さい。
八丁坂を登る
α7Ⅱ+SAL1635Z 35mm f8 ss1/160 iso100
八丁坂と言えば千畳敷カールから乗越浄土へ続く、木曽駒ケ岳登山一番の難所です。
正確には中岳迂回路が一番の難所らしいのですが、通常ではここが難所ポイントです。
それはそう、写真に写っている急斜面を登るわけですから。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/125 iso100
お馴染みの看板を撮影。ここを登るのは今回で二回目になります。
このポイントか急な登山道になり、本格的な登山装備が必要になります。
α7Ⅱ+SAL1635Z 24mm f8 ss1/250 iso100
こちらはホテル千畳敷、駒ヶ根市、南アルプス方向を見下ろした様子。
少し登っただけでこの景色。下に歩いている登山者を見ると、スケールが分かりますね。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/125 iso100
信じられない程急な斜面ですが、S字を描く登山道が上へ上へと運んでくれます。
写真は急斜面に咲いていた高山植物の花畑とカールの様子。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/160 iso100
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/80 iso100
α7Ⅱ+SAL1635Z 26mm f8 ss1/400 iso100
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/125 iso100
乗越浄土を超える
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/200 iso100
急な登山道である八丁坂を登ると、乗越浄土と言う尾根が広くなった場所に到着します。
写真の正面は北方面、中岳・木曽駒ケ岳方向です。
ここでも十分山頂気分が味わえるのですが、今回は先を目指します。
その前に、乗越浄土から見える景色を写真におさめます。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/200 iso100
西方向。尖った大きな山は宝剣岳。その隣には宝剣山荘があります。
宝剣岳は上級者コースですが、一昨年に登ったので今回は登りません。
今回は木曽駒ケ岳と馬の背・濃ヶ池ケースを歩くのですから…。
宝剣岳の登山レポートも、後々記事にしようと思います。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/160 iso100
宝剣岳と下界のホテル千畳敷を入れて撮影。宝剣岳から滑落したら命はありません。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/250 iso100
乗越浄土から東方向の伊那前岳を撮影。こちらも登山者は少ないようです。
α7Ⅱ+SAL1635Z 35mm f8 ss1/320 iso100
南アルプスの中央に富士山の頭がはっきりと見えます。
撮影はこのくらいにして先へ進みましょう。
ここから西へ進むと、5分もかからずに宝剣山荘に到着します。
宝剣岳を超える
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/200 iso100
こちらが宝剣山荘です。朝の8時と言う事もあり、人はほとんどいませんでした。
ここから宝剣岳などを少し撮影します。
α7Ⅱ+SAL1635Z 35mm f8 ss1/200 iso100
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/100 iso100
宝剣岳よりもさらに怖い人の顔のような岩。あそこから落ちても終わりですね。。。
中岳を超える
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/200 iso100
写真は宝剣山荘の向こうにある中岳を撮影したもの。これから中岳を超えます。
α7Ⅱ+SAL1635Z 35mm f8 ss1/160 iso100
中岳に登り始めた頃に撮影した写真。上を撮っても飽きるので、振り返って宝剣岳を撮影。
宝剣岳は特徴的な山ですが、中岳から見た姿が一番好きで、何枚も撮影してしまいました。
中岳の麓までは比較的平らな登山道の為、あっと言う間に到着します。
ここから一気に登りが急になります。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/200 iso100
中岳中腹付近でしょうか。振り返り超広角16mmで撮影した宝剣岳の様子です。
左には乗越浄土、一番右の三角山が三沢岳です。
α7Ⅱ+SAL1635Z 35mm f8 ss1/200 iso100
35mmで寄ってみましょう。乗越浄土がよく見えますね。
