【お金と人生】30歳で奨学金を一括返済した話!メリットとデメリット

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こんにちは。

2020年はコロナウイルスの影響で、世界中の人たちに悪い意味で大きな影響が与えられました(人類以外の生物にとっては、いい影響が来たと言えるのかもしれません)。

幸い自分は医療機関に勤務しており、今のところ職を失うことはなく、またボーナスカットもされていません。ましてや毎年半強制的に行かされていた社員旅行もなくなり、積立金は返ってくるは、忘年会の経費が返還されるはなど、良いことの方が大きいです。

そうそう、実は自分は昨年末にコロナウイルスの濃厚接触者認定を受け、二週間の自宅待機命令を保健所から指示されました。この出来事はこの記事の本題からは外れるので、また本記事のように雑談でお話ができればと思います。結構えぐいですよ!濃厚接触者認定は。

話を戻し、就職が難しいであろう大手の航空会社や旅行会社で次々とボーナスカットや社員の切り捨てが行われている事を考えると、今の自分は本当に恵まれていると感じます。

一つの畑に両足を突っ込んでいると、この先本当に怖いですね。

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2020年はコロナウイルスの年!

2020年のコロナウイルス事態は仕事以外にも、自分の生活に大きな影響を与えました。それは、近年星空撮影以上にハマっていた海外旅行に全く行けなくなった事です。

しつこいくらいにこのブログでも語っていますが、2019年はイタリアとフランス(パリ・ノルマンディー地方のモンサンミッシェル)、ハワイ島(完全な写真撮影旅行)に行くなど、海外旅行に全集中していました。そして、30歳になる2020年には台湾、オーストラリア、ドイツ、オアフ島の四カ国に行く予定を立てており、特に身体が若いうちに南半球での天の川撮影と言う夢を果たせれば、もう子供を作って後半の人生に移行してもいいと考えていました。

しかし、2020年はコロナウイルスによる全世界への悪影響の発生。。。ある意味、コロナウイルスの影響で自分の人生が大きく狂ったと言えます。そうなってくると、色々この先の人生について考える事が多くなってきました。

奨学金400万円の借金生活!

そんな2020年ですが、ずっと悩んでいた「奨学金の一斉返還」を済ませました。これは、資産運用とも言える人生で本当に大事なイベントでした。

ここからは、本題の奨学金のお話になっていきます。

奨学金で進学、そして大学生活!

自分は三人兄弟であり、三人とも大学に進学しました。そのため、大学の学費・家賃・生活費を確保するために、奨学金を借りていました。

自分が借りていた奨学金の総額はなんと約400万円!凄いですよね。社会人になって初めてお金を稼ぎ始めた前から、この多額の借金を抱えていた訳です。

ひと月8万円ずつが口座に振り込まれていたのですが、その使い分けです。大学の学費は両親が支払ってくれていたので、30,000円が家賃、残りの50,000円が教材や生活費、貯金になります。アパートに住む事もなく、共同生活である狭い寮に4年間生活していました。この学生共同の寮生活は、社会性や生活力を身につけるのに最高の環境であり、アパートで一人暮らしをするよりも自分の精神力を成長させたと思います。

そして、この寮生活がなければ、恐らく自分は今の奥さんと結婚どころか、付き合ってもいなかったでしょう。そう考えると、奨学金を借りたおかげで、自分は大学に進学し・学生寮に住み・結果として今の奥さんと出会った訳です。そう考えると、奨学金を借りる事は仕事や就職だけでなく、自分のパートナーとの出会いや人生に大きく影響を与える訳です。これって本当に凄い話!

大学生の頃から自分のケチな貯金生活は始まっていました。学生の頃からお金のかかる飲み会は大嫌いであり、アルバイトも含めてひたすら貯金を行なっていました。思い返せば、人生で初めて購入したレンズ交換式のデジタル一眼レフ ニコン D90、あれは大学3年生の2020年7月に買いました。勿論一時期アルバイトも行なっていましたが、自分の人生を変えたカメラも、奨学金で買った訳ですよ。大学時代からお金をかけるもの、かけないものの区別を明確にできていたのは、恐らく両親の教育のおかげなんでしょうね。感謝感謝の気持ちが高まり、年末にはプレミアムモルツを箱ごと実家に送りつけてやりましたよ!笑。

そんな奨学金400万円の借金生活である大学生活四年間ですが、社会性・生活力を身につけ、今の奥さんを彼女にし、今でも結婚式や時々集まれる友人を作り、医療従事者として一生働ける国家資格を取り、2012年に東京都内の病院に就職した訳です。

奨学金の返済開始と社会人生活!

