こんにちは。
2022年の新年度に入り、ソニーαのサブカメラとして富士フィルムのコンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X100V」を購入しました。購入から約ひと月が経過し、旅や撮影地を巡って来ました。
この記事では、実際にX100Vを持ち出した感想を書いてみようと思います。
目次
富士フィルムX100Vの撮影スタイルは?
自分のメインカメラはソニーα7シリーズです。
今までは、星空や風景写真などの撮影地に足を運んだ際は、全てフルサイズ一眼カメラで写真撮影を行なっていました。そして、最近のカメラ機材はフルサイズ一眼カメラ二台にf2.8クラスの超広角ズームレンズ二本、更に複数のレンズやドローンととにかく膨大な量でした。
その為、ちょっとした移動でレンズが突出している一眼カメラを首から下げておく事は辛く、移動時には基本的にカメラバッグに閉まうスタイルとなっていました。
ただ、道中や撮影地の環境を手軽に高画質で記録したい。そんな思いで購入したサブカメラが、富士フィルムのX100Vでした。先日、X100Vを実際に旅や撮影地で持ち歩いてみましたが、めちゃくちゃいいですよ!
この記事では、X100Vで撮影した写真を紹介しながら、使用感を語りたいと思います。
持ち運びに便利なカメラポーチ
まずはカメラポーチのお話です。※この写真もX100Vで撮影しています。
レンズが突出していないコンパクトデジタルカメラはカメラバッグが不要であり、カメラポーチに入れて持ち運ぶことができます。こちらは、先日にヨドバシカメラに行った際に購入した、X100Vにちょうど合うoutdoorのカメラポーチです。ズボンのベルト部にカラビナで吊るす事ができ、どんな時でもさっと取り出して撮影を行う事ができます。また、X100Vがちょうど収まるサイズであり、このまま大きなカメラリュックに放り込む事もできます。
ちなみに、このカメラポーチは奥さんに購入して貰ったので、大切に愛用できそうです。
余談ですが、この手のカメラポーチは世の中に沢山ありますが、自分はoutdoorのデザインが好きみたいです。その証拠に、左上に写っているものは2016年にDSC-RX100M3用に買ったもので、最近引き出しを漁っていたら出て来ました。
皆さんも、手持ちのコンデジに合うカラビナでさっと吊るせるカメラポーチを探してみてはいかがでしょうか?
旅先の飲食店でのテーブルフォト
撮影旅行で立ち寄る飲食店。
皆さんは、レンズが突出した一眼カメラを持ち込みますか?自分は今まで持ち込んでおり、家族からデカいし恥ずかしい!スマホでいいじゃん!と突っ込まれる場面が多々ありました。
ただ、iPhoneやRX100M3では、立体感のある写真が撮れません。また、こうした旅の道中で楽しむ飲食も綺麗に記録に残したい物です。
写真は、長野県の白馬村に行った際に立ち寄った蕎麦屋で撮影したカツ丼。自分がカツ丼が食べたいと呟くと、偶然近くにあったので、行き当たりで立ち寄ったお店でした。
この蕎麦屋さん、本当に信州らしいいいお店でカツ丼もとても美味しかった為、グルメのカテゴリーで記事を書きたいくらいです。
写りはどうでしょうか。35mmで寄れるレンズは、テーブルフォトで重宝します。そして、絞り開放f2でちょうどいいボケ感。ややアンダー気味に撮ったのですが、空気感と言うか質感に非常に味があります。
自宅や旅先での物取り
自宅で撮影した新しいカメラ用ジンバル。
自分は元々、こう言った物撮り写真はα7c+SEL35F18Fで撮る事が多かったです。ただ、RAW現像する程でもないですし、今後はほぼ全てを富士フィルムのX100Vで撮影します。
新潟の海をバックにサイダーをパシャリ。
かなり露出オーバー気味に撮影しましたが、夏らしい爽やかな印象に仕上がりました。もちろん絞り開放のf2で撮影しており、自然な背景ボケもばっちり出ています。
自分はフルサイズで星景写真を撮りますが、その他に限ってはaps-cもありだと感じます。
撮影地での記録写真
新潟県十日町市にある星峠の棚田で撮影した日の出の写真。
自分は、撮影地の周辺環境や撮影状況を記録に残すのが好きです。しかし、メインカメラを三脚に据えて撮影を行なっていると、こう言った写真はiPhoneなどスマホで撮るしかありません。昔はRX100M3で撮っていましたが、X100Vであれば、より立体感のある高画質な写真で記録できます。
こちらはクラシッククロームで撮影しました。薄霧立つ冷えた棚田の様子が伝わりますね。
車窓写真
大きな一眼カメラは、車での移動中はカメラバッグに収めて後部座席に置くのが一般的。
そんな中、常にベルト部のポーチで持ち運べるX100V。車の助手席から見た美しい北アルプスの白馬連山も、すぐに撮影する事ができました。
こちらはただ外食に行く際、車の後部座席から撮影した一枚。
千曲川と戸隠連峰が見えますが、西日が雲の間から注ぎ、天使のカーテンとなっています。数秒後に消えてしまう景色も、さっと記録に残せるのがX100Vのいいところですね。
何より35mmと言う画角が素晴らしい使い勝手!
