日本円の貯金は危険！日本人は今後の更なる円安に備えろ

こんにちは。

日本人は今後、本当に経済面で苦しい事になるかもしれません。この記事では、日本円だけを貯金する亊が資産を減らす事に繋がる「危険行動」と題し、今後の円安ドル高の対応策についてお話して行きます。

円安ドル高とは！？

皆さんは、昨今騒がれている円安問題（円安ドル高）をどのように捉えていますか！？20歳代までの自分は、正直円安なんて気にもしていませんでした。

円高のメリットとデメリット

一般的に、「円高ドル安」になれば、私たちの暮らしはどうなるか考えてみましょう。

日本は島国。その為、衣食住のうち、住んでいる土地以外の日用品や食材、電気など、日常生活に不可欠な物のほとんどを輸入に頼って暮らしています。そして、円高であれば輸入産業において、海外の物をより安く仕入れる亊ができます。仕入れ値が安ければ、我々消費者が購入する日用品も、日本で（日本円で）安く購入する事ができます。円高の最大のメリットはこれにあるでしょうね。

あとは海外旅行でしょうか。例えば、日本円を米ドルに換金した際、円高であればより多くのお金が得られ、結果として海外での買い物や食費を安く済ませる事ができます。

では、円高のデメリットはなんでしょうか。

輸出産業の競争率が上がる他、観光客の減少が思いつきます。ただ、そもそも輸入に頼っている島国において、輸出産業が多少弱ったところで我々にとって直接的なデメリットは無い気がします。むしろ、円高になれば日本のカメラを安く購入できる訳で、円安でカメラの価格が上がるより100倍マシです。何故円高だと日本のカメラが安く、円安だと日本のカメラが高くなるのか、このお話も少し触れておきましょう。

富士フィルムのカメラの価格が斜め上がりなのは、単にトレンドと言う理由だけでなく、円安が関係していると言われています。つまり、メーカー側が海外のお金の価値（円比で高値）に価格設定しても、海外の購入者（ユーザー）が沢山居ると言う事。

確かに、ドル円に換算にすれば富士フィルムのカメラは安いと言う意見もありますよね。

ただ、海外で高く売れるから価格設定を全部海外に合わせちゃえ！と言うのは日本人にとっては大きなデメリット。せめて、国内販売は日本円に合わせた価格設定にし、日本国籍のユーザーしか買えないようにしてもらいたいのが本音。富士フィルムのロゴは富士山。富士フィルムは日本のカメラメーカー。日本人を大切にしましょうよ。

あとひとつ疑問に思うのですが。

海外で沢山売れるから海外生産数を増やすのは理解できます。ただ、生産数が増えればカメラ一個あたりの単価（価格）は下がるのが一般的だと思うのですが、何故上がるんでしょうね。例えば、ケンコーのねじ込み式のフィルターって単価が安いですよね！？理由はある程度需要があり売れる為、生産数が稼げるから単価が下げられる訳です。逆に、センサーに入れるクリップフィルターは需要が極めて少なく生産数が少ない為、利益を出す為に単価が上がる（ガラス面積がねじ込み式よりも小さいので本来部品的に安くなりそうですが）訳です。製品開発と販売数・販売価格においては、この事が「常」だと思っていたので、富士フィルムのカメラが爆売れすれば、製品一個あたりの単価が下げられるはずなのに下がらない。

まあ、これは部品のコスト上昇や時間あたりの生産台数が限られている為なんでしょうか。それにしても、aps-cのカメラが30万円とか。2010年にNikonのデジタル一眼レフD90は、高倍率ズームレンズキットで7万円台とかで買えたので、本当に昨今が恐ろしい。

円安のメリットとデメリット

では円安のメリットは何か。

ひとつは先のカメラの話にも絡みますが、輸出産業が活性化する事です。日本で作られた製品は海外で高く売れます。ただ、そもそも日本は輸入に頼っている島国の為、輸出で儲かる事業なんて少ないです。そして、上で話した通り、海外に高く売れるから価格を上げちゃえ！となり、結果的に何故か国内販売価格（日本人向け）も同時に上げてしまう為、我々消費者にとって全くメリットがありません。つまり、円安はデメリットしか無い事になります。

次に、円安が進むと外国人観光客の増加で日本にお金を落として行ってくれると言う話。しかし、これは京都や富士河口湖を見ていてお分かりの通り、治安の悪化に繋がります。外国人観光客のマナー違反により、地元民に多大な迷惑がかかり、先日はコンビニ×富士山が映えると言う撮影地も消滅しましたね。そうです、外国人観光客が増加する事は治安の悪化に直結し、我々日本人にとっての暮らしにデメリットしか無いのです。

では、観光業やサービス業はどうか。外国人が沢山お金を落としてくれるから年収が上がっているのか。これ、ほとんどがアルバイトや派遣（警備員等）として雇われており、企業の役職者や幹事クラスにお金が流れているだけで、一般の消費者にお金は回りません。

