こんにちは。
9月下旬には秋を代表する花、彼岸花が咲きますね。
東京に引っ越して来た頃から、近くに日本屈指の彼岸花の名所がある事は知っていました。
それが埼玉県日高市にある巾着田曼珠沙華公演です。
雑木林に咲く満開彼岸花はまさに絶景であり、写真スポットと言うよりはもはや観光地です。
その為、あまりの人の多さから、撮影にのぞむには注意点や計画性が必要でした。
目次
巾着田曼珠沙華公園について
埼玉県を代表する観光名所が日高市にある巾着田です。
日和田山から眺めると公園全体が巾着袋のように見える事から、その名がついたとか。
公園の真ん中には、菜の花やコスモスも育てられ、一年を通して花々を楽しめるそうです。
今回は撮影計画や方法についても、自分なりに書いていければと思います。
巾着田曼珠沙華公園の写真
撮影機材はα7RⅡ+SEL1635GM、α7SⅡ+SEL70200GMです。
情報量が多くなる広角レンズは高画素機、ブレやすい遠景は低画素機と言った感じ。
また、SEL90M28GとSEL55F18Zも持っていくと言う超豪華装備です。
ただ、SEL90M28GはSEL70200GMと焦点距離が被るので使いませんでした。
それはそう、できるだけ高いレンズを使わないと、買った意味がないですからね。
あいあい橋と彼岸花の写真
雑木林に咲く花畑と言えば、物凄い情報量であり、撮影がかなり難しくなります。
景勝地などの風景写真スポットではないですからね、散策しながらの撮影となります。
そんな中、一番絵になると感じたのがこのあいあい橋を入れた写真です。
α7RⅡ+SEL1635GM 20mm f5.6 ss1/16 iso100
α7RⅡ+SEL55F18Z 55mm f8 ss1/6 iso100
α7RⅡ+SEL55F18Z 55mm f8 ss1/30 iso100
α7RⅡ+SEL55F18Z 55mm f8 ss1/20 iso100
橋ひとつでも色々撮りようがあります。人が入らない写真を撮るのがとても大変。
ちなみに、橋の上に上っても期待するような景色はないので、無駄な時間は使わないように。
雑木林と彼岸花の写真
定番と言える、広角で撮影した写真。また、定番といえる花のドアップの写真。
このような写真を撮りがちとなる雑木林内。
今回のあえて、雑木林では遠景切り抜きをテーマとして撮影してみました。
α7SⅡ+SEL70200GM 132mm f5.6 ss1/40 iso100
α7SⅡ+SEL70200GM 70mm f8 ss1/10 iso100
土手から撮影した写真
彼岸花が咲く最盛期は、群生地一体が入園料有料となります。
折り返しでは、あえて一度出てから彼岸花を撮影してみました。
お金を払わなくても、こんな写真が撮影できます。
ポイントは、巾着田内側の土手の周囲、また土手の上から見下ろすように撮影することです。
α7SⅡ+SEL70200GM 70mm f8 ss1/30 iso100
α7RⅡ+SEL55F18Z 55mm f8 ss1/25 iso100
彼岸花の写真
ここでは、彼岸花の花をアップで撮影した写真を紹介します。
α7RⅡ+SEL55F18Z 55mm f1.8 1/640 iso100
α7RⅡ+SEL55F18Z 55mm f1.8 1/400 iso100
α7SⅡ+SEL70200GM 200mm f4 ss1/60 iso100
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は念願だった巾着田で思う存分写真撮影を楽しむことができました。
撮影に行った日は、まさに満開の頃でした。
撮影機材と装備は二台体制でバシバシ撮れましたし、割と効率よく回れました。
ただ、天候の影響で雑木林に差し込む光をイメージした写真は撮れませんでした。
天候が晴れると、逆にコントラストが上がって難しいので、これはこれでラッキーかも。
この三日後くらいに行った友人の話では、もう見頃が過ぎていて色あせていたとか。
その友人の写真には、水滴が付着した彼岸花を収めた物もあり、かなり綺麗でした。
まだまだ撮りようのある巾着田曼珠沙華公園、機会があればまたチャレンジしたいですね。
アクセスについて
自家用車で来る事はおすすめしません。
物凄い人気エリアの為、駐車場が早朝から込み合います。
公式ホームページでも、公共交通機関でのアクセスを推奨しています。
西武池袋線の高麗駅から徒歩15分でアクセスでき、案内板も丁寧です。
地図は下の撮影ポイントに掲載します。
撮影ポイントについて
ここでは撮影ポイントを自分なりに紹介します。
まず、最盛期は朝の9時から開園となり、入園料300円がかかります。
しかし調べると、実は9時前には無料で敷地内に入れるのです。ここがポイント。
(※年によりルールの変更がある為、訪れる年に運営側に確認をしてくださいね。)
つまり、日の出と同時に行けば、土日祝日でも混雑を避ける事ができます。
自分はシルバーウィークでしたが、朝4時台の始発で現地へ向かいました。
ただ、6時台でも既に車で来ている方は多く、園内には沢山の人がいました。
勿論、写真撮影が目的の方は、この朝一に来るパターンが多いですね。
帰る頃がお昼前だったのですが、その頃にはアジア系外人さんの自撮り棒が炸裂します。
次に最寄駅から撮影しながら散策するオススメのルートを紹介します。
画像:公式ホームページから引用。
画像の通り、最寄駅の高麗駅から赤い線を辿り徒歩で行けます。
アクセスの途中には案内板や、出店が多くあり楽しいです。
そして、鹿台橋を渡ったら反時計回りに巾着田に入らず、あいあい橋を目指します。
と言うのは、巾着田の西側には彼岸花は群生していません。
そして、あいあい橋は一番人気エリアになるので、混雑を避けるため最初がいいです。
あとは、時計回りにまわり、35分地点の出口で折り返します。
自分はこの終着点で一度外に出て、土手を歩きながら入口へ戻りました。
花自体の撮影ポイントは好みです。
撮影の注意点について
曇りの天気では撮影環境は非常に暗くなります。
しかし最近になり、巾着田曼珠沙華公園有料エリア内が三脚が禁止となりました。
場所を長時間陣取るカメラマンの迷惑行動が、ルールを変えてしまったのです。
都内の展望スポットもそうですが、デジカメになり手が出しやすくなった趣味性の高い写真撮影。写真撮影を行う人数自体がどんどん増えているような気がします。外国人が三脚で陣取る場面もよく目にします。今後こう言うエリアがどんどん増えるでしょうね。
実はこの日も、禁止のはずの園内で三脚を担ぐおじさんを目にしました。
また、聞いた話ではポートレート撮影の為にシャボン玉を飛ばす方もいたとか…。
同じカメラが趣味の者として、許せない行為ですね。
みなさんも気をつけましょう。
足場に関しては、雨の多い季節でしたが、そんなにぬかるんでる感じはありませんでした。
基本情報
・住所:〒350-1251 埼玉県日高市高麗本郷125-2
・アクセス:
西武池袋線高麗駅から徒歩約15分。
JR川越線・八高線高麗川英から徒歩約40分。