マウント移行!元祖ソニーユーザーが遂にニコンZf を購入した

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こんにちは。

元祖ソニーユーザー(ミノルタの血を受け継いだソニーAマウントカメラや、ソニーNEXシリーズを使用していた)だった自分が、遂に他社製ミラーレス一眼にマウント移行しました。

そのカメラが、ニコン Zマウントになります。この記事では、ニコン Zマウントに移行した話や、実際に撮影地で使用した感想を書きます。

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ソニーユーザーがニコン Zfを購入した理由

写真機としては2018年で完成している。

自分の使用用途にけるデジタルカメラは、2018年3月23日に発売したソニーα7IIIで完結しており、不満がありません。

2024年現在も自分のメインカメラであるα7IIIは素晴らしいですよ!

バッテリー容量が向上し、AF性能も必要十分。秒間10コマの連写性能。更に、必要十分な高画素機と高感度耐性。特にイメージセンサーの高感度耐性は、積層型等特殊系を除き、基本的に画素数に反比例します。そして、これは10年以上進化していないと言われ、その証拠がデジタル一眼レフのキヤノン EOS 6Dの星空高感度検証で実証されています。

つまり、α1や2021年12月17日に発売された後継機α7IV、α7V等現行カメラのどれよりも、α7IIIの高感度耐性の方が上なのです。唯一上なのは、α7S系統ですね。

と言う事で、前にもどこかの記事で書いたのですが、本来α7IVに買い換える流れが、半端で必要以上の高画素機α7IVの購入には至りませんでした。と言うより無駄に高い!ちょっと話はそれますが、最近の若者やカメラ初心者さんが、α7IVを一台目として購入している姿を非常に多く目にします。当初10万円台でα7IIIなどを購入した自分としては、良く一台目のカメラ本体に30万円も出せるなぁと感心してしまいます。

Zfを購入した理由3選!

そんな中、今回購入したニコンのZマウント「Zf」。購入理由は三つあります。

①自分好きなカメラメーカーだからです。このブログでも何度も書いていますが、自分がカメラを道具として考える場合、ニコンか富士フィルムが好きです。その証拠に、初めて購入したデジタル一眼レフは、2010年購入のニコン D90ですし、FUJIFILM X100Vもデザインに惚れて購入しました。ただ、中身や機能が自分に合わなかった為、2013年にソニーのミラーレス一眼にマウント移行したのです。

②2024年になり、ようやくニコン Zの現行機種が、2018年発売のソニーのミラーレス一眼に追いついて来たから。とは言え、バッテリー容量やAF等、まだまだZfよりはソニーα7IIIの方が上なので、本命はZ6IIIの登場ですね。特にバッテリーが大型化されれば買います。

③最後に、使用用途として最大の理由が、星景写真+ニコン Zマウントだけに備わっている機能「ホーリーグレイルタイムラプス」完全オート機能です。これをニュージーランドで使いたいがために、Zfを購入しました。このお話は、じっくりします。

星景写真とニコンが魅せるタイムラプス動画

自分は以前、αで風景写真を撮影している隣で、RX100M3をポンと置きタイムラプス動画を同時記録するのが日課でした。しかし、RX100M3は意外と傷みやすく、だいぶ前に手放してしまいました。

動画や映像に強いはずのソニーが、α7III以降の機種では何故かタイムラプス動画カメラ内自動生成機能が省かれてしまっています。そこで色々調べた結果、ニコンが最もタイムラプス動画カメラ内自動生成機能が優れている事を知りました。と言うのも、ニコンの開発者さんがそれを謳っているので当然。

と言う事で、最初はノーファインダーのaps-c機 Z30を購入し、ニュージーランドでタイムラプス動画用に運用しようと考えました。しかし、レンズキット+星景タイムラプス用にサードパーティ製の超広角レンズも追加購入する必要があるので、総額が結局10〜15万円になります。この価格を出すなら、フルサイズセンサーカメラにマウントアダプターの方が、星景写真用のレンズを追加する必要が無いですし画質もいいのでは。タイムラプス動画専用なら、α7cのレンズキットとして付いて来た小型軽量なSEL2860も手元にありますし、これを装着して放置すれば高画質なタイムラプス動画が撮れる。

