こんにちは。
2022年5月の上旬、新潟県にあるJR東日本津南駅から、飯山線で長野駅まで旅をしました。その時見た景色があまりに美しかった為、X100Vとともにお届けします。
目次
ローカル線の旅!津南からJR飯山線に乗った!
GWと言うものがない自分は、平日にぼんやり天気予報をチェックしていました。
すると、翌日は長野県と新潟県の県境から南側、つまり関東甲信エリアは全域曇り。しかし、新潟県だけは快晴と言う予報になっていました。ちなみに、自分は二日後から二連休。
そこで、いつもの星空隊長に「新幹線+レンタカーで星峠の棚田に天の川撮影に行かない?」と声をかけました。考えてみれば、自分から他人を撮影に誘うのは非常に珍しい出来事。
隊長から、天候をチェックさせてく下さいと返事があり、しばらくすると「行きましょう!」の一言。そして翌日の勤務終わり、隊長からLINEが入っており、「先に越後湯沢でレンタカーを確保したので、ゆっくり来てください!また、◯◯さんも一緒なので、三人で撮影しましょう!」との連絡が。
まさに神対応!三人いればレンタカー代金は安くなりますし、先に越後湯沢に到着しているとの事で、到着後即合流ができました。
星峠の撮影の記事は別途書くのですが、本題の帰りのお話。本来は三人で関東に戻るのですが、自分は2連休であり、せっかく交通費払ったなら弾丸ではなく、実家長野に帰ろうと考えました。その事をちょろっと話すと隊長から「JR津南町まで送り届けますよ!」と、本当に神対応な提案が来ました。車の運転を行ってくれる上に、なんと離脱も快く対応してくれる。
通常、学生時代や職場の友人の場合、一緒に時間を過ごすことも旅の醍醐味になる為、離脱はある意味「空気が読めない行動」になります。しかし、撮影仲間は、利害が一致した集まり。もちろん一年以上付き合いのある仲がいいからこそ行動を共にしている三人ですが、撮影中と交通費さえ割り勘すれば、大概自由にやっていい、いつもこんなグループです。
結果的には、もう一人の友人も自分の後に離脱し、星空隊長は在留して一人旅と温泉を楽しんだとか。
こちらは、新潟県十日町の星峠の棚田で、早朝5時前に日の出を撮影している様子です。
そうそう、この記事の写真は、全て富士フィルムのX100Vで撮影しています。また、フィルムシュミレーションは全て、2014年から定評あるクラシッククロームです(時々シネマ/エテルナが入るかもしれません)。
と言うことで、5時50分頃に、新潟県にあるJR東日本津南駅に到着しました。
JR津南駅と旅の様子を写真でレポート
JR津南駅
こちらがJR津南駅です。
土曜日の早朝と言う事もあり、通勤通学の方は全くいません。また、朝日に照らされた駅舎が爽やかです。背景にはすぐそこに低い山があり、冷えた新緑の朝が爽やかです。
リバーサイド津南と書かれており、なんだか駅と言うよりはホテルのように見えます。
そして、到着して初めて知ったのですが駅の中に温泉があるそうです。越後湯沢駅もそうでしたが、新潟県には駅と温泉が併合した施設が多いんでしょうか。勿論、時間的には閉店しており入れませんでした。
車の免許がない人間にとっても、鉄道路線で温泉に入れるのはありがたいです。老後にでものんびり入りに来たいですね。
津南駅ホームの様子
すぐに下り列車が来るとの事で、津南駅のホームに行ってみました。
こちらが、JR飯山線津南駅からの下り列車始発の様子。
数人乗客がいましたが、流石に始発5時52分は早いですね。そしてなんと、ワンマン電車の一車両でした。車両自体も古く、ローカル線な雰囲気が漂っています。そして、地味にJRの文字がかっこいいですね。
