こんにちは。
二年間以上α7SIIを静止画・星空専用カメラとして使い、最近になって映像制作を始めた自分にとって、本当に待ちに待った理想のカメラ「α7SIII」がたった今海外で発表されました。
このカメラ、現時点での情報では本当に自分にとって理想的なスペックになっている為、状況次第では本当に発売と同時に購入するかもしれません。とは言っても、最近ミラーレス一眼用の五万円クラスのジンバル、さらに iPhone11用のジンバルも購入し、現在RODEのマイクも買う直前です。そんなこんなで夏に予定していた空撮用のドローン購入が先延ばしになりそうで、そこに加えて今回のα7SIIIの発表と来たので色々購入順序が変わりそうです。
この記事では、現時点でα7SII使いの自分が感じたα7SIIIの魅力を語ります。
目次
2020年7月28日にソニーからα7SIIIが発表された!
日本での発表は7月29日の13時と予告がされていましたが、インターネットの情報通り、海外では28日の夜に発表となり、すでにyoutubeでα7SIIIの紹介動画が配信されました。
詳細なスペックに関しては明日に日本で発表され、分かりやすく記載されると思うのですが、動画から得られた情報をざっと箇条書きして見ます。
・有効画素数:1210万画素
・裏面照射型:新開発
・BIONZ XR:新開発、従来と比較して最大8倍の高速処理
・iso:409600
・AF:α7Sシリーズ初の像面位相差AF・従来の瞳AFより約30%の高精度化
・120p、240pに対応し高精度のAFと4K撮影が実現
・背面モニター:従来のチルト液晶から動画に適したバリアングル液晶に変更
背面液晶のタッチパネル操作化(AFポイントのみならず操作画面も可)
・放熱構造により60フレームの4kで1時間の連続撮影が可能
7月29日13時に日本でも国内発表!
画像引用:ソニー公式ホームページより
予定通り、2020年の7月29日に日本でも発表となり、ソニーの公式ホームページに掲載されました。このα7のボディにバリアングル液晶搭載がたまらないですね。
価格は41万円前後になるとの噂です。驚いたのは、秒間コマ数がメカシャッターで10枚撮れるんですね。これ、普通に高速連写機じゃないですか。Hi+設定時なので、10コマの時はAFは追受しないんですかね・・・。
いろいろ進化した部分を書きたいですが、他のブログやYouTubeで詳細に発信してくれる方が多いので、気になる方はホームページに飛んだり調べて見て下さい。
感想
星空撮影を行う自分にとって、昔からフルサイズ一眼カメラに求める物は高画素ではなく高感度でした。その為、α7IIIを持ちながらも高画素すぎて、静止画にα7SIIばかりを持ち出す始末でした。そんな中でも不満はやはり電池容量の少なさとコントラストAF、シングルスロットなどがありました。また、最近映像制作にはまり始め、構図の確認が背面モニターがチルト式よりもバリアングル液晶の方が使いやすい事が分かりました(ちなみに、動画画質のクオリティはフルサイズ一眼カメラならどれも綺麗でα7S IIで十分なのでどうでも良いです)。
その為、動画撮影用に背面モニターが手前に向けられるα6400あたりが欲しいと思う事もありました。しかし、フルサイズのα7SIIを売ってもaps-cセンサーカメラのα6600の方が高いのは納得できずにいました。
そんな中で発表になったα7SIII。このカメラ、自分にとってα9やα7IIIが発表された時よりも衝撃が大きです。と言うのは、正直に全く欠点がありません。例えば高画素機であるα7R系が発表されても、自分にとっては1200万画素で十分であり、全く興味が湧きませんでした。α9に関してはAFが化け物でカワセミ撮影などの野鳥撮影に最適、さらにモードダイヤルが使いやすく買いたいカメラでした。しかし、高感度耐性がRIIと変わらず、同じ画素数で高感度に強く約半額のα7IIIの方が魅力的に見えました。その為、結局今年になってα7IIIを購入した訳です(α7SIIの方が画素数的に使いやすい為ほとんど使っていませんが)。
α7S IIは初期型の無印α7Sとイメージセンサーが変わっていません。しかし、6年以上前に開発されたイメージセンサーにも関わらず、最新のどのフルサイズ一眼カメラよりも高感度に強いと言う素晴らしい事実があります。では、2020年の現在に画素数据え置きの1210万画素で新開発に作られたイメージセンサー、この画質がどうなっているのかはもはや未知数です。
