こんにちは。
2020年の10月23日に発売となる話題のミラーレスカメラ「α7c」。ソニーストア銀座で先行展示が9月18日の金曜日から開始されました。
自分の自宅の最寄駅から東京駅までは電車一本で行けるため、ソニーから新製品が出る度に見に行っています。考えてみれば、sel1224gm、α7siii、α7cと今年で三回も訪れていました。
今回の目的は、 α7cのシルバーモデルと新しく発売されるレンズキットを触る事です。
目次
Vlog:α7c先行展示と銀座/有楽町の旅!
やはり動画の方が情報量が多く伝わりやすいので、今回もvlogを撮ってきました。内容は商品レビューではなく、先行展示に行って来たと言う感じで、動画ブログそのものです。
それではご覧ください!
いかがだったでしょうか。
動画内には撮影データの情報も記録されていないので、α7cの情報収集としては非常に乏しい内容となっています。そのため、撮影データや触った感想などを下で述べたいと思います。
ちなみに、動画の作り方がちょっと今までと違っていると思いますが、これは、職場で自分と同時にvlogを始めた後輩のスタイルを真似しています(基本構図固定・飲食場面など)。
α7cのレビュー
今回、α7c先行体験に行く際に持っていったカメラは、ソニーのzv-1と言うコンパクトデジタルカメラです。購入報告をしていませんでしたが、とうとう四年間使い続けた最強のコンパクトデジタルカメラ、rx100m3からzv-1に乗り換えを行いました。
そのお話は別記事でたっぷり語りたいと考えていまが、一つ言える事は、近接撮影のAFの速さはやはり最強で、vlog撮影には本当に便利なカメラです。それでいて、rx100シリーズのレンズとセンサーによる静止画もしっかり撮れると言う万能さ!本当にいいカメラです。
唯一の欠点は、本当にバッテリーの持ちくらいですね。
α7cの外観写真
本題に戻って、jpeg撮って出し↓
上の動画を見てもらうと分かるのですが、先行展示開始の翌日の土曜日と言う事もあり、待ち時間は一時間と長く、触りたいカラーも予約指定制でした。
このカメラ、パッと見α6000ですよね。これにフルサイズセンサーが入っているのが驚き!
装着してあるのは新しく発売されるキットレンズのFE 28-60mm F4-5.6(SEL2860)。こちらも流行りの超コンパクトサイズとなっており、収納時は非常にコンパクトになります。
個人的に、このレンズを買わないでα7cを買う意味があるのかと言うほどのサイズ感です。
α7iiiを動画モデルに変えたと言う感想が非常に多いα7cですが、背面モニターもバリアングル液晶モニターに変更されています。
zv-1で色々試しましたが、やはり今まで静止画をメインに撮って来た身としては、光軸がズレる事に慣れが要ります。と言うよりは、単純にローアングル撮影が非常に面倒。
今までのα7シリーズはチルト液晶モニターなので、ワンアクションで済みます。しかし、バリアングル液晶モニターだと、横に開いて上に向けると言う地味に面倒な手間があります。これに加えて光軸がずれているため、構図合わせにロスタイムが加わるわけです。
ご覧のように、背面モニターを収納できるのは大きなメリットですね。液晶保護フィルムを貼っていたとしても精神的な心配はある訳で、その辺りを考えても、やはりソニーAマウントの三軸チルト液晶がカメラ業界の中でも最強と言えるでしょう。
FE 28-60mm F4-5.6(SEL2860)作例
個人的にはこのカメラはレンズキットで買う予定ではあったので(実は実機を触ってやはりα7siiiの方がいいと思った)、作例を撮ってデータを持ち帰りました。
絞ればどのレンズも画質が上がるため、今回は全て絞り開放jpeg撮って出しで撮りました。
α7c+SEL2860 60mm f5.6 1/20 iso100
まずは望遠端の60mm、絞り開放で撮影してみました。
新商品の看板の右上の角にピントを合わせています。やや背景の距離が近く、スタッフさん背景に写っています。キットレンズらしい背景ボケですね。右側のセンサーの汚れも気にる。
α7c+SEL2860 60mm f5.6 1/60 iso100
同じく望遠端、今度はテレビモニターにピントを合わせ、奥が開ている方向で撮影しました。f5.6ですが、背景のボケ味はどうでしょうか。
α7c+SEL2860 60mm f4 1/80 iso100
後半の二枚は広角端28mmでの絞り開放f4で撮影してみました。点光源はいい感じですね。
α7c+SEL2860 60mm f4 1/30 iso100
テーブルフォトはこんな感じになるのでしょうか。解像度は素晴らしいと感じましたが、やはり背景ボケがキットのズームレンズだなぁと感じます。
それでもこのコンパクトさは買う価値があります!
