こんにちは。
今回はずっと書きたいと思っていた場所を紹介します。
場所は、長野県千曲市にある 姨捨の棚田 です。
ようやく棚田に水が張った季節に、日没から夜景、日の出までを撮影する事ができました。
目次
姨捨の棚田 について
姨捨と棚田の詳しいお話は前回の 姨捨駅 の記事に書いたので、興味がある方はご覧下さい。
★ 長野の絶景写真スポット 姨捨駅 にて善光寺平の夜景と棚田を撮影 ★
姨捨の棚田は長野県の千曲市にある日本棚田100選に選ばれている棚田です。姨捨の棚田の最大の特徴は、棚田の向こうに広がる見事の夜景です。
棚田と言えば最近インスタグラムで爆発している星峠の棚田と天の川が有名ですね。星峠の棚田は5年程前に行きましたが、山の中に有り日本の原風景と言った印象でした。他には日本海の海と絡められる名所(確か岡山だかどこか…)がありますが、姨捨の棚田のように夜景と棚田が絡められるポイントはなかなか珍しいのではと思います。
この姨捨の棚田、実は自分が高校生の頃から通っている場所です。もう姨捨の棚田に行った回数は数十回であり、地元で大切な思い出の場所。
その為、昔学生の頃にデジタル一眼レフで撮影した写真なんかも絡めて紹介できればと思います。それでは早速行きましょう(*゚▽゚*)。
姨捨の棚田 で撮影した写真
今回撮影に行ったのは、棚田に水が張り終わった5月20日過ぎ。
ちょうど姨捨の棚田には鯉のぼりが泳いでいました。
撮影機材は全てα7SⅡで、レンズはSEL1635GMがメインです。
姨捨の棚田 ブルーアワーの夜景
α7SⅡ+SEL1635GM 16mm f8 ss30 iso500
α7SⅡ+SEL1635GM 30mm f8 ss25 iso100
5月下旬ともなれば日が長く、3時半には東の空が明るくなり始めます。
それはそう、日の出が4時半ですからね。善光寺平の明かりが綺麗です。
姨捨の棚田 田毎の月
α7SⅡ+SEL1635GM 16mm f8 ss1.6 iso100
姨捨の棚田 田毎の月と言えば、月の出の頃に棚田に映る月をイメージします。
自分が訪れた頃は未明。つまり月の入りの頃です。満月近くであり、西に沈み行く月がきれいに見えました。この写真は田毎の月とは言えませんが、その一枚と言う事で…。
姨捨の棚田 朝の風景
α7SⅡ+SEL1635GM 24mm f8 ss1/50 iso100
通常、風景写真で言えばマジックアワーやブルーアワーが綺麗と言われますが、この日は日の出後、広がる空模様の雲が棚田に反射した姿が一番綺麗でした。この日の力作です。
α7SⅡ+SEL1635GM 35mm f8 ss1/125 iso100
この構図で月の出と被れば、まさに田下の月ですね。それを想像するだけで美しい景色です。
財布を忘れて田毎の太陽
α7SⅡ+SEL1635GM 24mm f8 ss400 iso100
撮影が終わり、姨捨駅をまわったのち善光寺平の方面へ帰宅。
と思いきや、ポケットに財布がありません。棚田を飛び回っている時に落としたのでしょう。
急いで車で引換します。撮影者が他にチラホラいましたからね…。
その結果、財布は畦に落ちており無事に見つけました。
そうそう。畦と言っても展望の主要道路沿いですよ。棚田の間の畦には普通は入ってはいけません。荒らしになります。
朝に二回も姨捨の棚田を訪れ、田毎の月じゃなくて田毎の太陽になっちゃったよ、なんて笑いながら帰りました。写真だけ見ると朝の8時くらいに見えますが、これでも6時前です。
姨捨の棚田 マジックアワーの夜景
α7SⅡ+SEL1635GM 16mm f8 ss6 iso100
好奇心や意欲と言うのは凄い物です。夕方同じ場所に来ればどんな景色に出会えるのか。光の当たり具合や天気で風景の表情はどう違うのか…。
そんな思いから訪れた日没後のマジックアワーの頃。朝に比べて空気が感想しており、スカットした善光寺平の夜景が見られました。
姨捨駅から姨捨の棚田を撮る
そんなこんなで、姨捨の棚田から数分で行ける姨捨駅へも二回行った訳ですね。
この写真の記事はこちら↓
★ 長野の絶景写真スポット 姨捨駅 にて善光寺平の夜景と棚田を撮影 ★
2010年秋 姨捨の棚田
D90 DX Nikkor18-105 38mm f8 ss1/80 iso200
D90 DX Nikkor18-105 35mm f9 ss1/100 iso200
D90 DX Nikkor18-105 18mm f9 ss1/100 iso200
自分が学生時代だった2010年、当時始めて手にしたレンズ交換式デジタル一眼レフ、ニコンD90で撮影した写真を三枚だけ紹介してみました。
黄金色に包まれた姨捨の棚田もとても綺麗ですよ。この時期は夕暮れにライトアップも行われるとかで、いつか撮影しに来てみたいです。
まとめ
長野で絶景の夜景スポット、姨捨の棚田はいかがだったでしょうか。
ここは個人的な話になりますが、戸隠の鏡池・千畳敷カールに並ぶ、地元信州で大好きな風景撮影スポットであり、訪れた回数を含めると三本の指に入るかもしれません。
日本の棚田100選に選ばれている姨捨の棚田は日本の原風景でもあり、信州に広がる四つの平の一つ、善光寺平が目の前に広がる魅力あふれるビュースポットです。
いつまでもこの景色が残るよう、環境を荒らさず大切にしていきたいですね。
撮影の注意点について
姨捨の棚田は地元の方が管理し守っています。確か貸し出し、田園運営体験もできるとか…。
平日でも三脚を担いだカメラマンが訪れるポイントです。ズカズカと畦に入り込まず、マナーを守って撮影しないといけません。
※ 基本的には駐車場のあるメイン道路のみで撮影しましょう。
撮影ポイントについて
やはり善光寺平を入れたいので、超広角レンズがいいと感じました。
実は去年の6月、田んぼの稲が少し育った頃に単焦点レンズ SEL55F18Zの55mmやSEL90M28Gでも撮影しに来たのですが…。善光寺平の遠景を引き寄せるにはいいのですが、やはり手前の棚田と組み合わせるには微妙で今回の記事では紹介しませんでした。
と言う事で、ブログ主は16-35をオススメします。
周辺環境について
観光にも手を入れており、撮影ポイントまでは看板の案内もあります。車でけっこうな急坂を登りますが、そんなに難所ではないと思います。
撮影ポイントには車5台は入らないかな…。昔はなかったのですが、駐車場の小屋にトイレがありました。また、徒歩で棚田の上まで行くと、展望案内板と休憩用のあずまやがあります。
アクセスについて
・住所:長野県 千曲市 大字 八幡
車の場合、長野市街地から30分ちょいで行けます。
電車の場合、JR篠ノ井線姨捨駅から下車し、徒歩15分といった所でしょうか。
姨捨駅のホームから見えます。