こんにちは。
今回紹介するのは、石垣島で最も自分が好きな場所、石垣島本島の最北端に位置する平久保崎灯台です。ここの青さは本島に半端ではない為、絶対に行くべき絶景観光スポットです。
目次
平久保崎灯台とは?
平久保崎灯台は、沖縄県石垣市の最北端に位置している白くて美しい灯台です。
自分はこれまで、関東沿岸部や沖縄本島などで数多くの灯台を見て来ました。そんな中でも、青い海との組み合わせが日本一だと感じたのが、今回紹介する平久保崎灯台灯台です。
余談ですが、関東には南伊豆エリアに爪木崎灯台と言う非常にロケーションの良い灯台があります。個人的に灯台ナンバーワンは、現状爪木崎灯台ですが、結局は灯台を見上げる事しかできません。その為、ドローンで空撮する事で、美しい灯台景色を捉える事ができました。
しかし、平久保崎灯台は岬の高台から見下ろした少し低い位置に建っている為、展望エリアから見下ろす事ができ、この絶妙なロケーションが、青い空とエメラルドグリーンの海、そして美しい白い灯台のある景色を作り出しています。
石垣島市内には、御神崎灯台と並んで絶景スポットに指定されていますが、個人的には平久保崎灯台の方が圧倒的に美しいと感じました。
石垣島の最北端に位置する平久保崎灯台。黒毛和牛の放牧地を抜けて進むと灯台が見えてきます。そこから見える景色はサンゴ礁に囲まれて様々なブルーを見せる海、まさに絶景。少々遠いですが、一度は見ておきたい景色です。
引用サイト:石垣観光ナビ。
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基本情報
- 所在地:沖縄県石垣市字平久保234-50
- アクセス:石垣市街地エリアからレンタカー・タクシーで約90分
- 路線バスでのアクセスは非現実的:市街地から乗り継ぎが可能ですが、便の少なさや往復のタイミングが非常に悪く、滞在時間20分を逃すと数時間帰れなくなります。また、平久保エリア内に限り、どこでもバスの上下車が可能となっています。数週間石垣島に滞在でき、スケジュールに余裕があるなら路線バスがありですが、日程の限られる短期旅行の場合、レンタカーかタクシーが現実的です。自分の場合、宿泊エリアが石垣市内南西部だった為、リゾートラインで南部市街地→市街地バスターミナル→空港→石垣市北エリア行き→平久保エリア行きと乗り継ぎ頻度があまりに多くなる為、路線バスでのアクセスは諦めました。
- 無料の駐車場とトイレあり
- 危険事項:平久保崎灯台は高台にあり、強風・転倒・滑落に注意する必要があります。
- 平久保崎灯台の情報収集は石垣島観光ナビへ。
こちらは2022年7月に撮影した平久保崎灯台専用の無料の駐車場です。
中央左にはトイレがあり、両側に自動販売機が三台設置されています。また、右端にはハンドメイドの移動式雑貨店が来ていました。このお店は、日時により移動するそうです。
駐車台数は、基本的にトイレ周囲に7台が定員で非常に狭いです。この日は土曜日だった事もあり、右奥の路上で待機している車が非常に多くありました。ただ、駐車場から平久保崎灯台の展望スポットまで徒歩3分かからない為、それなりに循環は早いと思われます。
↑徒歩3分と書きましたが、歩くのが早い人は1分で到着するかもしれません。DJI Pocketで動画撮影を行ったので、気が向いたら動画を作って載せようと思います。
平久保崎灯台で撮影した写真
ここからは、ソニーが誇るSEL2470GM2で撮影した平久保崎灯台を紹介します。
定番構図で撮る平久保崎灯台
α7III+SEL2470GM2+CPL 24mm f8 ss1/160 iso100
こちらが平久保崎灯台の正面で撮影した定番構図のフォトスポットです。
右には石垣島最北端の石碑が建てられており、灯台と絡めて記念写真を撮影する方が非常に多いです。自分は2015年、α77IIを持っていた頃に初めて平久保崎灯台を訪れましたが、ここで観光客に対し、短時間の専属カメラマンをやった記憶があります(笑)。
ロケーションはいかがでしょうか。石垣市の南西部とは海の色や表情が全く異なっており、エメラルドグリーンからコバルトブルーに変わるグラデーションが非常に綺麗です。
さらに、高台から下がった場所に美しく真っ白な灯台が建っています。このロケーションが、海と一緒に見下ろせるここならではの灯台景色であり、自分は非常に気に入っています。
2015年に訪れた時は、階段を下り灯台までいけましたが、2022年7月時点では鎖で閉鎖されていました。ガイドさんに聞いたお話では、外国人観光客が灯台によじ登り、あまりにマナーが悪い為閉鎖したとか。
高台に登って撮る平久保崎灯台はまさに絶景!
