こんにちは。
今回紹介するのは、ずっと欲しかったいわゆる「クロスフィルター」。それが、KANIのスターシャインフィルターになります。
目次
クロスフィルターとは!?
夜景などの点光源に光芒を発生させる効果フィルターとして、クロスフィルターと言う物が売られています。本来は、レンズの絞り羽を利用し絞り込む事でレンズ特有の光芒を楽しめるのですが、それをフィルター効果で出すと言う物。
ねじ込み式のクロスフィルターが一般的
一般的に製品販売されているクロスフィルターはねじ込み式です。
クロス(光状)の効果は絞り値に左右されるのは勿論ですが、製品ごとに光状の出方は決まっており、強すぎる物や程度の良好な物まで様々です。
定番としてはケンコーが出しているクロスフィルターですが、やや強度が強すぎる(光状が長く出る)みたいです。逆に、R-トゥインクル・スターは控えめで評判も良さそうです。効果については、完全に好みになってくるでしょうね。
今回自分が購入したクロスフィルターは、超望遠レンズの使用も視野に入れ、KANIのスターシャインフィルターと言う物を購入してみました。
KANI スターシャインフィルターセットII 95mm
スターシャインフィルターは、島田貞男氏の考案によって作られた第2弾の製品です。
商品の内容は、パターンが異なる格子状のフィルターが3枚点セットになっています。特徴と効果としては、天体や工場夜景など、強い点光源をドラマチックに演出できます。
適応のレンズは概ね100mm以上の望遠レンズで効果が出ます。また、天体を撮影する場合、比較的明るい星が対象となり、金星・木星・シリウス等は綺麗に光条を描きます。
撮影方法として、レンズの絞りは基本的に開放で使用しますが、若干絞りこんだ方が良い場合がありますので、カメラのモニター等で確認しながらご使用ください。
フィルター径は95mm。
との事です。
スターシャインフィルターはフィルター径が95mmで設計されている為、自分の使用する望遠レンズに合わせて、ステップアップリングを購入する必要があります。同じくKANIから82mmや67mmに変換するステップアップリングが販売されているのでチェックしてみて下さい。
実際のスターシャインフィルターを紹介!
開封の儀
こちらが、実際に届いたスターシャインフィルターです。
ご覧の通り、ガラスに効果が施されている訳ではなく、穴が開いている構造です。注意点が、この効果面が柔らかく、強く推したら直ぐに破損してしまいそうな事。その反面、専用のケースが付属していない為、できればハードケースが欲しいところ。
しかし、レンズフィルターで95mm専用のケースを探すと3,000円近くします。これはあまりに高いですよね。昨今の価格設定はなんでもかんでも高い!
その為、100均とかで良い物が無いか探し中です。だって、6,500円の本体を運用する為に3,000円のケースって、割に合わないですよね。極論、この価格を出すならスターシャインフィルターのバラ売をもう一枚買えちゃいますから。
そんな時に朗報。
実はSIGMA 500mm f5.6 DG DNを中古で購入したんですが、95mmのケンコープロテクトフィルター専用ケースがおまけで付いて来ました。これで事足りそうです。
作例を紹介!夜景で点光源を撮影してみた
α1ii+SIGMA 500mm f5.6 DG DN
こちらが、ノーフィルターで撮影した東京夜景です。
よくよく見ると、東京スカイツリーの点光源に光芒ができていますが、僅かです。そこで、今回購入したスターシャインフィルターを装着してみました。
こ、これは凄い!と言うか、かっこいい!!
これがスターシャインフィルターの効果なのか。これはどハマりしそう。
三枚の効果を比較できるように並べてみました。
いずれにせよ、クロスフィルター(スターシャインフィルター)無しと比較するとドラマチックに仕上がっており、美しさは雲泥の差です。個人的には、スターシャインフィルターは、遠景での夜景撮影では必須アイテムとなりました。。
まとめ
今回は、KANIのスターシャインフィルターを紹介しました。
実際に東京夜景で点光源を写してみると、本当に美しい写真に仕上がり、ガラスを通さない為画質劣化も少なく、もはや欠点はないのではと思える製品です。是非、月と都市夜景を絡める天体都市夜景に挑戦したいと思います。
あっ、欠点は6,500円と言う価格ですね。
手に持った感じは軽くチープであり、正直一枚500円とか高くても980円でいいのでは!?と感じる商品です。
最近は3Dプリンターなんて物も存在する訳ですし、プラスチック体積を考慮して100均で類似品が存在しても違和感がありません。確か2022年発売当時は三枚セットで4,000円台だったので、やはり値上げはされたみたいです。
最近は何もかもがとにかく高い!