それに加えて待ち望んでいた像面位相差AFや最新の瞳AFにバリアングル液晶。
何よりα7SIIで不満だったバッテリー容量の改善とメモリーカードのダブルスロット化だけでも十分な買い替え理由になります。
いや〜、テンションが上がりますね。長々書きましたが、動画撮影や映像制作にはまり始めた自分にとって、α7R IIIやα9を買わなくて本当に良かったです。危ない危ない・・・。
α7S III、空撮用ドローンを先送りにし、手元の機材を手放してでも必ず手に入れたいカメラですね。このスペックなら数年間値下がりはしないでしょうし、買うなら発売同時の方が結果的に後悔しなさそうです。
α7S IIの中古相場もこれから下がりますし、動くなら今ですね・・・。
・α7SIIが高く売れて15万円。
・SEL24105Gが高く売れて10万円。
・SEL70200GMが高く売れて20万円。
・SEL90F28Gが高く売れて8万円。
おっ、お金の手出し不要で手が届きそうじゃないですか。ただ、せっかく集めたソニー純正のカメラ機材は手放したくないですし、20万円の出費で買えるよう調整しようかな・・・。
ちょっと頭を冷やします。それではまた。
【追記】
α7SIIIの発表から一晩眠り、ちょっと頭を冷やしました。
資金面では上に加えてSEL20TCも2019年のハワイ島旅行以来一度も使用していない為、プラス4万円ほどで売れそうですし用意はできそうです。SEL1635GMをシグマの14-24mmf2.8に変える作戦がありましたが、ジンバルワークが難しくなるので、小型軽量な超広角ズームレンズは手元に残し、14mmが使いたい場面では引き続きサムヤン14mmf2.8を使う事にします。
ただ、ふと考えるとここでソニーの戦略に乗り、40万円以上の出費をするのはやめるべきかもしれません。と言うのは、恐らくソニーの戦略では、高いカメラを売りまくってから低価格なカメラを出します。つまり、年末や来年の始め、バリアングル液晶を搭載し、超小型軽量なα5が発売されると予想します。今はα7IIIがばか売れしているので、ニコンのZ5など出てもソニーはびくともしないですが、Z5の売れ行き次第では、α5を出さざる負えなくなるでしょう。
そうなると、高価格でスペックの高すぎるα7SIIIを買うよりも、バリアングル液晶を搭載し、小型軽量でα7IIIよりは高画質な動画が撮れるα5を20万円以下で買う方がいいかもしれません。これはあくまで自分の予想ですが、考えてみればα9やα7IVの後継機はまだまだ必要ないですし、レンズも充実しましたし、α7IIIの後継機は出ても2022年以降。aps-cセンサーはα6000番台でほぼ完結しているので、次出すEマウントカメラはα5しかないでしょう。
取りあえず、日本円でα7SIIIがいくらの値段になるのか、見守りましょう!
コメント
S2は裏面照射型ではないセンサーでも暗所に強かったので、
裏面照射型になったS3は化け物のような暗所性能が期待できそうですよね。
個人的には1600万画素くらいだったらよかったんじゃないかと思うのですが、
Sシリーズは伝統的に1200万画素を貫くんでしょうか?
最近、高画素機は立体感や色に対して疑心暗鬼なので、
α7RⅢを買ったのは失敗だったかなと思っています。
星を撮らない自分としては、安くなったS2でも使ってみようかなと思ってみたりして。
あつしさんへ。
まさか1200万がそに抑えてくるとは想像もしていませんでした。
やはり画素数をあげると他カメラとの棲み分けができないんでしょうね。
ただ映像の世界では、低画素すぎて35mmのスーパーカメラで4K撮影が出来ないなどデメリットも騒がれています。
個人的にはα7SIIの問題点を本当に全て解消してくれているので、本当に欲しいカメラです。
持っているだけで写欲が湧きそうですし、五年前のSIIの画質が今でも問題ないので、こちらのカメラもこの先五年間は余裕で使えそうです。
ただ問題は価格ですね。
取りあえず飛びつかず、例のごとく先行展示されたら触りに行こうと思います。
あつしさん、ぜひ自分のα7SII買って下さい!
あっ、でも外観はやや使用感あり美品とは言えないのでやめときます(笑)。