こんにちは。
夏が終わり、だんだん日が短くなってきましたね。秋から冬の季節は日が短く、日没を迎える時間が早くなります。また、空気が澄んでくる事から、夕日やマジックアワー・夜景撮影には最適な季節になります。
2021年9月現在ですが、また動画撮影用機材を買い足しました。そして、これから冬に向かっては夕日と夜景の撮影に力を入れます。東京夜景だけでなく、三浦半島での灯台を含めた撮影候補地はいくつかあがっており、その他電車で行ける千葉の房総エリアでの夕日も狙っています。その際は、新しい動画撮影機材を使い、旅動画の制作にも力を入れていきます。
と言う事で本題、今回紹介するのは、東京の新宿西口にある夜景撮影スポットになります。
目次
東京で新宿西口にある夜景スポット
初めて東京西口エリアにしっかり足を運んだのは、確か社会人一年目の2012年。
JR新宿西口駅を出ると、目の前には東京モード学園(モード学園コクーンタワー)をはじめとした超高層ビルが立ち並んでおり、東京副都心の大都会に圧倒された記憶があります。
あれからもうすぐで10年が経とうとしていますが、現在新宿へは非常にアクセスのいいエリアに住んでいます。その為、西新宿エリアにあるカメラ屋さんや、ニコンプラザが入っている新宿エルタワーへはちょくちょく足を運んでいました。
2021年夏、東京エルタワー28階ニコンプラザ新宿へZfcを見に行った際に撮影
先にも述べましたが、西新宿エリアにはとても迫力のある超高層ビルが並んでおり、その手前には特徴的なカーブを描いたバスターミナルがあります。これらの景色を一度に収められる写真撮影スポット(夜景スポット)がある事は、数年前から知っていました。また、特に自分が好みな都市夜景であり、絶対に撮影したい撮影地でした。
しかし、アクセスのいい東京夜景は正直定年退職後でも撮影ができます。また、自宅から近場で混雑しそうな新宿エリアなんて、後回しにするしかありませんでした。
小田急百貨店12階の展望スペース
新宿駅西口には、駅直結の小田急百貨店があります。
小田急百貨店の12階はレストランフロアになっているのですが、フロアの西側がガラス張りになっており、簡易的な展望スペースとなっています。ここが、西新宿のバスターミナルや超高層ビル群を一望できる夜景撮影スポットなのです。
最近になって得た情報なんですが、なんとこの新宿西口を一望できる「小田急百貨店」が2022年に閉鎖するそうです。こうしてはいられないと言う事で、晴れた夕方に撮影に行く事にしました。恐らく閉鎖する2022年は撮影地として混雑しますし、一年前にこの記事を書く事はコンテンツとしても大変有意義ですからね。
と言う事で、小田急百貨店12階にある展望スペースから撮影した夜景を紹介します。
基本情報
・所在地:東京都 新宿区 西新宿1丁目1番3号「小田急百貨店12階」
・アクセス:新宿駅西口から徒歩約0分
今回の撮影スケジュールと機材
今回東京新宿にある夜景スポットに撮影に行ったのは、9月上旬の平日です。
久しぶりに晴れたので、元々は星空撮影か三浦半島へ夕日と空撮に行こうと考えていました。しかし、連続勤務後の為、ダイソン掃除機での家の掃除にはまってしまい、気がついたら午後になっていました。
そんな中でも写真撮影意欲が高かったので、西新宿の夜景撮影にプランを変更した訳です。天気は晴れで日の入りが17時44分。夕日を狙う訳ではない為、マジックアワーの頃に到着すれば十分。と言う事で、サブ三脚と忍者レフをカメラバッグに詰め、α7IIIにSEL1635GMを装着し、一応SEL55F18Zも放り込み、17時過ぎにのんびりと家を出発しました。
小田急百貨店12階で撮影した写真
ここからは、新宿西口にある小田急百貨店12階で撮影した写真を紹介していきます。
訪れるマジックアワー
α7III+SEL1635GM 16mm f8 ss2.5 iso100
三脚使用の可否には賛否両論がありますが、まずは環境を知らないといけないと言う事で、忍者レフと三脚は使いませんでした。
この写真は、手持ちのままガラス越しに向け、横構図の16mmで撮影してみました。夕景とビル群の夜景が交わるマジックアワー、とても綺麗ですよね。
しかし、この写真を見て自分は思いました。画角が全然足りません!これ、シグマ14-24artを持ってきていれば完璧だったかもしれません。しかし、忍者レフを使うかもしれないと思い、今回は持ってきませんでした。と言う事で、縦構図で撮影してみました。
α7III+SEL1635GM 16mm f8 ss2.5 iso100
こちらが16mmのまま縦構図で撮影した写真で、かなりしっくりきます。
忍者レフを使用してみた
上の写真は、窓ガラスにカメラを密着させて撮影しました。