そして時刻表を見てわかったのですが、飯山を経由し長野駅へ向かう上り列車の始発が、なんと6時47分!!あれ、一時間も待たないといけないではありませんか。個人的に、田舎は上りの方が需要がありそうですし、何故始発がこんなに遅いのか不思議でした。これで6時から温泉に入れたら完璧なスケジュールなんですが、勿論閉店中。
星空や朝夕の風景写真撮影者と、公共交通機関や営業施設って相性が悪いですね。
昇り方面にあった確認ミラーをパシャリ。
本当に山際にある駅で、冷えた空気や眩しい朝日、蛙や虫の鳴き声が心地いい景色でした。
津南駅のロータリー
5時52分の下り列車を見送ったのち、友人二人が越後湯沢へ向かう為ロータリーへ。
こちらは、津南駅からロータリーへ出た際に見える景色です。周囲は閑散としておりますが、すぐ隣には喫茶店がありました。
送迎本当にありがとう!ここで友人二人に別れを告げ、一人始発を待ちます。
しばらく暇になるので、周辺の景色をスナップ撮影します。
低く眩しい朝日が、建物の間から差して来ます。長く伸びる陰影は縦構図ですね。
少し歩くと、菜の花がきれいに咲いていました。
津南駅構内
5時52分の下り始発列車が行った後も、津南駅は無人のまま。
勿論客も自分一人であり、異常なほど治療な荷物で自分が座る場所もありません。
そして6時半を迎えた頃でしょうか。犬を連れたおじさんが駅構内に入って来たかと思うと、待合室のシャッターをガラガラっと開け始めました。その後、鍵を取り出し駅員室に入って行き、このおじさんが駅員さんだと気づきました。
普通に私服だったので、流石ローカル線と言った感じ。
人生初のJR飯山線で長野まで
と言う事で、津南から長野までの片道切符を購入しました。
二時間乗り継ぎなしで片道1400円ほどとお安いです。
この後、α7III+TAMRON E70-180mmf2.8で上り始発列車を激写し、乗車しました。
ワンマン列車で上りはニ車両、そして乗客は自分一人と言う貸切贅沢な旅!
こちらは車両の内装を撮影した写真ですが、なんとも古さを感じます。座席は通常座席に加え、四人掛け・二人掛けの向かい合わせのボックス席がありました。
自分は贅沢に四人掛けのボックス席に座ったのですが、四連勤務後からの徹夜での写真撮影で疲労困憊。本当に数分で爆睡しました。
電車で寝ても盗難に遭わないのが日本のいところ。ただ、目覚めた際に隣にご夫婦が座っており、隣に座った事に全く気付かずけっこう驚いてしまいました(笑)。
JR長野駅に到着
車や電車の揺れと言うのは本当に心地よく、二時間は一瞬で過ぎ長野駅に到着しました。
ここまで来たら実家までも路線バス
長野駅に到着したのが8時45分くらい。
通常は、ここで実家の両親や兄弟が車で迎えに来てくれますが、時間帯もあり、せっかくローカル線でここまで来たのですから、路線バスで帰りましょうよ。
と言う事で、これまた一時間に一本もない路線バスで実家まで帰りました。ちなみに、9時半まで路線バスが無かった為、バス停でけっこう待ちました。
やはり公共交通機関と自家用車を比較すると、圧倒的に自家用車の方が効率が良く、路線バスでは無駄な乗り継ぎ時間が発生します。時間(=人生)はお金で買える程貴重な訳ですから、そりゃ車社会となり、路線バスや鉄道の本数は日に日に減るでしょうね。
日本は経済も人口も減少縮小傾向ですから。
まとめ
JR飯山線で行く、津南駅から長野駅の旅、いかがだったでしょうか。
今回の移動は夜間の撮影後の早朝始発と言う事で、非常に珍しいスケジューリングだったと思います。ただ、自分が友人を誘った事がきっかけで、普段は決して見られない景色と旅をする事ができました。
一人で乗ったことのない電車で旅をするのは楽しいですよ。
それではまた。
この記事の写真は、全て富士フィルムのコンパクトデジタルカメラで撮影しています。