こんにちは。
メイン三脚選びは大変迷いましたが、ようやく決着がつきました。とは言っても、最も頑丈でメインなエース三脚を選んだと言うよりは、一番自分の撮影スタイル・使用用途・撮影頻度にあった三脚を選んだと言うのが正直な書き方です。三脚も結局は使い分けですからね。
この記事では、5年ぶりに買い替えたメイン三脚を紹介します。
※この記事は、2021年の初夏にジッツオGT2545Tを購入した直後に書き始めました。しかし、下書きに留め、一年間以上使用した2022年秋に続きを書いています。
目次
ジッツオのトラベル三脚「GT2545T」を購入
ジッツオが展開する三脚について
- システマティックシリーズ:ジッツオ三脚の中でも最も堅牢性と安定性に優れているだけでなく、モジュラー式になっているのが特長。最新モデルはCarbon eXactチューブ、新大型石突、「イージーリンク」コネクターなどの新機能により、安定性・拡張性・操作性がさらに向上しています。
- マウンテニアシリーズ:ジッツオの「万能」カーボン三脚のファミリーで、極めて堅牢かつ軽量です。 パフォーマンスと使い勝手を高める最新のジッツオのテクノロジーを採用し、さらに進化しました。
- トラベルシリーズ:離れ難いともいえる、旅の仲間。ジッツオが最初に開発した180° 折り畳める機構をもつ三脚は、新しいカーボンチューブの採用でより強化され、毎日のように持ち運ぶのさえ苦になりません。
ジッツオが展開する三脚は、上記三シリーズがあります。
ジッツオのトラベル三脚「GT2545T」について
GITZO 三脚 トラベラー 2型 カーボン 4段 QDボール雲台キット GK2545T-82QD
今回自分が購入したのが、一番下のトラベルシリーズの中で、パイプ径が一番太い29mmのモデルになります。つまりは、一般的に販売されているトラベル三脚の最高峰の品を手に入れた事になります。
メイン三脚に選んだ理由
30歳代を迎え、写真撮影歴15年以上の自分が、メイン三脚を買い換える訳です。
せっかくジッツオの三脚を買うのであれば、耐久性を重要視したマウンテニアシリーズがいいと思い、マウンテニアシリーズのGT2542と相当に悩みました。
しかし、やはり公共交通機関と徒歩での移動がメインの自分にとって、180度脚が回転させて収納できるGT2545Tの方が、撮影スタイル・使用用途・使用頻度に合うのではと考えました。GT2545Tは、世界で最高峰のトラベル三脚であり、仕様(スペック)自体に絶対的な優位性があります。
具体的には、最大パイプ径29mm・エレベーター未使用の雲台なしで130cm以上の高さがありながら、収納時に44.5cmと言う超小型化設計を実現しているのです。これ、SIRUIの最大パイプ径28mmトラベル三脚が収納時48cm。他の例として、Leofotoで全く同じ収納サイズのトラベル三脚を探すと、最大パイプ径25mmのモデルしかありません。
最大パイプ径29mmでありながら、収納サイズ44.5cmを実現したジッツオのトラベル三脚 GT2545Tは、ブランド力だけでなく、上記のような優位性のある三脚だったのです。
流石、最初に180度回転式の脚機構を開発した世界最高峰の三脚メーカーですね。
写真で見るGT2545T
こちらが、自分が愛用するメイン三脚「GT2545T」です。
トラベル三脚最大の機能でもある収納状態で撮影していますが、44.5cmと言う短さは圧倒的です。また、自由雲台のみを社外性にすると言う選択肢がありましたが、今回は思い切ってジッツオ純正のQDポール雲台キット(82QD)を選びました。
自分は以前、3Way雲台を使用していましたが、ここ最近は収納力・起動力を重要視して自由雲台しか使用しません。特に、星景写真を撮る場合に自由雲台は最強です。
こちらは、収納状態から自由雲台を写した写真。
インターネット上では、ジッツオの三脚は脚は良いが雲台は駄目と言うレビューが多々あります。しかし、よくよく調べると昔の話らしく、現行モデルは精度が高いそうです。そして何より、トラベル三脚の収納時に合わせた雲台構造(形状)が非常に良く考えられており、自由雲台だけを社外性にするのは正直勿体無いです。
記事を書き始めた直後にお嫁に出した、SIRUIの三脚と並べて撮影してみました。
SIRUIのトラベルカーボン三脚も、その機構は元を辿ればジッツオのトラベル三脚を参考に造られています。価格が半額ほどであり、5年間使用しましたが本当に満足のいく三脚でした。
先にも書きましたが、SIRUIやLeofoto、Aokaなど、現在で人気などの三脚メーカーのトラベルシリーズのスペックを見ても、GT2542Tほどパイプ径が太く高さがあるにも関わらず、収納時の長さが45cmを切るモデルは2022年現在も存在しないんですよね。