2012年の春。確か奨学金の返済が始まるのが、半年後の9月からだったと記憶しています。

自分は無事に東京の会社に就職できた為、奨学金を毎月返済するのに何一つ苦労はしませんでした。そうです。毎月27日には銀行口座から19,000円弱が引かれ、それが通帳に記帳されるだけです。ただ、生活に苦労はなかったものの、この奨学金が引かれた通帳を見るのと、お給料総支給額から毎月19,000円弱が引かれる日々が、地味にストレスではありました。

こんな日々が5年ほど続く中で時々頭にちらつく事がありました。一月に19,000円弱返済していたら、全額返済する頃には40歳を超えてしまう言う事。40歳と言えば子供もいるかもしれませんし、家も買っているでしょう。自分はその時までこの借金を返済していないのか。

ここで問題になってくるのが、一括返済をするかしないか。

自分はひと月のお給料はサラリーマンの平均以下です。しかし、生活スタイルから毎年のように複数回海外旅行に行ったり、20万円を超える高級なデジタル一眼カメラ機材を複数買いながら趣味を満喫する生活を送れてきました。そして、それにも関わらず、毎年100万円を貯金すると言う生活がスタイルが実現できており、結婚した25歳過ぎには正直に奨学金の全額一斉返還が可能な額の貯金に成功しました。

30歳になった今思えば、奨学金を借りておらず、独身で社員寮に住んでいれば、おそらく30歳で1,000万円貯金するなんて事は全く難易度の高い事ではありませんでした。

あまりしっかりと記憶してはいないのですが、当時に一括返済した場合と、40歳過ぎにかけて返済したのでは、利子の関係で30万円近くも返済金額に差がつく計算でした。

ただ、当時は可能にも関わらず、一括返済しませんでした。

その理由が、まとまったお金が必要になる時期が30歳前後と言われているからです。結婚式、出産子育て、そしてマイホームの購入。。。あらゆる人に相談した結果、生活が苦でないのであれば、現状維持で貯金額を増やしておいた方がいいとの意見が多かったのです。

そんなこんなで趣味を満喫しながら年月が過ぎ、迎えた2020年。この年は自分のアパートの契約更新の年であり、実は春くらいからマイホームを探していました。しかし、東京都内で最寄りの路線沿いは本当に土地や家の値段が高く、購入に踏み切れずにいました。また、コロナウイルスが与える影響により、数年後の物件価値が大幅に下がってくるとの噂も聞きました。

とりあえずマイホームの購入は来年以降にしよう!

そして、家を買わないのであれば、

先に奨学金を一括返済使用!

とまあこんな流れで、2020年11月。残金250万円ほどの奨学金を一括返済する事にしました。勿論、就職して自分の口座から、これだけの大金が引き落とされたのは初めてです。

奨学金(借金)のない生活!

2021年を迎えた現在、自分は借金ゼロの人間となり、もうすぐ31歳を迎えようとしています。そして、東京都周辺ではコロナウイルスによる二度目の緊急事態宣言が発令されました。2021年に一度も写真撮影や空撮に行けないまま、ただ平和な日常生活が流れています。

奨学金を返済した事で、自分の口座の残金は大きく減りましたが、それでもマイホーム購入に500万円の頭金を出しても、生活に困らない貯金額が口座に残るだけの貯金はあります。

そして何より、毎月のお給料が19,000円増えたと言うプラス思考に考えられ、利子の関係で40歳過ぎまで返済しなかった場合と比較し、20万円弱の利益が出た計算になります。

まとめ

2020年に奨学金を一括返済した時に感じた事は、「結局大きな買い物をしなかった。もしそれが前から分かっていたら、25歳くらいで一括返済しておけば良かった」と。

これは誰でも感じる事だと思うのですが、人生本当に何があるか分かりません。25歳で一括返済した直後に自分が交通事故に遭うかもしれません。人に怪我をさせていたかもしれません。

そう考えると、この先の人生も、自分のその時の判断や選択によって大きく左右され事が分かります。自分は2020年の30歳で奨学金を一括返済した事は、自分の人生で正解な判断だったと信じています。

これからまだまだ長いと思いたい、一度きりの人生。老後を見据えて幸せに生きたと言える人生になるよう、今後も後悔しない選択をしたいですね!

それではごきげんよう。←だから誰だよ笑。

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