こんにちは。
いよいよ、ドローン(mavic 2 pro)で空撮を行った写真の記事を書いていきます。とは言っても、今年のお盆は実家長野で絶景の空撮予定がコロナウイルスで中止となり、気持ち的には非常に落ち込んでいます。まあ、そのおかげで時間ができ、この記事を書けるんですけどね。
目次
神奈川の城ヶ島で空撮を行う!
東京在住の自分がドローンで空撮を行う場合、他県へ遠出しないといけません。と言うのも、東京都内はほぼ国土交通省により、無人飛行が禁止区域になっています。
また、奥多摩エリアなどは禁止区域ではありませんが、電柱や道路、山の木々などの環境を考えると、初飛行の自分にとっては難易度が高いと感じました。そこで候補となってくるのが、やはり海岸沿いです。基本的に海上には電柱などの障害物がなく、視界や電波状態も良好です。そして何より、人身事故のリスクが極めて低いです。
墜落のリスクが必ず伴うドローンの飛行において、人身事故のリスクに比べたら、自分の機体が海に墜落して破損・紛失する方がどう考えてもマシな訳です。
では、次にどの海岸沿いを空撮するのかですが、風景写真を撮って来た身としては、やはり映像や作品になる場所を選びたいものです。最初は有料の練習場も考えましたが、基本的に屋外になるので都内周囲は非常に暑いのと、自分以外にも練習者がいた場合は逆にリスクになるのと、何より利用料金が高いのでやめました。それなら、バスと電車を使い数時間かけてでも、ほぼ人のいない絶景の練習場はいくらでもあると考えました。砂浜の上の低飛行なら墜落しても壊れませんしね。
と言う事で、自分は房総半島・三浦半島・伊豆半島どれも最南端へは足を運んだ事がありますが、今回は一番アクセスがしやすい三浦半島の城ヶ島へ行く事にしました。城ヶ島へは2016年の7月に天の川を撮影しに行っており、徹夜野宿でウロウロしたのでアクセス方法や土地勘は備わっています。
2016年の7月に行った、城ヶ島の天の川の記事はこちら↓
今回は、猛暑と混雑を避ける為に始発直後の早朝4時台に家を出発しました。
城ヶ島で撮影した動画
ここからは、二本の動画を紹介します。
城ヶ島の空撮映像
まず最初は、真夏の城ヶ島で空撮した映像を使い、短い作品を作ってみたので紹介します。こちらは前回も紹介した空撮映像で、短い動画なので見やすいです。
城ヶ島の旅!Vlogバージョン
次に紹介するのは、8分弱の動画です。上の動画に入れた空撮映像とともに、バスと電車でのアクセスの様子や、県立城ヶ島公園のその他の絶景スポットも入れてあります。BGMも空撮に最適なものを入れてあるので、上の動画と雰囲気がだいぶ変わります。
城ヶ島で撮影した空撮写真
安房崎灯台側から撮影
実は、最初の空撮ポイントとして安房崎灯台を考えていました。白くて綺麗な灯台は非常に見応えがあり、空撮映像で映えると考えのですが、なんと灯台自体がすっきりと無くなっていたのです。スタッフさんに話を聞くと、劣化で修繕困難となり、取り壊したそうです。
と言う事で、ポイントを少し変えて、安房崎灯台手前の岩場に降りて撮影しました。
Mavic 2 Pro 28mm f5.6 ss1/240 iso100
航空写真・衛星写真に見えるこちらの写真。ジンバルカメラを真下に向けて撮影しました。荒々しい岩場の海岸でこれをやってみたかったんです。
Mavic 2 Pro 28mm f5.6 ss1/640 iso100
神奈川県三浦半島の内陸方面を撮影。城ヶ島大橋もよく見えますね。
Mavic 2 Pro 28mm f5.6 ss1/800 iso100
朝だったので東の方向も撮影してみました。秋ぐらいにここから朝日を撮るといいかも。
Mavic 2 Pro 28mm f5.6 ss1/640 iso100