α7III+SEL2470GM2+CPL 24mm f8 ss1/160 iso100
平久保崎灯台には、コンクリートで舗装された展望エリアの他、高台があります。
この高台は足場が悪いのですが、登る事でより美しい平久保崎灯台を見る事ができます。ここ、本当にハワイのラニカイピルボックストレイルを連想させる景色ですね。
α7III+SEL2470GM2+CPL 24mm f8 ss1/200 iso100
平久保崎灯台にある高台から、南東の方角を見てみました。
すると、水面がまるでガラス面の様に青い空と白い雲を映し出していました。この景色こそが平久保崎灯台に来ないと見られない石垣島ブルーであり、自分が最も好きな理由です。
右下を見ると、美しい入り江状のビーチが見えます。あのビーチは観光案内所には載っていないビーチで、正式なアクセスルートがありません。ただ、自分はドローンを離陸させる為のポイントとして狙っており、この後秘密のルートを通りあのビーチまで行きました。
そのお話は、空撮の記事で書きたいと思います。
α7III+SEL2470GM2+CPL 40mm f8 ss1/80 iso100
高台から反対方向(南西)を見ると、丘や低い山が続く牧草地対となっています。
石垣島の北部エリアは放牧地が多く、光害がほとんどありません。ここからは、美しい夕日だけでなく星空や天の川も見られるでしょうね。
ビーチから撮る平久保崎灯台
α7III+SEL2470GM2+CPL 70mm f8 ss1/200 iso100
こちらは先ほど見下ろしたビーチから撮影した平久保崎灯台の様子です。
左上に先ほどいた平久保崎灯台が見えますね。砂浜が黄色く見えるのは、昨年話題となった軽石が大量に流れ着いた為だそうです。また、この辺りにはゴミが多く流れ着いていました。
ガイドさんに聞いた話では、こうした場所にリゾートホテルを建てる計画が浮上した場合、市民の反対運動で即潰れるそうです。ただ、ゴミ問題を含め自然の環境を綺麗に保全するためには、リゾートホテルを建ててホテル側が管理する方が絶対にいいと話していました。石垣島自体が観光資源でお金を集めている為、本当におっしゃる通りだと感じました。
ドローンで空撮した平久保崎灯台
Mavic2pro 28mm f9 ss1/120 iso100
国土交通省・石垣市・環境省西表支部に何度も問い合わせを行い、ようやくできた空撮。
本当はもっと平久保崎灯台に寄りたかったのですが、施設上空は飛行ルートから除外しないといけなかった為、かなり離れて撮影を行いました。
風景写真で28mmは中途半端な画角ですが、ビーチと白い平久保崎灯台、そして、石垣島北部に広がる美しく青い海を写す事ができました。
2015年ver
α77II+SAL1650 50mm f8 1/320 iso100
こちらは、2015年10月に初めて平久保崎灯台を訪れた際に撮影した写真です。
海の色をご覧下さい。秋に撮影した写真の為、今まで紹介して来た写真に比べ、雲の表情や海の青さがまるで違います。この時は確かCPLフィルターを使っていなかった為、これが素のままの青さです。
この日は湿度が低く、本当に秋晴れだった為、2022年7月に訪れた時とはまた違った平久保先灯台を見る事ができました。石垣島は、夏だけでなく、その他の季節にも訪れるべきです。
α77II+SAL1650 16mm f8 1/400 iso100
例の丘の上から撮影した一枚。
撮影機材のお話になりますが、実はこれは友人に預けたα77IIで撮影した写真です。この時、自分はα7II+SEL1635Zで同じ場所を撮影していたのですが、当時はLightroomを契約しておらず、未だ現像していません。
その為、白い灯台を入れた写真は後日に追加できればと思っています。また、この日は階段が鎖で閉鎖されておらず、下にも降りられました。
まとめ
石垣島最大級の絶景スポット、平久保崎灯台はいかがだったでしょうか?
この場所の難点は、石垣島市街地から最も遠い場所と言う点です。その為、初めて石垣島を訪れた場合、観光ルートから除外する方も多いそうです。しかし、平久保にしかない美しい海が広がっており、平久保崎灯台は行って損はない絶景スポットでした。
あとは天候のお話ですが、自分はこれまでに二回訪れ、運良くどちらも快晴に恵まれました。しかし、YouTubeやSNSで検索すると、雨天強風な平久保崎灯台の投稿が多く、大時化になりやすいと言う情報もあります。
その為、よく天候を見て快晴の時に訪れる事をおすすめします。
最後に、もし石垣島市内で南十字星を撮影する場合のお話です。最南端は市街地やリゾートホテルが多く、真南の離島を含めてけっこう光害があります。その為、平久保エリアから真東を撮影すると、水平線に浮かぶ素晴らしい南十字星が見られると予想できます。南十字星の本命は波照間島でしょうが、フェリーの欠航や宿を考えると、やはり市内が理想。
市街地からのアクセス時間はやや長いですが、東京都内から二時間かけて弾丸星空撮影を行なっている身からすると、射程範囲と言えます。自分が車の免許を取得できる身体であれば、躊躇する事なくここで星空撮影を行うのですが、如何せんアクセスできないのが本当に悔しい。
今回は家族旅行で訪れましたが、いつか写真撮影だけを目的に、石垣島にカメラ仲間と訪れたいですね。
それではまた。