東京暮らしでドローンの空撮を始めました!@Mavic 2 Pro

シェアする

こんにちは。

2020年の夏、今まで一眼カメラで写真(静止画)しか撮ってこなかった自分が動画制作を開始し、ついにドローンによる空撮を始めました!

この記事では、今回購入した空撮用のドローンのお話と、東京在住の自分が初めて遠征して初飛行・初操縦して来た感想などを書きたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




ドローンで空撮を始めた理由

ここでは、2020年の夏から何故自分がドローンで空撮を始めたのかを書きます。その理由はたくさんありすぎるので、記録という事で細かく語っていきます。


①  唯一憧れているYouTuberが映像制作の一部に素晴らしい空撮映像を入れている。

自分の日常生活に大きな情報源となるのがyoutubeコンテンツであり、自分は様々なYouTuberの動画を参考にする事が多いです。それは、カメラ機材だけでなく、家の掃除の仕方やパソコンの操作方法など全てにおいてです。そんな中で、唯一憧れており5年ほど動画を見続けている方がいます。その方は、ハワイ島など海外で星空を撮影したり、ジンバルを使った映像を発信しているのですが、なんとそれはサブチャンネルであり、本チャンネルは料理動作なのです。ちなみに、サブチャンネルですら登録者数が40万人越えの日本ではトップYouTuberと言える方です。自分なんかは写真撮影にほぼ全力を注ぐのですが、その方は、広い分野に触れているにもかかわらず、全てのカテゴリーで質が高いのです。それだけで憧れるのですが、動画配信の中に、素晴らしい空撮映像があり、そこで使われていたドローンがMavic 2 Proだったのです。もし自分がそのチャンネルに出会わなかったら、恐らく今回ドローンを買っていなかったです。


② 自分が映像制作を始める為。

これは単純に、これから映像制作を行い動画を配信していく為です。長く続けるためにはやはり好きなコンテンツを作る事になりますが、趣味で風景写真を撮る事から、動画にタイムラプス・スローモーション・そしてドローンの空撮映像を入れたいと考えたからです。


③ 変化の追求と新たな分野への挑戦の為。

自分は中学生の頃からデジカメを使った写真撮影を続けて来ました。継続と言う面では、自分の人生で一番長い趣味になります。フルサイズのデジタル一眼カメラやフィルムカメラ、オールドレンズにもちょこっと触れました。

そして、過去を振り返ればこんな素晴らしい写真達を撮れるようになっていました。ただ、正直ちょっと飽きたんですよね。静止画だけで異次元の写真を撮るのは結構大変で、徹夜で行動し秘境の地へ行かないといけないですし、その時その場所で長時間我慢したからこそ、他の方が撮れない写真が撮れたりします。これ、過酷で免疫力が下がりますし、正直健康状態にかなり影響します。そんな事もあり、もう ”自分の中では” 静止画の時代は終わった(趣味性は高いので続けますが)と考えるようになりました。最近は誰もが高価なカメラを手にするようになり、早起きや苦労して足を運んでも撮影地は三脚で大混雑、インターネットには同じような写真が溢れかえっています・・・。時代の流れで今後動画発信の割合が増えていくでしょうし、これ以上同じような写真を撮るために時間とお金と労力を使うよりも、この機会に動画や映像に注力して行こうと考えました。

飽きたと言えば、関東沿岸部や山間での有名な天の川撮影地は、ある程度制覇したと思っています。SNSで同じような写真が溢れかえっている中で、自分がまた時間とお金をかけて同じ場所に撮影に行くのかです。当初は自分が楽しければいいやと考えており、ダイヤモンド筑波なんかも2年連続で行きました。ただ、最近はまた行きたいと思える場所は正直少ないですし、何より海外旅行どころか、国内旅行ですら、コロナウイルスの影響で行けなくなりましたからね。まあ、もしも現在コロナウイルスが流行っていなかったら、今年も海外旅行を組み、今まで通り写真撮影ばかりしていたでしょう。ようは、そう言う機会が訪れたと言う事です。