そんなこんなでフルサイズの選択肢を見ると、高画素機は嫌いなのでおのずとZ5・Z6II・Zfに絞られます。自分はここ数年、カメラを新品で買っていません(と言うか過去にα77IIだけ)。売却運用を考えても、次期に後継機の出る前者二つは買うくらいなら、3ヶ月前に発売され、所有欲を満たし、現在入荷待ちで価値の下がらないZfの方がお得と考えました。

そうそう言い忘れましたが、ニコンのスターライトビュー機能(ソニー標準搭載のブライドモニタリング機能!?)は星景写真の撮影でもはや必須の機能ですが、これニコン機では最新のZ9・Z8・Zfにしか搭載されていない為、これもZ6IIを選ばなかった理由のほとつです。

そう考えると、操作性や大きさを含めてもうすぐ発表されるZ6IIIは理想的なんですよね。

あとは、将来的にチルト液晶は消滅しそうなので、今のうちにバリアングル液晶モニターに慣れておくと言うのも前向きな検討材料の一つです。ニュージーランドから帰国した後、Zfを売って、Z6IIIかα7IVに戻すのも十分選択肢として考えています。

写真でZfを紹介!

こちらが、実際に手元に届いたZfです。

軍幹部のダイヤルやNikonのロゴ、丸型ファインダー。まさに所有欲を満たしてくれる一品。また、SEL2470GM2との組み合わせも新鮮ながら非常にかっこ良く、早くこの組み合わせで撮影地で振り回したいですね。

そうそう、マウントアダプターの話ですが、AF制御等が効く素晴らしい製品があります↓

ソニーEマウントレンズをニコンZで使う「ETZ21 Pro」

AFや絞り制御の効くマウントアダプターは、もうだいぶ前から目をつけていました。

それが、ETZ21 Proと言うマウントアダプターです。

衝撃だったのが、フランジバックの関係性から、マウントアダプターの薄さが数mmの点。

もはや、マウントアダプターを装着しているのか分からない位、見た目が自然です。ソニーαにデジタル一眼レフのレンズを装着するとなると、分厚いアダプターになるので、後発で開発されたニコン Zは素晴らしいと感じます。

Zfは、オールドレンズ等全てのカメラ遊びにおいて、最高のカメラ母艦な訳です。

実際の使用感ですが、風景写真の撮影では気にならないですね。瞳AFも正常に動作します。下で作例を載せますが、日の出前のコントラストの低い遠景を超望遠レンズで狙う場合、MFの方が良さそうです。まあこれはどのカメラも同じですので、実質実用性は抜群です。

ダブルスロット×microSD

α7cユーザーの自分にとって、後継機でブラッシュアップされたα7cIIは買いたいカメラ。

しかし、画素数以外の最大の欠点がシングルスロット。趣味の世界においても、ダブルスロットで片方に動画を割り当てておくのは主流の話。ニコン Zfはダブルスロットからの片方がmicroSD。これは自分にとって好都合であり、動画記録はmicroSDに設定しました。

256GBでAmazon経由で2,500円程度。昔に比べて安くなりましたね。ヤフオクで1,000円くらいでパチモンが出回り引っかかった事があるので、今回はアマゾンで購入しました。夜に注文して翌日の昼頃にポストに投函されているとか、アマゾンは本当に凄いですな。

↓は高速タイプではない為、4K撮る場合はV30以上は必須ですね。バッファローは定評のあるメーカーですが、その他のメーカーなら同価格で高速タイプもあります。

Zfを風景撮影地に持ち出してみた。

昨日、さっそくZfを持ち出し風景写真を撮影して来ました。

千葉県から撮影した朝焼けに染まる富士山、いわゆる紅富士です。

ZfにソニーEマウント用のTamron50-400mmを装着して撮影しました。空もピンク色に染まっていますが、ホワイトバランスに頼っていません。ちゃんと5000〜5500ケルビンに抑えつつ、しっかりこの色に染まってくれました。