まとめ
α7cとキットのズームレンズSEL2860の様子、いかがだったでしょうか。
本当は先行展示に行った日に記事を書きたかったのですが、最近は動画メインで動いているため、どうしてもブログ記事が後回しになってしまいます。
さあ、実際に実機を触ってみてですが、動画メインやサブカメラ、どうしてもコンパクトでないといけないと言う方には非常にいいカメラだと感じました。しかし、自分は動画専用カメラをしばらくzv-1で行く事に決めたため、すぐには買わないです。
やはり旅行と写真を行う上で、動画を一眼カメラで撮るのは非常にテンポが悪いと感じました。その点、コンパクトデジタルカメラのzv-1は素晴らしいですよ。本気でジンバルで一眼での映像を撮るならα7iiiがありますしね。
そのため、今までのフルサイズ一眼カメラ二台体制(先日α7siiを売った為現在はα7iii一台)に戻したくなった際に、必要なスペックのフルサイズカメラを買い足そうと決めました。
では、何故実機を触って購買意欲が削がれたか、デメリットも含めて箇条書きにします。
・α6000シリーズと比較すると、意外に重く大きく感じた。
・ファインダー倍率が非常に低く見づらい。この点α7siiiのEVFは本当に綺麗で感動した。
・個人的には気にしませんが、動画専用カメラとしてはやや弱い(4K60P撮れない等)。
・何より価格が高すぎる!←これが1番の理由。
本来、α5として15万円を下回る販売価格と予想がされて来ました。しかし、蓋を開けてみると、完成された非常に出来の良いα7iiiよりも高いのです。これには本当に幻滅。
そもそも、ペンタプリズムを省いてカスタムボタンも省略、シングルスロット等、動画/静止画無関係に操作性スペックをダウンしているなら、単純に価格を下げられるはずです。
そして何よりセンサーの問題です。α7iiiやソニーセンサーが優秀なので誰もツッコミを入れませんが、同じセンサーって事は、二年半以上昔の古いセンサーを流用している訳ですよ。普通に考えれば、この価格帯なら新型センサーを搭載してくるはずです。
つまり自分としては、α7iii比較で操作性のスペックダウンに加え、二年以上前の古いセンサーを流用しているにもかかわらず、価格が20万円以上するのは普通におかしな話だと感じます。
さらに言うと。
小さくなった・バリアングル液晶モニターになったと高評価を得ていますが、別にチルト液晶よりもバリアングル液晶モニターの方が価値が高い事はなく、他社のカメラでは数年も前からバリアングル液晶モニターを採用していて安いカメラはいくらでもあります。α9の左肩のダイヤルにも言えますが、ソニーは他社が標準搭載の機能を、自社の住み分けスペックとして上位機種に載せるなどで利用し、価格を跳ね上げる戦法を取ります。
小さいから価格を高くする。バリアングル液晶モニターに変えたから高く売ると言うのは、ちょっと納得できません。この辺りはメーカー側の戦略ですし、自分と違ってすぐに買う客は沢山いるでしょうから、本当に価値観の問題です。
まあ色々不満を言いましたが、結論を言うと、この価格は明らかに高すぎると(あくまで自分の一個人的な意見です)感じた為、せめてレンズキットが20万円を切る、もしくは本体だけで15万円まで落ち着いた頃に買おうかなと予定を変更しています。
恐らく馬鹿売れするので、中古もすぐに出回りますし、価格も下がると予想します。ただ、その頃にはα7siiiに手を出してしまうかもしれないと言うお話です。
それではまた。
コメント
話題にはなっているようですが、おっしゃるように高すぎますね。
中身はα7Ⅲと同等みたいですが、機能的にはかなり削られている感じなので、
小さい事だけがウリみたいな所もありますし、
個人的には「へぇ~」っていう感じで、欲しいとは思いませんでした。
パパママレベルのカメラとしてはいいと思います。
持ち運びも楽でしょうし、本気でカメラが趣味じゃない人にはウケそう。
ボディだけで10万円だったら相当売れると思いますけど、
この値段だとどうでしょう? パパママレベルがここまでお金を出すでしょうかね?
あつしさんへ。
コメントありがとうございます。
α7IIIが出たことで、だいぶ若い方やYouTuberがソニーに乗り換えたと思います。
そして今回のα7cの存在が、もっと「カメラ」主体じゃない客層をソニーに取り込みそうですね。
本当にボデイ単体10万円ならいいカメラなんですが。。。