こんにちは。
トップ画像は、いいショットが撮れた為多摩動物公園を代表する看板住人「ユキヒョウ」を載せました。この記事は、前回に引き続き多摩動物園で撮影した「サーバルの赤ちゃん」の写真を紹介していきます。
目次
多摩動物公園でサーバル撮影
始めに、動物の赤ちゃんは写真撮影の被写体として非常に絵になると言うお話をします。
発達学から学ぶ動物の赤ちゃん
動物の赤ちゃんは、発達学・生物学的に、他種が見ても可愛く見える様に発達しました。
これは、母親には脂肪がつきやすく、父親には筋肉がつきやすいのと同様、母性本能や保護的思考を受けやすいと言う明確な目的があるとされています。哺乳類の未熟児は目と鼻が顔の中心に寄っていおり、比率として目が大きいのも可愛く見える為なのです(医療従事者の自分が大学時代の発達学の講義で学んだ内容)。
動物園で飼育されている動物たちは、ただ展示されているのではなく、研究・繁殖目的に管理されている部分(むしろこちらの方が主目的)が大きいです。その為、動物園のホームページを良く見ていると、時々動物の赤ちゃんが生まれた/条件ありで公開展示します。などと言った記載を良く目にします。上野動物園のパンダがいい例ですね。
そして、多摩動物公園では、昨年の晩秋にサーバルの赤ちゃんが生まれました。当時条件ありで公開展示されましたが、一度終了。そして今年の2月上旬に屋外展示で限定公開が始まりました。その後、鳥インフルエンザの影響により閉園してしまいました。
自分は、この二回目の限定公開にタイミングで撮影に行く事ができました。
赤ちゃんとは言え、生まれてから数ヶ月経過しておりどちらかと言うと子供と言う印象。できれば昨年の秋に撮影に行きたかったですが、3頭生まれたうち一頭亡くなったなどのニュースもあり、公開はかなり慎重となっています。
以上が、今回自分が多摩動物公園にサーバルの赤ちゃんを撮影しに行った経緯となります。
サーバルとは?
- 種別:哺乳類肉食動物のネコ科サーバル属
- 生息地:南アフリカのサハラ砂漠以南
- 身長:60-100cm
- 特徴:走行に適した体格をしており、大きな耳が可愛らしい
基本情報
- 住所:東京都 日野市 程久保7-1-1
- アクセス:多摩モノレール/京王線の多摩動物公園駅から徒歩約3分
- 多摩動物公園の公式ホームページはこちら。
撮影したサーバルの赤ちゃん
ここからは、多摩動物公園で撮影したサーバルの赤ちゃんの写真を紹介します。
撮影機材は、動物写真撮影の試運転として直前に購入した、タムロン50-400mm(A670)の一本になります。
早速出会えたサーバルの赤ちゃん。
やはり顔の大きさに対して耳が非常に大きいですね。そして可愛らしい。動物写真で大切なのは、目の光(反射※業界用語があったような)を入れる事です。
また、これらの写真は全て網目状の檻越しで撮影しています。
全身像を後方から撮影した写真。
尻尾の太さや長さも確認できます。こちらはほぼ順光で、奥行きのある斜面昇りと言う環境だった為、かなり撮りやすいポイントでした。とは言え、子供たちは常に走り回っており、この位置を通り、なおかつ立ち止まってカメラ目線をくれるまで、ひたすら待ちました。
屋外展示場では、比較的遠方にいるサーバルを撮影した写真。
上の写真と同じポーズですが、背景が影になっているのがポイント。そして、個人的にサーバルのこのポーズが好きな様です。
撮影を開始して30分経った頃、サーバルの赤ちゃんが木登りを始めました。
これ、本当に暗い環境でしたが、iso感度をガッツリ上げて撮影しました。α7IIIの動物瞳AFを使ったのはほぼ初めてでしたが、優秀に効いてくれました。これ、α1やα9だったらもっと楽しいんでしょうね。
やや白飛びしていますが、今回撮影した中でも最も貴重な一枚。
サーバルの赤ちゃんと母親が寄り添い擦りあっている様子です。この瞬間、周囲のカメラマンのシャッターが物凄い鳴り響きました(笑)。屋外展示場は日向と日陰が複雑に入り混じっており、露光の調整が物凄い難しかったです。
その他の動物写真
同じ日に撮影したその他の動物写真の記事はこちら↓
まとめ
多摩動物園で撮影したサーバルの赤ちゃんの写真、いかがだったでしょうか。
やはりトレンドだけあって、他の動物展示場と比較にならない程の観光客・カメラマンが集まっており、まさに写真撮影地と言った感じでした。この時の檻の周囲の光景が本当に祭りみたいに賑わっており、後ろから記録しようと思いつつも、この後に行きたいエリアが沢山ありスルーしてしまったのを今後悔。
とは言え、初めて目にしたサーバルとその赤ちゃんはとても可愛かったです。動物写真、今後も定期的に撮りたいですね。
それではまた。