そんな訳で、肩身の狭い現代ではもっと違う視点に切り替えるべきだと考えました。正直、ドローンの空撮は規制が厳しくかなりマニアックなカテゴリー・趣味です。しかし、逆に言えばユーザーが少ない分野は開拓と言う点でやりがいがあります。考えてみれば、ローンの空撮で静止画を扱った記事はインターネット上に少なく(動画映像は溢れている)、基本的に日中に撮影するだけで異次元の絵が撮れるため、これは手を付けるにの良い分野だと考えました。

国土交通省のルールに沿い、土地の権利者への許可が必要な部分は大変ですが、風景写真を撮りロケーションを重要視する自分に撮って、飛ばしたい場所は大体禁止区域外ですし、あとは、私有地で飛ばすことはないので各管理団体への問い合わせをしっかり行う事で、それなりに楽しめると考えました。


④ まだ見ぬ世界を求めて!

最後の理由、きっかけのお話です。兄が昔東北に住んでいた頃のお話になります。当時、兄が友人と数千円のおもちゃドローンを持って、海岸沿いの岬にテスト飛行に行ったそうです。その時、ある程度風が吹いており、用意したおもちゃドローンは全く飛ばなかったそうです。

その時、車椅子に乗った老人が介護者と一緒に景色を見に来ており、隣に来たそうです。その老人は、バッグの中から大きな空撮用ドローンを取り出し、風が吹く中でも遠くへ飛ばし、その操縦も見事だったと言います。その時に老人が話した事が、「私は昔から足が悪く、もう自分の足では好きな場所に行けない。その代わり、このドローンが私の目となり足(翼)となり、素晴らしい景色を私に見せてくれるんだ!」と。

このお話は自分に共通する部分があり、とても感動しました。自分は人より視力が弱いため(ドローンの記事のため一応書いておきますが、視野が欠けているわけではないので活動や認識は問題ありません)、カメラ、特に当時EVFが一番綺麗だったソニーのαにはかなり救われた部分がありました。このブログのタイトルにもあるように、αのEVFが、裸眼では見えない世界を僕に見せ続けてくれるのです。

2020年、空撮用ドローンとの出会いが、僕の世界をさらに広げてくれると確信しています。

購入したドローンはMavic 2 Pro!

空撮用ドローンのメーカーといえば、高性能ジンバルで有名なDJI一択です。

という事で、自分が選んだが「Mavic 2 Pro」と言う空撮用ドローンです。

【国内正規品】DJI Mavic 2 Pro


【国内正規品】DJI Mavic 2 Fly Moreキット

今回は、Fly Moreキットと言う拡張キットを購入しました。これにより、バッテリーがプラスで二個付属し、携帯用バッグや予備のプロペラ、車で充電ができるアダプターが付きます。

普通に考えれば、空撮用ドローンを買うならこの拡張セットは絶対に必須ですよ!

そして、何故Mavic 2 Proを選んだのかですが、カメラと飛行スペックを考えると、もうこれ一択になります。その理由は、Mavic 2 Proが1インチセンサーのカメラを搭載し絞り値をf11まで任意で設定できるのに対し、これより下位機種はセンサーが小さく、さらに絞り値がf2.8固定なのです。一眼カメラで風景写真を撮って来た人間にとって、これだけで他機種が対象外になるのは分かりますよね。


ちなみに、Mavic 2 Pro程のカメラ性能を重要視しない方であれば、今年に発売したDJI Mavic Air 2の方が絶対におすすめです。飛行性能や搭載機能は最高性能であり、既に上位機種で今回自分が購入したMavic 2 Proを超えている部分があります。一番は飛行時間がこちらの方が上ですし、飛行の安定性に対し小型軽量と言う点が素晴らしいです。また、電波受信性能は重要なので最新機種ほど操作性が安定しますし、自分もこちらでも良かったのではと後悔している部分はあります。そしてなんといっても、拡張セットのFly MoreキットにNDフィルターが入っていて(こちらは絞り値が2.8の為必須)、お値段が13万円台とお得です。


【国内正規品】DJI Mavic Air 2 コンボ ドローン カメラ付き

しかし、前機種よりカメラのセンサーサイズが大きくなったからと言って、Mavic 2 Proの1インチセンサーには敵いません。空撮でRX100シリーズに匹敵する写真が撮れるのって、本当に凄い事だと思います。

余談ですが、多分ここ数年以内にMavic 3 proが発売されると思いますが、これは恐らくMavic Air 2以上の性能になるでしょうし、この勢いだと絶対に欲しくなるでしょうね。

レビュー

ここからは、実際に手元に届いたドローン Mavic 2 Proを紹介していきます!

