給餌するカワセミの撮影に成功!3月20日に東京でカワセミ撮影して来た

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こんにちは。

2025年3月20日木曜日に東京都内でカワセミを撮影して来ました。この記事では、遂に給餌するカワセミの撮影に成功した為、その写真を紹介します。

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3月20日に東京でカワセミ撮影して来た!

野鳥撮影の記事で日付を記載している理由は、やはり生態記録や観察になるからです。

野鳥撮影に関しては、ざっくり二パターンの撮影スタイルがあります。ひとつは、カメラマンが動きながら野鳥を追いかける(探す)探鳥スタイル。そしてもうひとつは、カメラマンが野鳥の生息地に待機し、じっと待ち構えて撮影する観察スタイル

自分は先天性の視覚障害(弱視)がある為、そもそも肉眼・裸眼で野鳥が見えない為、探鳥スタイルでの撮影は困難です。その為、必然的に待ち構える観察スタイルになるのですが、自分の撮影スタイルは特に都心部では非常に有利です。その理由は、限られた緑地や池で既に情報も多い為、場所を特定するのが容易です。

また、自分が初めてカワセミ撮影を始めた23歳頃。2013年当時に出会った師匠が、探鳥スタイル=追っかけは野鳥が逃げる為良く無い!本来の野鳥撮影のスタイルは観察スタイルであるべきだ!と教えてくれました。

以上を踏まえても、今自分は非常に恵まれた環境で生活できている訳です。

話は本題へ進みます!この日は平日ながら祝日であり、午後から奥さんと都内へ出かける予定でした。そんな中で、休日を更に充実させるために早起きし、自転車でアクセスできるカワセミ撮影地に水筒を持参(ココ非常に重要!)し足を運びました。

狙いはカワセミの給餌を撮影する事です。

カワセミ撮影、野鳥風景と動体撮影シーン

カワセミ撮影地に到着したのは朝の8時頃。

星空や朝景写真を撮る身からすれば決して早い時間帯ではありませんが、そもそも野鳥はある程度明るくなった頃でないと撮影が困難な為、日の出一時間後以降とかが最適です。

カメラマンはガチ常連さんしかいませんでしたが、9時を過ぎたあたりから続々と到着し、最終的に四十人以上いたとか。それはそうですよね。こんなにカワセミを至近距離で撮影できる東京都内な訳ですから、最も混雑するんでしょう。

でも大丈夫。撮影と観察環境はしっかり整備されており、内側から池の上のカワセミを狙う為、カメラマンが干渉する事はありません。

こちらは自然の枝の上にとまったカワセミの様子です。

周りのカメラマンは目が肥えており、飛び込みシーンや給餌・後尾シーンにのみシャッターを切りますが、自分は風景に溶け込む野鳥こそ美しいと思っている為、こう言ったシーンでもカワセミの視線を狙ってシャッターを切ります。

ちなみに、こちらが良く飛び込みを行う枝にとまったカワセミ。

シグマ 500mm f5.6の絞り開放で撮影していますが、自分史上最もカワセミを解像させた一枚です。直写日光も当たっており、顔の表情が凄まじいです。

カワセミは非常に高スピードで飛びます。

500mmの近距離では、画角に入れる事はほぼ困難。その為、健常のカメラマンは照準器を使うのですが、弱視の自分は肉眼・裸眼で野鳥を見る事ができない為適応外となります。

その為、何度も飛び込みしている方向にカメラを向け、AF-Cに設定。ここがポイントで、従来はMFの置きピンにしますが、自分が所有しているカメラはソニーのフラッグシップ機α1iiです。カワセミが飛来するまでは水面にピントが追従するのですが、カワセミが通った直後からこのガチピン!

これが非純正レンズでも機能する訳で、α9iiiやα1iiにはお金をかける価値がありますな。

奇跡!視覚障害者が給餌するカワセミの撮影に成功

お待ちかねの給餌シーンです。

都内の池だから撮影が楽とは言いますが、それでも止まり木は多く点在しており、ひとつひとつの動作は一瞬です。幸い、カワセミは飛ぶ際に必ず鳴きます。肉眼・裸眼でカワセミが見えない自分は、αのEVFとこの泣き声を頼りに飛んだ方向を予測し、その先にある枝にカメラを向けます。その為、健常のカメラマンと比較し避けられないタイムラグが生じます。

更に、カワセミが餌を獲った後に自分で食べるか、パートナーに給餌するかに二パターンがあります。基本的にはオスがメスの居る場所に餌を運んでいく為、飛び込みシーンに釣られてオスばかりを追いかけていると、メスの居る枝に飛んだ際に見失い(タイムラグが生じ)、給餌シーンを逃す恐れがあります。

その為、自分の場合は最初からメスの居る枝にカメラを向けた方が確実です。そんな視覚障害と野鳥撮影と言う、極めて相性の悪い壁を克服しつつ、はたまた自分スタイルを学習しつつ撮影を続けています。

そして、給餌の瞬間はやって来ました。

二羽のカワセミが並び、駆け寄りながら小魚を口移しします。この瞬間は手が震えました。

無事に給餌が終わりました。

川沿いを歩きながらカワセミ撮影する追っかけ・探鳥スタイルでは、そもそもカワセミが逃げてしまう為こう言ったシーンを撮影するのは難しいでしょう。

この時点で11時前後だったと思うのですが、センターの枝で給餌してくれないか。そんな事を考えながらお昼を迎えました。そろそろ帰ろうかと思う頃、その時がやって来ました。

更に至近距離、センターでの給餌です。

右側のカワセミは顔が暗くなってしまいましたが、先ほどとは逆で背中の青色が写りながらの給餌シーン。本日二度も見られて大満足です。

まとめ

言いたい事は一言、野鳥を撮るならα1iiとシグマ 500mm f5.6をすぐ買いましょう。

平均年収で東京都内在住のサラリーマンが買えるのですから、誰でもポチれます。

それではまた。

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