再度になりますが、以上を踏まえても円安によって観光・輸出産業が活性化しても、その恩恵を受けられる人間は一部であり、一般の消費者にとってデメリットしか無いのです。

そして、円安の本当のリスクはこんなもんではありません。円安が進むと言う事は、日本円を貯金している事が資産減少に直結する。もうこれ一点に尽きます。日本円の貯金が危険と言うお話は下で詳細を話します。

ここまでが、円安・円高のメリット・デメリットのお話でした。

日本円の貯金は危険！今後の日本がヤバい

最近仮想通貨で、チャートのテクニカル分析に触れた自分が、ふと気になり長期的な（数十年単位）の日本円／米ドルのチャートを見てみました。すると本当に恐ろし事が起こっていました。正直にゾッとします。

チャート分析で紐解く円安ドル高の今後

こちらが、2024年4月末現在の日本円／米ドルのチャートになります。

チャートのテクニカル分析に触れた事がある方は、この数十年単位の長期的なチャートで今後の展開がおおよそ予想できるでしょう。そうです、斜めに下落して来たレジスタンスラインを否定し、円安ドル高方向に大きく転換しています。更に、大底とも言えるダブルボトムを描いており、今後確実に上昇トレンドが続く事が示唆されています。

自分が新婚旅行やコロナ禍前に海外旅行でハワイ州に行っていた頃、1ドル110円前後でした。これが、2011年には1ドル75円。今現在は1ドル150円以上。

結論を言うと、長期的には今後、1ドル200〜250円の間を推移する可能性があります。これは長期的な時間軸を加味すると（これだけ長い調整期間があった経過）、本当に十分にありえる事なのです。円安のデメリットは先にも述べましたが、本質は日本円の価値にあります。

世界の中心はアメリカ。よく言われるのが、1,000万円を日本円で貯金していた場合、もし1ドル200円に上昇した場合、2016年頃と比較し資産が半減してしまった計算になります。逆に、当時日本円を米ドルに換金して持っておけば、価値は倍にる計算になります。これ、仮想通貨で得たチャートを読み解く知識ですが、まさかリアルな現金でも起こるなんて悲劇。

ただ、当初の自分はアメリカに行かなければ良い。日本人が日本円を貯金し、日本の物だけを購入するならお金の価値は下がらないじゃん！と感じていました。再度になりますが、日本は島国。衣食住のうち、電気や洋服・食材など住んでいる土地以外のほとんどを輸入製品に頼っています。輸入する物が高騰すれば、そりゃ日本円でも高く販売されますよね。

これに加えて、世界情勢で電気や原油などの物価上昇が重なり、給料が全く上がっていない訳ですから、そりゃ日本人の生活は苦しくなります。そうそう、付け加えておきますが、極め付けに税金も斜め上がり。これは全て少子高齢化が原因ですが、本当に日本の未来は真っ暗闇であり、日本は沈没しそうですね。

と言う事で締めの言葉になりますが、日本円を貯金しておくのは今後本当に損・自分の経済を苦しめる事になります。これはネット情報ですが、トルコ人は給料が振り込まれた直後に、ドル円等に換金するそうです。つまり、トルコの通貨も今現在斜め下がりと言う事。

円安の対策方法は！？

もう答えは出ています。

日本円を、少しでもドル・ゴールド・仮想通貨に換金して長期保有する事です。

幸い自分は、新NISAをほぼフルで米国インデックスファウンドに積立投資しており、更に仮想通貨に数100万円分換金（今後も更に増やす予定）している為、リスク回避の算段は取れています。日常生活に関しては、1,000万円程度（ブログの為仮数値）日本円も貯金しているので安心ですが、本音を言えば、新NISAをやめて日本円を100万円くらい残し、その他の資産を全てビットコインに換金してしまいたい位。一生独身ならやるでしょうな。

もう一度念を押しておきます。

換金なんてリスクが怖いとかはもう言っていられません。本当に、この先数十年単位の長期目線で考えても、日本円を貯金しておく事自体が最大のリスクに繋がります。

世界各国の情勢は！？

最後に、自分が来月に行くニュージーランドについても見てみましょう。

ニュージーランド旅行を組んだ時、ニュージーランドドルは1ドル90円でした。これ物価は抜きにして、米ドルより安いじゃん！と軽く捉えていました。しかし。

ニュージーランドドルのチャートをご覧ください。

コロナ禍の2020年、まさかの1ドル65円だったのです。そして今現在が1ドル100円近くになっているので、当初の1.5倍に達しそうになっています。そうです。これは台湾ドルも同じであり、日本人が行く旅行先（海外）のお金の価値は常に日本円比で上昇しており、日本だけが円安で苦しめられています。逆に来月にニュージーランドに行っておいて良かったかも。