こんにちは。
2024年12月13日に発売したソニーαのフラッグシップ機、α1ii。一眼レフ時代のニコンD一桁台やEOS1DX。そして、ミラーレス一眼で頂点に君臨するニコンZ9等々。まさか自分が、それらを超える価格帯のフラッグシップ機を持つ事になるとは。
今でもちょっと不思議な感覚です。
と言うのも、フルサイズミラーレス一眼カメラ界で、今最も価格が高いのはキヤノンのEOS R1です。単純に価格帯で言うとその次に君臨するのがソニーα1iiな訳ですから、そりゃ触るのも緊張します。
余談ですが、ライカは論外。実用性が価格帯に見合っておらず、今の自分にとって買う価値はゼロに等しいです。ライカを買うのは、本当に世界中を飛び回れなくなってから。
目次
α1iiとタムロン50-400mmで連写枚数(秒間コマ数)を検証!
一般的に、α1クラスを購入する人間は、スポーツや鳥専門かプロカメラマンであり、純正レンズを購入します。その理由は勿論、秒間30コマと言う最も美味しい恩恵に与れないから。
ただ、自分はカワセミなど鳥撮りはα77II時代に戻る気分でこれから再開。そして完全に趣味の為、サードパーティ製レンズで使う気が満々です。むしろ、ソニー純正ではニコンのような小型軽量な超望遠単焦点レンズが皆無な為、選択肢すら無い。
と言う事で、シグマの500mmf5.6待ちな訳ですが、そもそも本当に純正レンズでの連写枚数は30コマなのか。そしてタムロンなど社外製のレンズは15コマなのか。それを検証してみる事にしました。
まず、手元にあったSEL35F18Fで高速連写モード・高速シャッタースピード・RAWに設定し、先日に届いた超高速なCFexpress Type Aのメモリーカードを使用。
すると、本当に秒間30コマが可能でした。
その後、所有しているレンズで最も長玉な超望遠ズームレンズ、タムロン50-400mmを装着し、同様の検証をしてみました。詳細な方法としては、スマホ画面にストップウォッチを表示し、画面を連写するだけ。
すると、なんと何度試しても秒間12コマと言う結果に。
α77iiが秒間11コマ。α7iiiが秒間10コマ。EOS1DX等が秒間14コマと考えると、十分高速ではあるのですが。2024年末の現在、これを野鳥撮影で使用しようとしている自分は、いったいなんの為に90万円のカメラを買ったのか。
ソニーの積層センサーを積んだα1iiなどは、サードパーティ製レンズの性能によって、その制限自体にも波があると言われています。メーカーの仕様表は秒間30コマが15コマに制限されると書かれていたので、タムロン50-400mmが12コマと言う性能しか引き出せないのかも。
では、シグマ500mmf5.6はどうなのか。スポーツタイプで設計されている為、予想としてはメーカーの仕様通り秒間15コマ打てると思うのですが、と言うかそうでないと困る。
と言う事で、購入前に店舗に実機を持ち込み試してみようと思います。
と言う事で再度書きますが、検証結果からソニーα1iiとタムロン50-400mmの場合、メーカーからの制限により連写枚数は秒間12コマに制限されると言う結果でした。
ソニーさんよ!この制限そろそろどうにかなりませんかね。他メーカーは、スタンダード機でも秒間コマ数は上がって来ているので、せめてサードパーティ製レンズでも秒間20コマまでグレードアップして欲しい。
これ、ファームアップとかでできるんでしょうかね。もしシグマ500mmf5.6を購入して、秒間12コマだったら流石にモヤモヤすると言うかα1iiを買った意味すら無くなってしまうので、腕力を信じて2キロ超えのSEL200600Gを購入し(むしろ安くて助かる)、純正からSEL600F63GがニコンZと同様の1.3kg台で出てくれるのを待つか、、、。
ソニーさんよ!制限かけるならせめて超望遠で小型な単焦点レンズを出してくれよ!
α1iiとタムロン50-400mmでリプ撮影を検証!
さあお待ちかねの新機能「リプ撮影」。
シャッター半押しからシャッターを切る際、一秒前まで遡った記録ができる神機能。特に、野鳥が飛び立つ瞬間を狙うカメラマンにとっては、喉から手が出る程欲しい機能です。
自分の予想としては、電気信号に制限がかかる為、リプ撮影もタムロン等のサードパーティ製レンズでは制限がかかると予想しました。
ここ重要!新宿のビックカメラに居たソニーの社員さんは、ソニーα1iiはのリプ撮影は社外製のレンズでも制限がかからないと話していました。自分はこの話を聞いた際に、そんな旨い話あるかい!とめちゃくちゃ疑いました。では本題に進みます。
検証方法として、まずSEL35F18Fを装着し、連写検証と同様にストップウォッチを表示したスマホ画面を連写。8秒からシャッター半押しし、10秒になった瞬間に連写。すると、恐ろしいことに本当に1秒前まで30コマ撮影できていました。むしろ、1秒どころか8秒台終盤も記録できていたのが感動すぎて化け物!α1iiは正にモンスターだと感じました。
次にタムロンの50-400mmを装着し、リプ撮影を試写。
すると、9秒60からしか記録できていません。おいおいソニーの社員さんよ!話が違うじゃないか!!まあそんなもんですよね。
検証の結論ですが、ソニーα1iiにタムロン50-400mmを装着した場合のリプ撮影の結果は、0.4秒時間を遡って撮影される。追記情報として、この0.4秒間に5コマ記録できていたと言う結果でした。
まあ、上記システムでは連写の検証で秒間12コマだったので、0.4秒間に5コマは妥当でしょう。それより、自分は新宿のビックカメラに居たソニーの社員さんを許しません。
詐欺!
まとめ
2024年12月に発売され、ほぼ同時に購入した90万円するカメラ、ソニーα1ii。
一番の売りである秒間30コマはタムロン等のサードパーティ製レンズでは半分以下に制限される。更に、新機能であるリプ撮影さえも、遡れる時間が0.4秒と半分以下に制限される。
このクラスのカメラになると、純正レンズ前提で撮影するユーザーが大半だと思うので、自分のような趣味活動だからこそ、こう言った検証が可能です。
今後、タムロンの70-180mmf2.8の旧型やシグマの500mmf5.6でも検証しようと思っているので、随時情報をアップします。
最後に一言言わせて下さい!
ソニーさんよそろそろ制限を無くせとは言わない。サードパーティ製レンズの制限地を引き上げてくれ!国の政治家じゃないんだから、壁はさっさと早く引き上げてくれ〜!!!!
@トランプ
【後日の追記】
プリ撮影設定と言う項目が存在し、社外製レンズでも1秒前が記録可能でした。