ジッツオは本当に凄い三脚メーカーです。
こちらは実際の撮影現場、神奈川県の工場夜景を撮影しに行った時の記録。
ジッツオの三脚は、精度や機能だけでなく、その外観も非常に美しいです。カメラだけでなく、支える三脚も拘る事で愛着が持てます。
一緒に買ったアクセサリー
センターポールのフック
中華性の三脚には標準装備なセンターポール(エレベーター先)のフック。
個人的にエレベーターのフックは荷重を増やしたり、荷物を引っ掛けておけるので必須な機能でした。しかし、GT2542Tにはフックがありません。インターネットで調べると色々な情報が出てきますが、理想はマウンてニアシリーズのフックを流用する事です。
しかし、Amazon等では販売しておらず、カメラ専門店で購入しました。
余談ですが、ひとつ小型モデルのGT1545T用にはセンターポール用のフックがAmazon等で販売されていました。GT1545Tも非常に魅力的なトラベル三脚であり、いっとき本当に追加購入しよう思いました。しかし、流石に10万円を超えるトラベル三脚を二本も買うのは勿体無い為、諦めました。
もし、メイン三脚をマウンテニアシリーズにしている方はサブ三脚に非常におすすめです。
三脚ケース
メイン三脚を持ち運ぶ際、三脚ケースは必須です。
しかし、ジッツオ純正の三脚ケースは一万円近くします。周囲からの目線(盗難リスク)や価格を見ても、ジッツオの三脚ケースを買うのは避けたかったです。
もう一つの選択肢はSIRUIに付属していた三脚ケースです。作りが想像以上に良く、サイズ的にもジッツオのGT2542Tに合っており、流用しようと考えました。しかし、購入た方がどうしても一緒に欲しいを言っていたので、セットにして売ってしまいました。
LeofotoやAokaも三脚ケースは付属しているのに、ジッツオは別売りなのが嫌らしい。と言う事で、価格的にもサイズ的にもちょうどいい三脚ケースを探し出しました。
Velbonから出ている52cmまでの三脚が収納できるケースです。
作りが細く、見た目もいいので重宝していますが、ポケットがないのが難点です。三脚ケースは大型家電量販店の三脚コーナー等へ何回も足を運び探しましたが、65cm用など意外と大きなサイズしかなく、トラベル三脚であるGT2542Tの44.5cmに合う三脚ケースがなかなかありませんでした。
これでは、トラベル三脚の利点が活かせなくなるので、今後もっといいケースがあれば、変更したいと考えています。理想は、サブ三脚に中華性のトラベル三脚を追加し、そこに付属している50cm未満の三脚ケースを併用する方法でしょうか。
三脚用レッグカバー
10万円を超えるジッツオの三脚を購入した訳ですから、破損や傷防止にも力を入れたいです。
そこで、三脚のアームカバーも探しました。しかし、これもジッツオ純正が一万円近くします。また、Leofotoが出しているものも高く、正直ホームセンター等でいられているパイプ用のスポンジで代用しようか迷いました。
しばらく探していると、SLIKから安価なレッグカバーが販売されていたので購入しました。レリーズが引っ掛けられるポケットも装備しており、これはかなりおすすめです。
ストーンバッグ
自分はそこまでシビアな環境で撮影していない為、ストーンバッグを持っていません。
ただ、撮影中に細々した道具を置けるので、調達しようと考えています。調べてみると、レンズフィルターメーカーKANIが出していました。Leofotoは三脚メーカーとしてはコストパフォーマンスが高いと人気ですが、こう言ったアクセサリーは何故か高くおすすめできません。
まとめ
今回は、自分が選んだメイン三脚「GT2545T」の紹介でした。
トラベル三脚としては、SIRUIの三脚で慣れていたので特に問題なく使用する事ができました。実際、中華性のトラベル三脚と使い比べてみてですが、金属の質感や各種調整が非常に軽く、なおかつ精度が高い為、安定性が高いです。また、三脚自体のの開閉もスムーズな気がします。正直SIRUIのものは金属がキンキンに冷えやすく、各種調整も寒冷地などの環境により重たくなりやすく、三脚の開閉も滑らかではありませんでした。
この辺りは、使用している部品や金属が違うんでしょうね。この記事を書き始めてから一年が経過しましたが、上記の印象は変わっていません。
お嫁に出したSIRUIの三脚は、ハワイ島やフランス旅行に一緒に行き、大切なカメラを支えてくれた思い出深い三脚でした。次世代であるジッツオの三脚は、10年以上使用するつもりで大切に使用したいと思っています。
7月の石垣島旅行には持っていきませんでしたが、10月の撮影旅行ではたくさん活躍してもらい、石垣島の風景と絡めて三脚自体の写真(撮影風景の記録)も撮影したいと思います。
それではまた。