開封

こちらが届いた際に撮影した拡張キット「Fly Moreキット」の写真です。趣味程度で扱うドローンの中ではとても大きくて重たいです。

飛行に必要な準備や操作方法、そして最重要な飛行ルールを頭に叩きつつ、室内で展開してみました。ちなみに、東京在住の自分は遠出しないと飛行させることはできません。とりあえず不良品でないかの確認は必須な為、離陸と着陸のみ安全な室内で行いました。

世間的にドローンの印象は良くないですが、手元に届いた愛機はカッコよく見えますね。

静止画の作例

2020年の8月10日、初めて屋外でのテスト飛行(厳密にはちゃんとした撮影の為テストではない)に行って来ました。撮影地や、事前に確認した飛行許可申請の方法などは、撮影記事で紹介するのでここでは省きます。と言う事で、実際に撮影した写真をご覧ください。

いかがでしょうか。もう圧倒的で感動的な世界観です。こちらはjpeg撮って出しですが、ちゃんとRAW +jpegで撮影しています。

一点だけ残念なのは、下位機種は焦点距離が24mmに対し、Mavic 2 Proは28mmの固定と言う事です。やはり空撮で風景を切り撮るなら、風景写真鉄板の24mmが欲しいところ。この辺りは、併用で別機種を買い足しても良いかもしれませんね。

空撮映像

追記です。2020年8月12日深夜1時。今日は仕事ですが、動画編集が楽しすぎて睡眠時間を削り作りました。人生初めて作った「Mavic 2 Pro」で写す空撮映像、是非ご覧ください。

今回の空撮映像・写真の撮影記事はこちら↓

神奈川県三浦半島最南端に浮かぶ島、城ヶ島でドローンを使った空撮に行って来ました。この記事では、真夏に撮影した城ヶ島の空撮映像・写真を紹介します。

初飛行・初操縦で感じた事

昔、実家で父がラジコンヘリコプターを飛ばしており、飛行時間・飛行性能ともに非常に不安定でした。その為、飛ばしては墜落してプロペラ破損(自分の畑なので危険ではなかったです)を繰り返していました。その先入観や不安が強く、正直最新で現行のドローンの性能がどの程度か不安を持っていました。しかし、その固定概念を見事に覆してくれました。

この写真、離陸でホバリングしているドローンをα7IIIで撮影したものですが、抜群の飛行安定感です。と言うより、空撮でハイパーラプス機能を持っている時点で、この安定性は当然と言った感じなんでしょうね。この日はあまり風が吹いていなかったと言う事もありますが、120mの上空や、海上の沖に向かって500m(仕様では数キロまで飛ばせますが、自分はそこまでやりません)ほど飛ばしましたが、全く不安定さは感じませんでした。


加えてぶれ問題です。DJIが誇る高性能なジンバルを搭載しているので、水平軸を常に保ってくれ、非常に安定した映像が撮れます。もはや現像での水平軸補正も必要ありません。


最後に感動したのは、やはりGPS機能や電波受信性能です。上でも書きましたが、沖に500m飛ばしても、手元のリモコンでなんの不具合もなく飛行・操縦ができました。ただ、この辺りは本当に過信が禁物で、注意点が多々あります。