この撮影方法は出目金レンズではできませんし、SEL1635GMを持ち出したのも、この撮影方法しかできない可能性があったからです。しかし、カメラをガラスに押し付けると言うのも、良くはありませんし、レンズを向けたい方向に向けられません(構図が限られる)。
その為、ここへ来て忍者レフと言うカメラアクセサリーを使用してみました。
忍者レフは、東京に暮らし始めた頃に、絶対に夜景撮影に使うだろうと確信して購入しました。しかし、ちゃんと使用したのは今回の夜景撮影が初めてかもしれません。
ガラスの反射防止アクセサリーの記事は、別途書きたいですね。
α7III+SEL1635GM 16mm f 11 ss6 iso100
忍者レフを使用する事で、向けたい方向にカメラを向けても反射を抑える事ができました。
横構図でもしっくりくるこの構図、いかがでしょうか。この構図を見ると、余計に14mmで撮りたくなりますよね。近場だし次回に試そうかな、、、。SEL1224F28GMだったらどう写るか、それも気になります。
そして写真をご覧になるとお分かりだと思いますが、小田急百貨店12階展望スペースのガラスは非常に汚いです。絞れば絞るほど、ガラスの汚れが際立ちます。
α7III+SEL1635GM 16mm f 11 ss10 iso100
マジックアワー後半の夜景を縦構図で撮影した写真です。
ぐるりと回るバスターミナルの道路。車のライトの軌跡が光のビームとなり、今回の夜景撮影では一番しっくりくる定番構図の写真となりました。また、遠くに沈む三日月も非常に良いアクセントとなっています。
ここで比較明合成を使えば大迫力の写真になるんでしょうが、自分は一枚撮り派です。
迎える夜景
α7III+SEL1635GM 16mm f 11 ss15 iso100
あっという間に夜景の頃を迎えました。
とても綺麗なのですが、忍者レフでは限界がありそうですね。左上や右上に、完全に建物内の明かりが写り込んでいます。
展望スペースの環境
最後に、カメラマンなら誰もが知りたい小田急百貨店12階の展望スペースについて書きます。
こう言う情報は、事前に撮影地の環境を把握するうえで大事であり、拡散しておく事で、カメラマンとしてマナーを守って行動できますからね。
α7III+SEL55F18Z 55mm f1.8
正直に言ってしまうと、想像していた以上に人がいなく、本当に穴場な撮影地でした。
平日金曜日のマジックアワーの頃に到着したのですが、この写真をご覧の通り展望スペースでのカメラマンは自分一人。いえいえ、30分ほどの滞在でしたが、一時は貸切状態でした。新宿駅からアクセス徒歩0分とは思えない夜景スポットですよね。
とは言え、土日や別の時期は空いているとは限りません。三脚や忍者レフを使用するかは、その時の状況に応じて個人が判断するしかないです。もちろん、混雑している中で使用すれば、どんな場所でも使用禁止の貼り紙が貼られる事になるでしょう。
ガラス越しに関してですが、上の写真でも分かるように、真下からライトが照らしています。これが、窓ガラスの反射を助長しています。本来は天井や後方の明かりを遮ればいいのですが、もはや全方向と言った感じでした。ガラスに何かを接触させて撮影するのは非常に問題がありますが、やはりこちらが必要かもしれません。
まとめ
西新宿に広がる東京夜景の写真、いかがだったでしょうか。
西向きの美しいマジックアワーと西新宿のビル群が作り出す美し東京夜景。小田急百貨店12階のレストランフロアには、こんな素敵な展望スペースがありました。
2022年以降に都市開発で閉鎖となりますが、その後高層ビルに建て変わるそうです。この景色はもうすぐなくなってしまいますが、もしかしたら、もっと高い位置から西新宿を見渡せる展望施設ができるかもしれません。
とは言え、やはり今ある景色は永遠に見られる訳ではない。改めてそう考えさせられる撮影地でした。是非皆さんも、撮影に行ってみてはいかがでしょうか。
それではまた。
コメント
コメント失礼します。
小田急百貨店新宿店は店内撮影禁止と入口等に謳われています。記念に撮ったりなどを否定するつもりはありませんが、ネット上に撮影行為を広めるような記事を掲載するのはいかがでしょうか。
コメントを拝見致しました。
小田急百貨店の展望スペースには、専用に禁止行為が掲示されています。
その貼り紙には、写真撮影禁止の項目が書かれていない為、今回自分は撮影させていただきました。
更に、事実確認の為に小田急百貨店新宿店に直接電話で問い合わせを行いました。
回答は、ブランドを含んだ商品、店舗内・人物の撮影は禁止。
12階の展望スペースに関しては、他人に迷惑がかからない範囲であれば、SNS・ブログを目的とした撮影は大丈夫との事です。
まあ、実際に展望スペースの貼り紙に書かれていた通りの回答でしたし(飲食も禁止)、 既に過去に多くのカメラマンが撮影できているのが答えです。
気になるようでしたら、是非Takerさんも問い合わせを行い、夜景撮影にレッツ・チャレンジ!!