こんにちは。
今回の記事では、α7シリーズやα9を使うユーザーの望遠レンズの選択と言うお話です。
2019年春現在、まだEマウントのカメラシステムでは望遠レンズが少ない状態です。
特に400mm以上の焦点距離となると、選択肢はかなり限られます。
ソニーのαEマウントでカメラシステムを構成している方の中では、同じ悩みを持っている方はけっこういるのでは?とも思います。
目次
400mm以上の焦点距離とカワセミ撮影
自分は以前にカワセミの野鳥撮影を行っていました。
その際のカメラ機材はα77Ⅱ+SAL70400G2と言うシステムであり、35mm換算600mmと言う超望遠領域でカワセミの飛躍を追いかけていました。
とは言っても、野鳥撮影において400mmが広角な為、600mmは標準と言った感じ…。
この写真は、2015年の春先に自分がα77Ⅱ+SAL70400G2で撮影したカワセミの写真です。
この機材の総額、全て定価で購入した為振り返れば40万円を超えます。
これをカワセミ撮影だけの為に費やしたのですから、今思えば凄い事です。
振り返れば、当時はいずれSAL500F4Gなんかにも手を出すと思っていました。
しかし、現在はEマウントに統一。手元の機材は最大でもSEL70200GMの200mmです。
いつかはカワセミ撮影を再開したい。また、遠景撮影を行う中で、多々400mmほどの焦点距離が必要な場面が増えてきました。
そこで、400mmの焦点距離をどう確保するか、候補をあげてみました。
α7シリーズの望遠レンズの選択
それでは、400mm以上の焦点距離を確保するにはどんな選択肢があるのか。
高価なものから現実的なものまで並べてみました。
SEL400F28GM
現時点でのEマウントレンズで最長のヨンニッパと言われるものですね。
140万円以上の大砲レンズですが、手持ちが行えると言う強者。
二倍テレコンのSEL20TCを噛ませるとハチゴロウになるので、αで野鳥を撮る場合はα9にこれとテレコンを買えばもう何もいらないと言うレベルです。
と言うか、Eマウントでハチゴロウって出るんでしょうかね。来年に東京オリンピックが控えているにも関わらず、サンニッパやゴーヨン、ロクヨンもありませんからね。。。
SEL70200GM+SEL20TC
ニッパチズームレンズのSEL70200GMに×2倍テレコンのSEL20TCを挟む方法です。
これで35mm換算140-400mmf5.6でAFの効くレンズに生まれ変わる訳です。
合計30万円ちょいで、二本のレンズとして楽しめるなら超お得な感じがします。
問題はテレコンによる画質の劣化です。レビューを見ると、従来のデジタル一眼レフメーカー程の劣化やAFの低下がないとの事。ここは個人の妥協点により左右されます。
何より一番は、既にSEL70200GMを所有している方は、+5万円でこのシステムが手に入るので、一番手っ取り早いですし試す価値がありますね。
SEL100400GM
自分はSEL70200GMは既に所有しているため、×2倍テレコンであるSEL20TCを購入するのが一番安く済むのですが、問題は画質です。
そこで次に候補にあがってくるのが、超望遠ズームレンズのSEL100400GMです。
レビューを拝見すると、やはりSEL70200GM+SEL20TCとSEL100400GMを比較すると、こちらの方が画質やAFが上とのコメントを目にします。まあ当然ですよね。
テレコンで800mmのレンズにも化けますし、屋外での野鳥や飛行機などの撮影を多く行う方は悩まずこちらで決まりです。
問題は、既にSEL70200GMを所有している方で、400mmを撮影する場合ですよね。25-30万円を出してこちらにするか、はたまたテレコンにするか、そんな悩めるループにはまる訳です。自分もこの辺りで落ち着きそうです。
SEL70300G+aps-cグロップ
15万円弱で購入できる、70-300mmf5.6と言うスタンダードな望遠レンズです。画質の評判がまあよく、何より上記のレンズたちより軽いのが魅力です。
