こんにちは。
今回紹介するのは、千葉県の最東端にある犬吠埼灯台で撮影した星空の写真になります。
この記事では、まだ星空撮影を始めたばかりの自分が、2015年の春に実際に星空を撮影しに行った様子を紹介したいと思います。
【追記】2022年6月の梅雨の季節にも、銚子にある犬吠埼を訪れました。追記として、その際に撮影した天の川の写真も紹介していきます。
目次
千葉の星空スポット「犬吠崎」で星空撮影
犬吠埼灯台について
画像:Googleマップの衛生画像を掲載
皆さんは、千葉県の最東橋にある犬吠崎と言う場所はご存知ですか!?
関東の銚子半島と呼ばれる千葉県最東端に位置しており、東の海を向くように犬吠埼灯台が立っています。犬吠埼灯台の位置が分かるよう、上にGoogleマップの衛生画像を載せてみました。文字はやや見えにくいですが、千葉県の右端の赤印が犬吠埼です。
犬吠崎灯台は、岬に高くそそり立つ白亜の塔であり、銚子観光のシンボル的存在だそうです。
また、千葉県で最も東にある海岸だけあって、初日の出スポットとしても知られる有名な場所です。そして、都心から離れており光害が少ない事から、星空スポットとしても有名です。
ただ、後になって感じた事は、犬吠埼灯台は灯台あかり自体が非常に強く、天の川と絡めて撮るのが意外と難しいんじゃないかと言う事です。
今回の撮影の経緯
撮影に行ったのは、まだ星空の撮影を始めたばかりの頃です。
自分は当時、とにかく星空が沢山見られる場所を探しており、高い山か海岸を探しました。とある記事をきっかけに犬吠崎を知ったのですが、まさか午後から弾丸で行くとは。本来は観光を兼ねて温泉宿などに宿泊し、一泊二日はかける場所です。当時は自分も若かったんですね。
日時は2015年の3月上旬。当時は月齢や季節ごとに見られる星座、天の川など、撮影の主目的を何も考えずに家を飛び出しました。つまり、調べたのは天気が晴れる事だけ。
東京都内から犬吠埼へのアクセスを調べると非常に簡単でした。なんと、東京駅から高速バス一本で行けます。その為、休日の午前中に思いつき、昼過ぎに撮影に出かけられます。この日は15時頃に東京駅を出発し、18時前後に銚子に到着。最終の上り高速バスに乗る事で、深夜1時前には再び東京へ戻って来られました。
撮影機材について
記事を更新しているのは、撮影した頃から数えて6年後の2021年3月です。
現在はソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラを二台も所有し星空撮影を続けていますが、当時はソニーのAマウントのaps-cセンサーを搭載したカメラ、α77IIだけでした。また、星空撮影に使ったレンズも、キットの標準ズームレンズ、SAL1650一本のみでした。
勿論、2015年の夏に初めてフルサイズセンサーを搭載したカメラ、α7IIを購入した理由も、星空の為でしたからね。揃えたカメラ機材も出費も、当時は予想もしなかったです。
基本情報
- 住所:千葉県銚子市犬吠埼
- アクセス:銚子電鉄 犬吠駅より徒歩7分 東京駅から高速バス一本
- 犬吠埼灯台の公式ホームページはこちら。
犬吠崎灯台で撮影した星空の写真
ここからは、2015年の3月に撮影した犬吠埼の写真を紹介していきます。
満月と犬吠埼灯台
当時は天候しか調べなかった為、まさかの現地到着と同時にめちゃくちゃ明るい月が水平線の上に浮かんでいました。さすが最東端にある地だけあって、月の存在感が凄かったです。
α77Ⅱ+SAL1650 16mm f3.2 ss13 iso100
こちらはビーチの手前から撮影した犬吠埼灯台と月の写真です。
77Ⅱ+SAL1650 16mm f4 ss8 iso200
砂浜に降りてから、犬吠埼灯台によって撮影した一枚。この辺りはゴロ岩が転がっており、写真の雰囲気もよく出ます。
77Ⅱ+SAL1650 16mm f3.2 ss5 iso250
縦構図で撮影した犬吠埼灯台と月の写真。
77Ⅱ+SAL1650 16mm f3.2 ss10 iso100
反対方向である西の空を撮影してみました。
明るい星は金星でしょうか。帰りの高速バスを待ちながら、辺りをウロウロ。
犬吠埼に昇る天の川-2022 ver
α7III+SIGMA14-24mmf2.8 DG DN 24mm f2.8 ss15 iso6400
2022年6月の梅雨の季節に、犬吠埼へ天の川を撮影しに行きました。
この季節は天の川が比較的早く昇り始める為、深夜0時ごろには南の空に縦に立ち昇ります。光害としては、銚子市街地の明かりが非常に邪魔ですが、個人的には夜景と縦の天の川は大好物であり、降る階段で自撮りをしてみました。
左遠方に目を向けると、2021年7月に撮影した長崎鼻一ノ島照射灯が見えます。
銚子の長崎鼻一ノ島照射灯と星空
まとめ
千葉県最東端、銚子市にある犬吠埼灯台の写真、いかがだったでしょうか。
写真を見てお分かりだと思うのですが、月齢が見事に悪く、東の沖に浮かんだ月が凄まじい光を放っていました。何も知識がないまま行動した結果でしたが、この事がとてもいい経験となりました。月は最大の光害と言っても過言ではありませんからね。
今では天の川撮影の計画に、月齢チェックは一番に行うほどです。
2021年現在になって思うことは、やはり新月の天の川シーズンに訪れてみたいです。周辺環境ももう少し調査したいですし、もしかしたら新たな発見があるかもしれません。
それではまた。の