紛失したクレジットカードが戻って来た話!@フランス旅行の体験談

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こんにちは。

皆さんはクレジットカードを落としたり、紛失した経験はありますか?お恥ずかしい話ですが、自分は日本で無くした事はないのですが、なんとフランス旅行で初めて無くしました。

この記事では、紛失したクレジットカードが手元に戻って来た“本当に奇跡”なフランス旅行の体験談をお話します。今回は凄いですよ!

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海外での紛失や盗難

日本でお財布やカメラなどの貴重品を紛失した際、手元に戻ってくる確率は非常に高いです。自分は実際に、お財布を落として戻って来た経験があります。また、飲食店にカメラバッグを数分間置き去りにし、無事だった経験もあります。しかし、世界的に見れば日本が異例。

ヨーロッパの国々など海外では、置き忘れたり無くした物が見つかる可能性はほぼゼロに等しいです。実際に、今回のフランスのパリ旅行において、嫁さんが地下鉄である荷物を電車内に置き忘れる事態がありました。一応駅員さんに問合わせてみましたが、まず戻ってこないと言われ、路線などの駅間で、忘れ物の確認すらしてもらえませんでした。

このように、海外では「落し物は戻ってこないもの」と捉えられています。日本はいい国!

紛失したクレジットカードが返ってきた話!

それでは本題の、無くしたクレジットカードが戻って来たお話に入ります。これが本当に奇跡なお話なのですが、文章だけでは伝わらないかもしれません。

紛失した場所は夕食のレストラン

最初にお話すると、クレジットカードを紛失した場所、と言うよりは置き忘れた場所は夕食で訪れたレストランです。さらに詳しく言うと、フランスのパリではなく、ノルマンディー地方にあるモンサンミッシェル対岸エリアのレストラン。

六白八日で行くフランスのパリ旅行のうち、一泊二日はツアーでモンサンミッシェルへ行きました。では何故夕食のレストランでクレジットカードを置き忘れたのか、その理由をお話しましょう。

ほとんどのレストランが夕方の19時に営業開始の中、自分たちは18時半にオープンするレストランを選びました。理由は20時に日の入りを迎えるため、モンサンミッシェルの写真を撮りに行く必要があるからです。と言うよりは、日没後にモンサンミッシェルの写真を撮影する事は、今回の旅の主目的であったため、絶対に妥協できませんでした。

無事に19時半過ぎに食事を終えたのはいいのですが、フランス人の方々は時間にルーズです。お会計で店員さんを捕まえるのに苦労するのですが、捕まえたて「チェック プリーズ」と言った後、伝票を持ってくるのも遅いのです。さらに、伝票を持ってきた後にクレジットカードで精算していると、かれこれ数十分かかります。

自分たちは、最初はクレジットカードで精算しようと思い、カードを伝票のそばに出していました。しかしあまりにスタッフさんが遅いので、現金で支払うことにしました。合計金額にチップをプラスし、多めにお金を支払い座席を後にする、海外旅行ではよくあるお話です。

つまり、お店を後にする際は座席担当のスタッフさんとは声を交わさず、伝票と一緒に多めのユーロ札を置いて外に出たわけです。この時、馬鹿な事に最初に出したクレジットカードを、そのまま伝票のそばに置き忘れたのです。

大事なクレジットカードを置き忘れた事に気づかず、このような写真を撮り続けます。

意外と使わないクレジットカード

一日目はモンサンミッシェルの夜景撮影を行いホテルに戻ります。つまり、クレジットカードを使う機会がないので気がつきません。このまま一泊二日の翌朝を迎えました。

翌朝もモンサンミッシェルの撮影は続きますが、お金が一切かかりません。写真撮影は機材投資は莫大ですが、撮影中に出費がないのは嬉しいですね。

朝の9時頃に朝食をとるのですが、これもホテルに組まれているのでクレジットカードの紛失には気がつきません。大満足で朝食を食べ終えます。

朝食後は二度目のモンサンミッシェル観光。しかし、循環バスは無料ですし、修道院も入場しない為(ツアーにチケットがついている)、クレジットカードの紛失には気がつきません。お土産も前日に購入してしまいました。唯一お金を使ったのが、出店で売られていたアイスクリームですが、これは現金で支払ったので、クレジットカードの紛失には気がつきません。

返って来たのは昼食のレストラン

ツアーの帰りのバスが午後の16時であり、時間にかなり余裕がありました。その為、お昼ご飯を食べる必要があります。

モンサンミッシェル観光を終えたのがちょうどお昼時だったのですが、島内のレストランは観光地価格で高いと言う噂です。その為、対岸エリアへ戻り探すことにしました。

モンサンミッシェルの対岸エリアのレストランは数がそんなに多くない為、昨日の夕飯で行ったレストランか、その向かいのレストランで迷いました。しかし、向かいのレストランは「Bar」の看板があり、ちょっと暗い雰囲気が。

その為、なんとなく昨日のレストランにしよう!と言う話なり、昨晩に夕食を食べたレストランに入りました。そこで店員さんに「二人です」と言ったのですが、この時昨夜に座席の案内をしてくれたフランス人男性のスタッフさんが、何やら顔をしかめて話しかけてきます。あれ?案内はしてくれないのかな?フランス語なので何て言っているのかは分かりません。

すると、何やらカードを渡されました。そうです。これが昨日に置き忘れたクレジットカードだったのです。えっ、自分たちはクレジットカードを置き忘れていたの?その事に気づいたのがこのタイミング。思わず叫んでしまいました。

その後普通に座席に案内されたのですが、昨日座席の案内をして下さり、この時にカードを渡して下さったフランス人男性のスタッフさんは、その後姿が見えなくなりました。この時自分たちは思ったのです。「昨晩のスタッフさん、今日はホール担当ではなのかな…。」

昨晩に自分たちの案内をして下さったのは、フランス人男性のスタッフさん一人です。つまり、自分達日本人夫婦の顔や姿を覚えているのもそのスタッフさん一人。もしかしたら、自分たちがクレジットカードを取りに来るかも知れないと考え、翌日のお昼までずっと待っていてくれたのかもしれません。これがまさに 神対応!と言うやつです。本当に感謝しました。

だってですよ、仮に自分自身で「もしかしたらレストランに忘れたかもしれない」と気がつき足を運んだとしても、そのスタッフさんが居ない中で、さらにフランス語でクレジットカードを忘れたかもしれない!と説明するのは、なかなかハードルが高いです。これが、「クレジットカードを忘れた馬鹿な日本人の顔を覚えているのは自分だけ」と考え、ずっと待っていてくれたのかもしれない。こんな優しい方が他にいるのでしょうか。

この後、必要以上に沢山のメニューを注文し、できる限りの恩返しをしました。

まとめ

フランス旅行で紛失したクレジットカードが返ってきたお話、いかがでしたか。

今回の紛失はレストランでの置き忘れだった為、確率的には戻って来やすい事例だったかもしれません。それでも、同じレストランで昼食を取らなかったら、もしあのスタッフさんが在中していなかったら、クレジットカードは絶対に戻ってきませんでした。

今回の出来事で、フランス人は優しいと言われる理由にとても共感できました。海外旅行でこんなに人の優しさを感じたのは初めての事。

自分たちも、貰うだけではなく人に与える人生を送りたいですね。

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