300mmにaps-cグロップだと、α7RⅡやα7RⅢで1800万画素、α7Ⅱやα7Ⅲで1000万画素となり、 450mmの焦点距離が稼げます。α7Sやα7SⅡで500万画素でしたっけ?…。
望遠レンズで小型軽量となると使用頻度も増えそうですし、候補としては全然ありです。
LA-EA3+Aマウントレンズ
これは予算を抑えたい。でもソニーの純正レンズを使いたいと言う方にオススメです。
自分は以前、α7ⅡにLA-EA3にAマウントの大三元レンズ三本を装着して、メインカメラとして使用していました。
Aマウントのレンズは中古が安く出回っており画質(解像度・ボケ・色乗り)がいいです。例えばaps-c用のSAL1650のf2.8通し、他社で10万超えですが、普通に5万を下回る安さです。
SALSAL70300G初期型も画質良好で5万円を遥かに下回る価格。
本題でもあるSAL70400G2も15万円を下回る価格で買えます。あくまで中古ですよ。
注意点は、LA-EA3でのAF性能の低下です。
大三元は十分実用的でしたが、SAL70400G2はAFがかなり迷ったので、MF前提になります。
大三元が十分実用的と書いた証拠に、作例を一枚だけ紹介します。
こちらがα7Ⅱ+LA-EA3+SAL70200GのAF-Sで撮影した写真です。
この程度なら、AFは問題なく撮影できます。
話はそれますが、動物対応瞳AFのカメラを入手したら、またこの場所に撮影に来たいです。
LA-EA4+Aマウントレンズ
この組み合わせで超望遠領域の写真撮影を行っている方は、恐らくほとんどいないでしょう。
しかし、自分は以前、NEX-7+LA-EA4+SAL70400G2でカワセミを撮影した事があります。
α77Ⅱが発売される前の頃ですね。懐かしいです。
AFポイントこそ昔のα77と同じで少ないですが、枝などへのピントは位相差AFで問題なく効きました。証拠の写真を見せて欲しいって…?もちろんです。
ただ、今保存用のハードディスクに眠っているので、次に繋げた時にこの記事に載せますね。
MC-11+社外製レンズ
シグマのレンズで予算を抑える、もしくはキヤノンのEFレンズを既に持っている方におすすめのシステムですね。
LA-EA3に比べてAFが速いそうですし、シグマのレンズも画質がいいので選択肢としてはありです。シグマの100-400f6.3とかなら重量抑えられて現実的かも?…。
余談ですが、知人がα6300+MC-11+シグマ150-600mmf6.3でモータースポーツの写真を流し撮りしていましたが、普通に感動する写真が撮れていました。
やはり機材ではなく腕ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
予算があって、普通に最新で最大の機能を使いたいなら迷わずEマウントのレンズです。
LA-EA3やLA-EA4に関して。これら療法の使用経験がある自分にとっては、本格的に動体を撮影を行わないなら普通にありだと思います。
じゃあブログ主はなぜEマウントに乗り換えたのかって突っ込みたくなりますよね?
勿論最初は予算を抑えるためにAマウントのレンズで揃えました。Eマウントに統一した理由は、単純に予算ができたのと、カメラシステム自体を小型軽量にしたかったからです。
SAL2470ZやSAL1635Zはガラス玉のように重たいですからね。車の免許がなく、登山も行う自分にとって、小型軽量化は行動体力に大きく影響する問題です。
さらに強いて言えば、AマウントのSAL1635Zなんかは逆光に弱かったんですよね。
ご参考に。
最後に、前の記事にも書きましたが2019年内にタムロンから100-400mmクラスのレンズが出るとの噂がありましたね。ただ、CP+2019では17-28mmf2.8しか展示されませんでした。
もうそろそろ待てないので、自分は純正で揃えてしまいそうです。
ニコンの200-500mmf5.6があの価格で手に入るのが本当に羨ましいですね。
ソニーさん、よろしくお願いしますよヽ(・∀・)ノ。