一見綺麗な写真に見えますが、この作品には色々Zf初撮影での反省点が込められています。

ズーム域=画角を頻繁に変えつつ、MFでのピント合わせ、かつ手ぶれを抑える為にレリーズではなく2秒や5秒タイマーで撮影した為、ボート(船)の位置が完全に遅れています。この問題は、下で紹介するピント拡大中のシャッター半押し解除問題が大きいです。

ソニーユーザーがニコンZfを使用した感想

①やはり一番気になったのは、ネットでも騒がれていたピント拡大中のAF半押し解除です。

この問題、Zマウントに移行しようと考え始めた数年前から認知していました。ソニーのカメラはMFでのピント拡大中から、シャッター半押しすると全画面表示に戻ります。これ、ニコンのカメラは何故か戻らない為、拡大ボタンを別途押す必要があります。また、一回のプッシュでは戻らず、段階的に連打しないといかません。

この仕様はメーカーの特色なんて言う綺麗事では済まない大問題であり、人間工学的・直感的操作においても異常事態です。

MFでのピント合わせの後、ボート等の被写体が通りかかるタイミングを見計らってシャッターを切りたい。ソニー機ではシャッター半押しで戻るのに、Zfはピント縮小ボタンを連打してから全画面表示でシャッタータイミングを図る。これは本当に異常な大問題ですよ。

②次に、画像再生ボタンと削除ボタンが何故か左上にある点です。ソニーの場合、写真を撮影した後、ピントが合っているか等の撮影結果を背面モニター右下の再生ボタンを親指で押す事で確認ができます。これこそ直感的かつ人間工学的に理にかなっています。ニコンの場合、別途左手で左上の再生ボタンを押す事になり、タイミングが遅れます。

カスタムボタンで割り当てろと突っ込まれそうですが、デフォルトが異常と言うお話です。

自分はデフォルトで表記のあるボタンは変更したくない性格です。ソニーの場合、C1・C2などと書かれている為、カスタムボタンを変更しても混乱しません。まあ、これは勝手な話でソニー機に近い配置にすれば解決するんでしょうが。

③ファインダー・背面モニター切り替えボタンがカスタムボタンに割り当てられない。これは個人差になりますが、初代のαでファインダーセンサーの感度問題があり、背面モニター周囲の捜査中にファインダーに切り替わってしまうと言う現象が多々騒がれました。自分の場合、健常者より視力が悪く、背面モニターに近づいて視認する事が多いのですが、この最中にファインダーに切り替わってしまう点が非常に不便でした。ソニー機はカスタムボタンでマニュアル的に切り替える事ができるのですが、ニコン機はこの機能が無いそうです。

④外部接続端子がtype-Cのみ。これは2018年に発売され、当初18万円程度で購入したソニーα7IIIがtype-BとtypeCの両方を搭載しており、レリーズケーブルシャッターを使用しつつ、外部給電が可能でした。現状type-Cの有線レリーズケーブルシャッターは発売されていない為、花火撮影の際どうするんだろうと疑問に感じます。

30万円弱もするカメラなので、正直両方の端子を搭載して欲しかったです。

まとめ

今回は、長年ソニーユーザーだった自分が、ニコンのZマウントを購入したお話でした。

記事のタイトルが「マウント移行」と書かれていますが、ツッコミはご容赦下さい。実際ニコン Zレンズを買う気はいっさい無く、全てαEマウントレンズを使用し、今後もメインカメラはソニーαです。

Zfは、バッテリー容量やL型プレート不在による縦位置撮影不安定等まだまだ不満が出て来そうですが、ニュージーランド旅行までに使いこなせるように頑張ります。

最後にZfのL型ブラケットとグリップ問題の話

Zfはグリップ形状が非常に悪い為、別途グリップを購入するユーザーが多いです。

しかし、純正のグリップは20,000円近くし、サードパーティ製でもお洒落な物は15,000円、安価な物でも5,000円以上。しかしながら縦位置に対応していない。その為、やはり機能性を考慮すると回転式を選ぶしか無い気がします。

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