α7Ⅱ+SAL1635Z 35mm f8 ss1/200 iso100
宝剣岳の西側にはこんな景色が広がっています。宝剣岳の右奥が空木岳。
その右奥の高い山が、南駒ヶ岳です。
さあ振り返ってばかりだと飽きるので、そろそろ進行方向へ目を向けましょう。
中岳の頂上へ到着し、木曽駒ケ岳が姿を現します。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f4 ss1/640 iso100
こちらが中岳頂上から撮影した写真です。木曽駒ケ岳の山頂まで登山道が続いています。
下に見える小屋が、木曽駒ケ岳の頂上山荘、左奥の特徴的な山が御嶽山です。
撮影情報を見て、カメラをやっている方ならアレ?と思ったでしょう。
実は高山植物を撮影していたら、絞り値を上げるのを忘れてしまいました。
ここから木曽駒ケ岳山頂まで、全て絞りf4で撮影すると言う失敗。
α7Ⅱ+SAL1635Z 28mm f4 ss1/1000 iso100
やや寄って御嶽山と木曽駒ケ岳を撮影。今回は本当に天候に恵まれました。
右下から頂上山荘を出発した学生が行列をなして中岳へ登ってきます。
それにしてもこんなに絶景なのに、絞らないで撮影したのが勿体無い。
ここから中岳を一気に下り、木曽駒ケ岳へ登ります。
木曽駒ケ岳山頂
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f4 ss1/1000 iso100
頂上山荘から木曽駒ケ岳へ向かうところです。この辺は細かい岩の登山道が続きます。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f4 ss1/640 iso100
山頂に向かうにつれ、ハイマツに囲まれた登山道らしい道になってきました。わりと急です。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f4 ss1/1000 iso100
無事に中央アルプス木曽駒ケ岳の山頂に到着しました。まだf4で撮影しています。
背景をぼかしていますが、御嶽山がはっきりと見えますね。ここで撮影を続けます。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/200 iso100
このあたりで絞り値がf4になっている事に気づき、f8に絞り直しました。
木曽駒ケ岳山頂から祠と御嶽山を撮影。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/250 iso100
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/125 iso100
木曽駒ケ岳山頂にはこのような祠がありました。
ここから、山頂から見える遠くの山々を撮影しました。
α7Ⅱ+SAL1635Z 35mm f8 ss1/200 iso100
まずは何と言っても登って来た登山ルートを振り返り、宝剣岳を撮影したいですね。
中岳が手前にあり、その登山道がはっきりと見えます。けっこう急なのが分かりますね。
左下に見える小屋が頂上山荘。
中岳迂回路が見えますが、あちらは上級者コースなので一般の方は行かないそうです。
右奥の一番高い山が南駒ケ岳。こう見ると、左奥の南アルプスの高さがよくわかります。
駒ヶ根市と千畳敷カール方面には、もうガスが登ってきているようにも見えます。
α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f8 ss1/125 iso100
こちらは木曽駒ケ岳山頂から北の方角を撮影した写真。
よくよく見ると、穂高連峰や乗鞍岳、立山や常念岳が見えます。白馬岳はやや雲隠れかな。
α7Ⅱ+SAL1635Z 35mm f8 ss1/160 iso100
正面左の高い山が乗鞍岳。右奥の一番高い山々が穂高連峰です。
拡大すると、しっかり槍ヶ岳が見えます。
α7Ⅱ+SAL1635Z 35mm f8 ss1/200 iso100
こちらは乗鞍岳を撮影したものです。少しトリミングもしています。
今思えばSAL2470ZとSEL90M28Gも持ってきていたのに、何故使わなかったのか…。
まとめ
長野県中央アルプス木曽駒ケ岳登山の記事はここまで。
今回は、念願だった中央アルプス木曽駒ケ岳の山頂に登る事ができました。
ずっとテント泊の計画を立て、二連休の快晴と言う条件を待っていました。
天候等でその計画が三年連続失敗。
しかし、テント泊を諦め日中の登山だけなら、こんなにあっさり遂行できたのです。
朝の7時に千畳敷カールを出発し、撮影しながら木曽駒ケ岳に到着したのが9時です。
これで下山では消化不良と言うか物足りない、と言う事で登山計画を一気に変更。
挑戦コースとも言われる馬の背・濃ヶ池コースへ進むことにしました。
これにより今までの倍以上の距離を歩くことになり、下山がまさかの午後15時になります。
かなり過酷な登山ルートでしたが、馬の背の稜線から見える景色は絶景でした。
馬の背・濃ヶ池コースの登山の様子は、別の記事で紹介します。