こんにちは。
今回紹介するのは、千葉県の房総半島最南端にある日の出スポット、野島崎灯台です。
以前に星空撮影で天の川の記事を書いた事があるのですが、今回はドローン(Mavic 2 Pro)を使った空撮写真をメインに紹介しようと思います。
目次
野島崎灯台で日の出を撮影
千葉県房総半島の最南端にある野島崎灯台。そこでの日の出撮影はどんな絵になるのか想像してみました。房総半島の最南端と言う事は、日の出と夕日の両方が見られるイメージがあります。余談ですが、伊豆半島最南端は山が多く、日の出と夕日の両方が水平線と合わさる場所は意外とないです。ただ、今回の千葉県の野島崎灯台付近の海岸沿いは視界がよく、両方みる事ができます。とは言っても、水平線に沈むのは日の短い冬の季節なります。
2016年9月に撮影
実際に、野島崎灯台の白いベンチには、「南房総白浜サンライズポイント/絶景 朝日と夕陽の見える岬」などと書かれた看板が立てられています。
野島崎灯台とは
野島埼灯台は千葉県の南房総市 野島崎にある白いくて大きな灯台です。また、灯台自体が南房総国定公園内に位置しており、白亜の八角形をした大型灯台は江戸条約灯台の一つで、日本の灯台50選に選定されているそうです。また、国の登録有形文化財に登録されています。
Google マップの衛生写真を使用
野島崎灯台の位置が分かるように、Googleマップの衛生写真を載せてみました。
画像の赤印の位置が野島崎灯台になるのですが、ご覧の通り房総半島の本当に最南端に位置しています。野島崎灯台へは高速バスや路線電車、車などさまざまな移動方法で何度も訪れましたが、東京から公共交通機関で行くにはとにかく遠い場所です。ただ、車ならアクアラインを経由して二時間ほどで行けます。
基本情報
・所在地:〒295-0102 千葉県南房総市白浜町白浜
・アクセス:
公共交通機関の場合↓
JR内房線 館山駅下車、JRバス関東 安房白浜行乗車、 野島崎灯台下車
JR内房線 千倉駅下車、館山日東バス 安房白浜行き乗車、野島崎灯台口下車
JRバス関東・日東交通 房総なのはな号 東京駅八重洲口乗車、 館山駅・安房白浜下車
車の場合↓
高速道路 東京湾アクアライン・館山自動車道で「富浦インターチェンジ」へ
一般道路 国道410号 房総フラワーラインへ(駐車場無料駐車場 白浜野島崎公園駐車場有)
・参考サイト:野島崎/千葉県公式観光情報サイト
撮影機材について
今回の空撮写真は、DJIのドローン Mavic2Proを使用しています。
最近はジンバルなどあらゆる動画撮影機材を売っぱらっていますが、安定した飛行が可能で、1インチセンサーと28mmf2.8の単焦点レンズを搭載するmavic2proだけは手放さずに使用しています。Logでの動画撮影もできますし、巷でDJIのFPVドローンで賑わっている今日この頃ですが、未だにカメラ性能を含めたトータルバランスは最強のドローンだと思っています。
野島崎灯台で撮影した日の出の写真
ここからは、ドローン(Mavic 2 Pro)とα7シリーズで撮影した日の出の写真を紹介します。
ドローンの空撮写真
Mavic 2 Pro 28mm f8 1/120 iso100
こちらが日の出直後に、ドローン(mavic2pro)を使い海上から撮影した日の出の写真です。
ただ野島崎灯台周辺の陸の上から日の出を撮影しても、どこで撮影したのか分からないような海の写真になってしまいます。しかし、空撮する事で、他では絶対に見る事のできない写真となります。同時に動画も撮影したのですが、この日の出の映像を撮影していて、一人でとても感動していました。是非、この感動を誰かと共有したかったです。
Mavic 2 Pro 28mm f8 1/120 iso100
もう少し野島崎灯台に寄って撮影した一枚。
