こんにちは。
2018年から2020年にかけて、栃木県の奥日光に通いました。そして、三年間旅の拠点に宿をとったのが湯ノ湖のある湯元温泉になります。
宿泊、そして毎年湯ノ湖を訪れ徒歩で湖畔を散策し、刻々と変わる幻想的な湯ノ湖の姿を楽しむ事ができました。今回は湯ノ湖で撮影した星空の写真を紹介します。
一日を通して撮影した湯ノ湖の写真の記事はこちら↓
目次
栃木県奥日光の湯ノ湖について
湯ノ湖とは
湯ノ湖は栃木県の日光市、奥日光の山奥にある静かな湖です。奥日光と言えば、いろは坂を登った先にある中禅寺湖が有名ですが、個人的には湯ノ湖の方が好きで、三年間通っています。
北東に位置する三岳の噴火で湯川がせき止められてできた湖で、周囲には落葉紅葉樹の山々で覆われており、夏には深緑、秋には素晴らしい紅葉が広がります。
また、湖自体は周囲約3キロメートルであり、湖岸の散策路で1時間ほどで一周できます。
その他マス釣りの名所でもあり、夏(5月~9月が解禁期間)には多くの人々で賑わいます。
そんな湯ノ湖ですが、山中にあるだけあって、星空も非常に綺麗に見えます。ただ、アクセスが非常に悪いのと、戦場ヶ原のある南方面が市街地方向(光害がやや多い)になる為か、星空スポットしてはマイナーなイメージです。
基本情報
・所在地:〒321-1662 栃木県 日光市 湯元
・アクセス:JR/東武日光駅前から東武日光バスに乗車し1時間20分(10月は3時間以上)。
→バス停、湯滝入口・湖畔前・湯元温泉から徒歩圏内。
日光駅→いろは坂→中禅寺湖→竜頭の滝→赤沼(戦場ヶ原)→湯滝→湯ノ湖→湯元と続きます。
湯ノ湖で撮影した写真
ここからは、栃木県 日光市の奥日光にある湯ノ湖で撮影した星空の写真を紹介していきます。
深夜0時前の湯ノ湖 湯元側の湖畔
α7SⅡ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss20 iso3200
湯元温泉街は湯ノ湖の北側に位置しており、湖畔からは真南を見るかたちとなります。薄い雲がかかると空が明るくなりますが、斜め左上がりに昇天の川が微かに見えます。
左下に見えるオレンジ色の目立つ光。これが地球に大接近していると言う火星でしょうか。
α7SⅡ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss20 iso3200
この写真だと、天の川がより分かりやすいですね。薄雲広がる星空も綺麗です。
α7SⅡ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss20 iso3200
こちらは湯ノ湖の湖畔から北西の方向を撮影した写真。北斗七星と水面を入れてみました。
これくらいの灯りだと、周囲の景色がよく分かりいいですね。
未明3時過ぎの湯ノ湖 湯元側の湖畔
α7SⅡ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss20 iso3200
未明の3時頃に再び湯ノ湖の湖畔を訪れました。雲は少し減っているように見えます。
そして、0時前は南東の空に見えた火星が、南西の空に移動していました。
α7SⅡ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss20 iso3200
ブルーアワーへ
α7SⅡ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss20 iso2500 中央を1:1にトリミング
近くの木道で西の方向を撮影しました。そらが青く明るくなり、isoを下げて撮影しました。
天の川と湯ノ湖 – 2020年の8月に撮影
α7III+SEL1635GM 16mm f2.8 ss20 iso3200
三年間通い続けた湯ノ湖。2020年の8月にはようやくくっきりとした天の川を撮影する事ができました。カメラ機材も最新となり、満足の行く一枚です。ただ、欲を言うと斜めに立ち昇る時間帯に雲が晴れて欲しかったです。
火球と湯ノ湖
2020年の夏に話題となった特大火球の撮影に成功しました。20時の撮影開始時間には曇っていた湯ノ湖でしたが、22時半まで粘った自分に感謝です。
火球を撮影した記事は、別で書いているので是非ご覧ください↓
番外編
ここからは番外編と言う事で、湯ノ湖で撮影した星空以外の写真を紹介します。
朝霧の包まれた湯ノ湖
α7SⅡ+SAL1635Z 18mm f5.6. ss30 iso800
こちらは湯滝側から早朝4時に撮影した写真。気温が下がり、湯ノ湖には霧が立ちます。
夕暮れの湯ノ湖と入道雲
α7SⅡ+SAL1635Z 35mm f8 ss1/200 iso100
湯ノ湖の紅葉と空撮
2020年の10月にドローンで空撮した湯ノ湖の紅葉です。是非ご覧ください!
まとめ
今回は、栃木県 日光市の奥日光にある湯ノ湖で撮影した星空を紹介しました。
2018年はあいにくの薄曇り空でしたが、7月の時期に星空が見られるのは運がいい方でしょう。また、2年後の2020年には火球や天の川の全景が撮影でき大満足でした。
アクセスについて
三年間連続で栃木県の日光を訪れていますが、全て公共交通機関を乗り継いで奥日光の湯ノ湖や湯元へアクセスしています。東武日光駅から路線バスで70分以上かかる山の奥にあるので、東京から自家用車で弾丸で行くのはちょっと厳しいですね。
周辺環境と撮影ポイントについて
天の川を撮影する場合、湯ノ湖の北側にある湖畔がベストです。湯ノ湖北側から南を見ると空が開けており、斜めから垂直に立ち昇る天の川が撮影できます。また、砂利の広がる湯ノ湖湖畔は広い為、三脚の場所取りも困りません。
残念なポイントもいくつかあります。湯ノ湖は山々に囲まれていても南方向が市街地のため、意外と光害が多いです。その為か、星空スポットとしてはあまり人気のない場所なのかもしれません。また、湯ノ湖の東側に日光ロマンス街道などメイン道路が走っており、車のライトが写りこみます。夜中でも時々車が走っているため、長時間露光では少しやりずらかったです。
ちなみに、7月の三連休の深夜で、撮影者は自分を入れてたったの二人でした。
地面は湖畔なので砂利やゴロ石と言った感じです。比較的平らなので危険ではないでしょう。
湯ノ湖の周囲は3km程であり、徒歩で一周まわる事ができます。2019年の夏に訪れた時は、一周ハイキングを行いました↓
是非参考にしてみてください。