メインの風景写真ではややアンバランス!?
フルサイズ一眼カメラでメインの風景写真を撮影している際、X100Vでも撮ってみました。
ただ、個人的に風景写真は24mmと50mmがしっくり来る事が多く、星峠の棚田の日の出写真では、50mmが欲しくなりました。もしくは、これを縦構図にすれば良かったのかも。
こちらは北アルプスと水田を撮った風景写真ですが、35mmでは狭く24mmが欲しい所。
このように、やはり35mmはガッツリとした風景写真ではなく、旅の記録やスナップ写真、物撮りに向いている画角なんだと認識できます。とは言え、今後も35mmであっと思える風景写真が撮れるよう連れ出したいと思います。
本勝負は夏の沖縄県八重山諸島 石垣島旅行かな。
スナップ写真撮影では最高
長野生まれの自分は、道の駅が大好きです。
特にこの季節、信州など内陸部の道の駅には、新鮮な山菜や筍(タケノコ)が並び、寄り道するだけで本当に楽しいです。この日も新鮮なタケノコとしいたけが安く買え、東京に帰宅後奥さんに料理して貰いました。改めて、自分は本当に贅沢な暮らしをしていると感じます。
そして、こう言った旅先での記録写真をスナップするのにX100Vは最高です。この写真も当然jpeg撮って出しですが、質感の表現がやはりαとは違います。
新潟県中魚沼郡津南町にある、JR東日本津南駅。
何故こんなローカル線の駅で、始発一時間前からスナップ写真を撮影したのか。それは、勤務後新幹線で越後湯沢へ→友人と合流し三人で星峠の棚田撮影→自分だけ実家長野へ離脱する為友人が気を利かせてレンタカーで津南駅へ送り届けてくれると言う神対応→ローカル線始発で行く長野への旅を果たしたわけです。
冷え込み朝日が眩しい美しい津南駅ですが、フジフィルムで撮る写真がまた素晴らしい雰囲気を出していました。ローカル線の旅というタイトルで、この時のお話は別途します。
まとめ
FUJIFILM X100Vを購入して約ひと月使用した感想や撮影した写真、いかがでしたか。
リコーのGRシリーズがスナップシューターと呼ばれていますが、この呼称はコンパクトデジタルカメラ全般に言える事であり、X100Vをカメラポーチに入れて持ち運ぶ事で、本当に気軽にどこでも高画質な写真が撮影できました。
X100Vを購入した事で、自分がこれまで行なった事がない撮影スタイルが確立でき、今後の撮影旅行でも活躍が活躍できそうです。
最後に、不満と言うか自分の失敗談をお話しします。
直感的な撮影設定が困難
ブルーアワーの時刻、木々が田植え前の水田にリフレクションする美しい風景写真。
こちらは、新潟県十日町の星峠の棚田で撮影した一枚です。天の川を撮影し、日の出写真を撮影する為車で移動しました。すると、車窓からこの光景が目に入り、あまりに美しく男三人でおー!と叫んだ程。
駐車場に止め、日の出撮影の足場を三脚で確保したのち、徒歩でここまで撮影しに来ました。三脚を使用した撮影で構図的にも気に入っているのですが、後で確認するとなんとiso感度が3200に爆上がりしていました。
なんでだ?と思い色々いじるも、iso感度ダイヤルはありませんし、設定画面がなかなかありません。ようやく辿り着くと、iso感度上限設定が3200になっているではありませんか。
ソニーαの場合、デフォルトでダイヤル右を押すと瞬時に設定できますが、富士フィルムのカメラってこんなに不便なのか?他にカスタム等で代用できるのか、、、と困りました。
この辺り、ソニーαは本当に直感的に操作できると感じました。まあ、今回の事例は完全に自分の準備不足なんですけどね。
ただ、後になって考えてみると、ブルーアワーの写真はiso100で三脚に据えて撮るのが一般的ですし、ましてやフルサイズではないaps-cセンサーでiso3200で撮影してしまった事に、非常に悔しさを感じました。
富士フィルムのカメラはじっくり撮影を追い込んで撮る、これが通なんですかね。
それではまた。