どうしても白い灯台と朝日を構図に入れたい為、同じような写真が並びます。基本的に海上であれば構図は無限な為、動画と同時進行で撮影すると考えると非常に忙しいです。そう考えると、飛行時間が30分以上持ってくれるmavic2proのバッテリーは非常に心強いです。
Mavic 2 Pro 28mm f8 1/200 iso100
さらに野島崎灯台に寄って撮影した一枚。
灯台と太陽を構図に入れる空撮写真では、自分の中ではど定番の構図となります。HDR風にシャドウ部を持ち上げる現像方法も行ったのですが、個人的には見た目に近いシルエットの写真の方が好みで、補正はほどほどにしています。
余談ですが、人や建造物等に30m以上距離を取ると言うのは、自分の調べでは許可を取っていないものに該当すると言う認識です。また、上空に関してはグレーゾーンなものが多く、そもそも真上を飛行しちゃいけないと言う意見や、上空も30mあければいいと言う意見もあり、非常に難しいです。いずれにせよ、グレーゾーンならやらないに越したことはないですし、飛ばす場合は事故後の責任を取る覚悟で行う必要がありますね。
物はお金を払って弁償ですみますが、人の場合は本当に命を奪ってしまうので、自分の場合は絶対に人の真上には飛ばさないようにしています。
Mavic 2 Pro 28mm f8 1/30 iso100
こちらは、太陽の光に対して野島崎灯台が順光になるように撮影した一枚。
白い灯台だけでなく、背景の白い建物もオレンジ色に染まっています。こちらは、DJI定評のトラッキング機能を使い、灯台の周回を動画撮影した後に撮影しました。
白いベンチと天の川
α7III+SEL1635GM 20mm f2.8 ss1/20 iso3200
同日に撮影した白いベンチと天の川の写真です。
野島崎灯台は関東の星空スポットでは最も有名で定番の場所となっており、それに並ぶ茨城県大洗町の神磯の鳥居と同様、みんな同じような写真を撮る事で有名です。新月週末快晴時は三脚40台が並ぶだとか、外人さんが星空撮影しているとか、Instagram等のSNSを見ても一目瞭然です。
SNSが普及する現代、もはや日本で穴場な星空スポットなんてないのかもしれませんね。
野島崎灯台で撮影した天の川の記事はこちら↓
白いベンチと日の出
α7III+SEL1635GM 35mm f8 ss1/160 iso100
こちらは陸の上から、白いベンチと日の出を写した一枚です。
やはり陸の上から日の出撮影を行うと、あまり野島崎灯台らしさが出ないですね。強いて言えば、白いベンチの右側に太陽が顔を出してくれればそこそこ絵になるのですが、、、。
ドローンの空撮映像
追記の内容になります。
ドローン(mavic2pro)の空撮映像を使って動画を作りました。前半には、α7シリーズで撮影した天の川の写真をスライドショーで入れてあります。是非ご覧ください。
まとめ
野島崎灯台で撮影した日の出の写真、いかがだったでしょうか。
野島崎灯台は何度も訪れている場所で、2020年の秋にも一度、友人と空撮に来た事があります。今回の撮影も含めて感じたことは、南房総から外房エリアは、非常に風が強い事です。風速10mを超える事は珍しくなく、macic2pro以上の機体でないと心配な部分はあります。
得られる写真に関してですが、やはり空撮も日中より日の出や夕日の時間帯が映えますね。
自分は普段撮影に行く前に、どんな写真を撮るのかイメージを持つために、今まで他の方がどんな写真を撮っているのかインターネット等を使って調査します。この行動には、面白みがなくなるとか賛否両論あると思いますが、自分は誰も撮った事がない写真を撮りたい訳ではないので問題ないのです。
そして、ドローンによる空撮で、特に静止画をメインに写真を撮っている人間は少ないので、自分が撮影した写真を見ても、正直に新鮮で感動する事が多いです。
それではまた。
この日の前日に撮影した野島崎灯台の夕日の写真の記事はこちら↓