初操縦・初飛行で感じた、もしくは注意した点はまとめで書きます。

まとめ

今回は、ドローンによる空撮を始めたと言うお話でした。

初飛行・初操縦と言う点で注意した事や勉強させられた点はいくつかあります。


まず一つが、離陸と着陸環境です。規制区域外とは言っても、この日は休日と言う事もあり、それなりに観光客がいました。猛暑日であり東京から4時台の始発で向かい、8時には飛行開始したのですが、正直この人の多さには驚きました。具体的には、遊歩道では飛ばせないので、海岸に降りてから原則海に向かって飛ばすことになります。しかし、岩場に降りても既にテントを張って乾杯どんちゃん騒ぎしている人や、家族連れで磯採集をしている人、散歩をしている人など様々でした。客観的に見ると、ドローンのプロペラの音は虫のようで煩く、危険物の為周囲からの目は厳しいです(Mavic 2 Proはまだ静かであり、上で紹介したMavic air初期型はプロペラの音が非常にうるさい)。原則第三者から30m以上離れると言うルールがありますが、できれば本当に無人の環境に行くのが理想です。その為、結果的に離陸するポイント選びにかなり時間を要しました。これが猛暑下だったと言う事もありかなり過酷だったのですが、帽子・日傘・塩タブ・水分等本当にしっかり事前準備をして行ったので助かりました。やはり現地の環境等に対する事前準備は大事ですね。そうそう、肝心の離陸ポイントですが、岩場に降りてからできるだけ奥の方へ移動し(足場が危なくないことを十分注意して)、周囲50mは人が来ない場所で飛ばしました。


二つ目は離陸する地面の形状です。理想は内陸のフラットな環境が良いのですが、上であげた他者への注意から、岩場の上での離陸となりました。実はこれが失敗。岩上でもできるだけフラットでプロペラが接触しない安定したポイントを選んだのですが、初離陸ではその面積が狭い環境を選んでしまったのです。その為、着陸でのプロペラや機体破損が怖く、かなり危ない状況となりました。この失敗を活かして二回目以降はフラット面積が広い岩の上で離陸したので解決できたのですが、次回以降この事はかなり注意してやらなければいけません。

と言う事で、帰宅後にすぐにこれを書いました↓


75cm ランディングパッド ヘリポート

風で動きやすいなど色々デメリットがありますが、これなら芝生の上からでも安心して離陸できますし、砂浜などでも機体に傷をつけづに離着陸ができます。直径が50cmのものも販売されていましたが、レビューでMavic 2 proの場合は面積が小さいとあったので、75cmのこちらを選びました。見た目だけでもテンションが上がるので、次回使うのが楽しみです。


最後がGPSの受信や電波状況についてです。基本的に目視できる環境での飛行がルールで、電波状況が安定していれば、ボタン一つで自動で離陸ポイントに戻って来てくれます。これが本当に助かる機能で、多少視力が悪かったり、操縦が下手でも飛行が可能になってしまいます。しかし、過去のyoutubeで色々勉強していると、結構危ない飛行・操縦をしている方を見かけました。普通に道路や建物のうえで飛ばし、建物が電波を遮り、操縦自体ができなくなる例もありました。その例では、リココンからの電波を失ったドローンが、結果的にGPSを頼りに離陸ポイントに自動で戻っていました。驚いたのは、その自動操縦で、高性能センサーによりしっかり建物を避けながら離陸ポイントに戻っていたのです。いや〜、本当に凄い。

ただ、だからこそこの便利機能を過信せず、絶対にリモコンとドローンの間に障害物が入らない、かつ電波状況が良い環境でのみ飛ばそうと決めました。


その他、バッテリーは合計三個あったので十分でしたし、30度を超える直射日光下でも普通に飛行ができましたし、もう本当に文句の言いようがないドローンでした。

今後の予定ですが、一応空撮撮影地は、今まで星空を撮影して来た関東沿岸部と、長野で畑しかない実家の周囲、管理団体から許可が得られる山間を考えています。また、将来コロナウイルスが落ち着いたら、宮古島や石垣島、ハワイのオアフ島などで飛ばしてみたいですね。

東京暮らしで日常的に飛ばせない為、まだどこまでやれるかは未知数ですが、今後本格的に空撮を始める第一歩の記事でした。そうそう、勿論空撮動画もしっかり撮ったので、youtubeにアップできしだいこちらで紹介していきます!

それではごきげんよう!

スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク




関連サイト

シェアする

フォローする