こちらは南東の沖方面。個人的に、空撮は海に向けても全く面白くないと考えていましたが、船やボートが入ると印象が変わりますね。綺麗ですが、なんか淋しげな写真です。
Mavic 2 Pro 28mm f8 ss1/240 iso100
ドローン Maviv 2 Proを海の沖500mまで飛ばして城ヶ島を撮影しました。最初はかなり怖かったのですが、送信機の操作は全く問題なく、綺麗な写真が撮れました。実は、この季節はこの正面に夕日が沈むので、記事を書いている今日現在、夕日を撮りに行く予定です。
赤羽根海岸から
安房崎東大側で撮影したのですが、バッテリーまる一個も使い切りませんでした。予備が二個ある為、せっかくなので前回にも訪れた赤羽根海岸まで来ました。余談ですが、馬の背は人が多く、空撮ではそんなに映えないのでカットしました。それより、この赤羽根海岸から断崖絶壁を空撮してみたかったのです。
Mavic 2 Pro 28mm f8 ss1/200 iso100
凄い断崖絶壁ですよね。これ、午後の順光で撮ってみたいです。
まとめ
神奈川県三浦半島最南端、城ヶ島で行う空撮映像と写真、いかがだったでしょうか。
今回が初飛行・初操縦でしたが、環境の良さのおかげで安定した飛行ができました。今後も、関東沿岸沿いをメインに空撮を続けていきたいと思います。
今回掲載した写真は、ドローン Mavic 2 Proで全てRAW現像を行なっています。日中でiso100と言う事もあり、非常に綺麗に撮れています。ただ、初回の為露出を追い込めてなく、ややオーバーな印象です。やはり、写真に限ってはややアンダー目に撮らないとダメですね。
そうそう、今回の空撮で気づいた大事な点があります。
左の写真は50mほど上昇させた上空写真で、二枚目が120mの上空で撮影したものです。ただ高く飛ばせばいいわけではなく、やはり崖など低空にいいポイントがあると感じました。得られる景色の印象は、時間やその場所によって大きく変わるので、勉強とセンスが必要ですね。日中にただ高く上昇しても、航空写真っぽくなってしまいますから(笑)。もし上空高くから撮影するなら、朝日や夕日を狙いたいですね。
最後に、今回ドローンを使った空撮は、国土交通省の規定区域外かの確認を行ったとともに、神奈川県及び、県立城ヶ島公園管理団体に問い合わせを行った上でやりました。その際にどのような指示を受けたのかをここに書くと、今後全ての方がこの記事通りに動いてしまいます。
その為、必ず飛行操縦する方は、しっかり問い合わせを行ってくださいね。
それではまた。
コメント
いや~すごいですね。次元の違う感じです。
こういう映像はテレビ局が作るイメージでしたけど、
趣味でこれができるなんてすごい時代になったものだと思います。
ドローンの知識は全くないのですが、
風景の広さや状況によって、高さが重要になるのは納得です。
構図が変わりますから、映像や画像の印象がかなり変わってきますね。
そのあたりを探りながら撮るのが楽しいのでしょうし、またセンスなんでしょうね。
水中撮影に似てるかな? 上下という概念がなくなって、
移動さえすればどこからでも撮れるみたいな・・・・
今後の作品も楽しみにしています。
あつしさんへ。
コメントありがとうございます。
海上や上空からの写真は感動的でしたよ!
まさか自分がドローンを買うなんて、一年前は想像もしていませんでした(笑)。
実は昨日、同じ場所で夕日を撮りました。海上から富士山と城ヶ島を写した絵は凄いですよ。
是非お楽しみに!
そうですね。上下の自由度や選択肢が絡んでくる部分は水中写真に近い気がします。
実は自分、2015年前後は毎年沖縄に行っており、ハウジング用のカメラケースを買って水中写真をやろうと思っていました。
空撮が飽きたらそちらにも手を出すかもしれません(笑)。