ライチョウの生息地 北アルプスの燕岳で撮影した雷鳥の写真

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こんにちは。

8月の新月の季節に行く、一泊二日の北アルプス 燕岳でのテント泊登山。

写真撮影を主体として行く燕岳の登山では、様々な出会いがありました。

今回は、燕山荘の周辺で出会った野鳥、雷鳥(ライチョウ)の写真を紹介します。

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燕岳は雷鳥(ライチョウ)の生息地

雷鳥(ライチョウ)と言えば、北アルプスなどの山岳地帯に生息する野鳥として有名です。そして、今回自分が登った北アルプスの燕岳もライチョウの生息地となっています。

自分は過去にライチョウを間近で見た事がなく、今回の北アルプス 燕岳登山で、もし見られたら写真に撮りたいな、程度で考えていました。

勿論、本気でライチョウの写真を撮影したいなら、SEL70200GMなどは必須になります。ただ、今回は初めての北アルプス 燕岳で行うテント泊登山。重たいレンズは持っていけません。

今回自分が持っていったカメラ機材のシステムで、一番焦点距離を稼ぐ組み合わせはα7RⅡ+SEL24105G+aps-cクロップで撮影を行うことです。

そして、登山日の午後に燕山荘テント場で一回目、下山日の朝に燕山荘前の斜面で二回目と二度もライチョウに出会うことができました。

特に二日目の下山日の朝に撮影した際は、ライチョウとの距離は数十センチと近距離でした。もはや近すぎてクロップしなくて良かったんじゃないかとも思える近距離撮影。

それでは早速行きましょう。

燕岳で撮影したライチョウの写真

ここからは、今回撮影した雷鳥(ライチョウ)の写真を紹介していきます。

テント場のライチョウ

まずは登山日のテント場で撮影したライチョウの写真を紹介します。

コースタイム通り午前中に燕山荘テント場に到着し、テント設営、昼食、燕岳山頂アタックを済ませた後、午後には日没までテントでのんびり昼寝をしていました。

すると、テント場では賑やかな声が…。耳を傾けるとライチョウだ!と叫ぶ人たちが。

α7RⅡ+SEL24105G 105mm f4 ss1/200 iso100

こちらはα7RⅡとSEL24105Gの105mmで撮影し、さらに大幅にトリミングしたものです。

急いで撮影した為、画面の右上にしか収められなかったのですが、親鳥とヒナが写っています。さらに、親鳥はまだ冬毛が残っており、個人的にはお気に入りのショットです。

ただ、写真中央に収められなかったのが本当に心残り。しかし、翌日に逆転が来たのです。

燕山荘前のライチョウ

翌日の朝。ライチョウに限らず、何かいい出会いがないかと、テント場から燕山荘周辺を行ったり来たりしていました。

たまたまα7RⅡ+SEL24105G+aps-cクロップに設定していると、ライチョウと言う叫び声が。近くまで行くと、燕山荘前の斜面に、ライチョウの親鳥とヒナがいるではありませんか。

しかも、全く人を恐れる気配がなく近距離まで…。

今回は、α7RⅡの拡張フレキシブルスポットで撮影しましたが、AFは十分効きました。

α7RⅡ+SEL24105G+aps-cクロップ 157.5mm f4 ss1/400 iso100

α7RⅡ+SEL24105G+aps-cクロップ 157.5mm f4 ss1/250 iso100

α7RⅡ+SEL24105G+aps-cクロップ 120mm f4 ss1/400 iso100

ライチョウの雛(ヒナ)

今回のライチョウとの出会いのポイントは、親鳥とヒナを一緒に見られた事です。

数羽のヒナが、親鳥の後を追いかけていました。

α7RⅡ+SEL24105G+aps-cクロップ 157.5mm f4 ss1/2000 iso100

斜面の上にいるライチョウの親子を撮影。逆光ですが、α7RⅡのAFは問題なく効きます。

α7RⅡ+SEL24105G+aps-cクロップ 157.5mm f4 ss1/400 iso100

ライチョウのヒナが向かってくるところを撮影。AF機能が一番苦手と言える条件で問題なし。

ただ、よくよく見るとピンとが来ているのはライチョウの足ですね。。。

朝日に照らされた穂が背景で輝いて綺麗です。

α7RⅡ+SEL24105G+aps-cクロップ 157.5mm f4 ss1/500 iso100

超急接近で撮影したライチョウの親子。

α7RⅡ+SEL24105G+aps-cクロップ 157.5mm f4 ss1/800 iso100

最後は再び斜面を駆け上がっていきました。この写真だけでライチョウのヒナが二羽います。



まとめ

北アルプスの燕岳で撮影した雷鳥(ライチョウ)の写真、いかがだったでしょうか。

山岳での風景写真や星景写真だけでなく、北アルプスでしか見られない動植物に出会えたのは、今回の旅での大きな収穫でした。

ライチョウ自体は夏毛(夏の羽)に生え変わっていたため、いつか冬毛の真っ白なライチョウを撮影したいです。それには梅雨入り前に登山をする必要がありますね。

撮影機材について

今回のカメラは、α7RⅡ+SEL24105G+aps-cクロップで撮影を行いました。これにより、35mm換算で157.5mmでの撮影を行うことが可能となります。

比較的からだが大きく飛ばないライチョウの場合、70-200mmf2.8が理想ですが、北アルプスの登山に持っていくには不向きのため、便利な標準ズームレンズで撮影に望みました。

ライチョウとの距離が詰められたため、カメラ機材としては十分な結果を出してくれました。

と言うよりは、距離が近すぎてaps-cクロップに設定しない方が良かったかもしれません。

撮影ポイントについて

当時α77Ⅱ+SAL70400G2の像面位相差AFで都内のカワセミを撮影していた自分としては、ミラーレス一眼でのライチョウの撮影は比較的容易に行えました。

まず、前後の動きではα7RⅡのAF-Cは恐らく使い物にならないため、常に拡張フレキシブルスポットのAF-Sで撮影を行いました。ライチョウは動きが野鳥の中では遅いため、横や斜め移動の動きなら十分に対応ができました。

次に、そもそもライチョウに出会えるかと言う話です。いい写真を撮るのは腕もあるのですが、自分は行動力だと思っています。行動力が増えれば確率(運)が上がります。

ずっとテント場で寝ていてはいい写真が撮れません。いかにその場に足を運び、その時その場所にいたのかがいい被写体に出会えるかのポイントになります。

この日も日の出を撮影した後、一番大変なテントの撤収作業の合間に、何度もテント場と燕山荘前の間を行ったり来たりしました。勿論理由は、ライチョウだけでなく、稜線からいい山岳風景が見られるかもしれないからです。

これは今回のテント泊登山に限らず、どんな撮影旅行においても意識している事です。

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