こんにちは。
今回紹介するのは、石垣島旅行では絶対に外せない観光スポット「唐人墓」で撮影した写真です。石垣島で起きた悲しい歴史を学ぶ事で、訪れた時に感じる印象が全く変わってきます。
目次
唐人墓とは?
石垣島観光や、石垣島ツアーを調べると必ず出てくる「唐人墓」。
唐人墓は、石垣島の南西、観音崎にある観光名所です。最初に写真で見た時は、綺麗な石碑だなぁ、程度に感じていたのですが、なんと中国人の霊を祀った墓と書かれていました。そして、唐人墓の歴史を調べると、とても悲しい物語がありました。
唐人墓とバウン号事件
19世紀の中頃、商船のバウン号が中国からアメリカへ渡っていました。航路の途中、船内で奴隷目的で誘拐され酷い虐待を受けていた中国人たちが、暴動を起こして船長を撲殺したそうです。その後に中国人たちは石垣島に上陸したそうですが、その後にイギリスの軍隊が派遣され、彼らは全員殺害・捕虜にされたそうです。
この事件の後、石積みの墓碑が造られたそうですが、1972年に中国風の様式で新しく唐人墓が建てられたそうです。唐人墓は、その美しい外観からは想像もできない悲しい歴史を秘めているんですね。
基本情報
- 所在地:〒907-0024 沖縄県 石垣市 新川富崎
- アクセス:バスターミナルまたは離島ターミナルから路線バス9番系統で15分ほど。自分はフサキビーチリゾートに宿泊していた為、レンタサイクルで数分でした。
撮影した唐人墓の写真
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こちらは、唐人墓の入り口の写真になります。
唐人墓は、9番系統バス路線沿いにあり、海の見える景観が非常にいい場所にあります。この日は旅行最終日の朝8時半にアクセスしたのですが、凄まじいスコールの直後だった為、空が真っ白ですね。
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こちらが唐人墓の全体像になります。
入り口の階段を昇るとすぐ正面に唐人墓がある為、バス停から1分とかからずに到着します。手前には両側にシーサーがおり、階段は立ち入り禁止のロープがはられていました。
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真正面から撮影した唐人墓。
シーサーに瓦屋根、龍や全体の装飾。この姿を見て、まさかあんなに悲しい歴史があったとは思えません。やはり、唐人墓の歴史を知っておいて良かったです。
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ズームして撮影した唐人墓。
ここだけ切り撮ると、余計にお墓には見えませんね。どこかの記事で、唐人墓は当時の中国文化に合わせたお墓のデザインと書かれていました。唐の時代、人の眠るお墓はこんなにも豪華だったのでしょうか。
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左側に飾られた迫力のある龍。
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右側にも同様に龍が飾られています。よく見ると、馬も飾られていますね。
唐人墓の近くの観光スポット
唐人墓の本当にすぐ目の前に、観音崎と灯台があります。徒歩でも行けます。
路線バス9番系統では、すぐ隣にフサキビーチリゾートがあります。
美しい桟橋のあるフサキビーチも、石垣島旅行では外せない絶景スポットですよ。
まとめ
今回は、石垣島旅行では絶対に外せない観光スポット「唐人墓」を紹介しました。
唐人墓は、非常にアクセスがしやすく、景色もよく、石垣島の歴史や文化も感じられる素晴らしい観光名所でした。
自分は普段、景勝地など自然メインの風景写真ばかりを撮影しています。そんな中、今回のように旅先の歴史を学び、人同士の争いで造られた文化財や史跡を訪れるのも、いい旅の醍醐味だと知りました。
石垣島の悲しい歴史が祀られた唐人墓、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
それではまた。