観光地でのドローン空撮事例!@空撮申請方法と離陸ポイントの探し方

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こんにちは。

今回は、自分の空撮映像をご覧になり、お問い合わせ下さったOさんに向けた記事になります。コンテンツ内容として、ドローンでの空撮申請方法の事例と、観光地での離陸ポイントの探し方になりますので、空撮を行う全ての方の参考になると思います。

それでは早速行ってみましょう!

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はじめに

ドローンで空撮を行う皆さんは、申請方法と離陸ポイントをどのようにされていますか?

2020年の秋、ドローンで自分が空撮を行なった映像に対し、Oさんから嬉しいコメントを頂きました。そして、それに伴い空撮申請方法と離陸ポイントの探し方についてもお問い合わせがありました。

しかし、一般公開されるコメント欄に2020年の情報を掲載すると、情報が散乱し、ルールや規制に変更があった場合に環境被害が起きてしまいます。これは、ドローンでの空撮が趣味として行えなくなる未来にも繋がるので、避けたいと思います。

この記事では、某観光地をドローンで空撮するにあたって、自分が行った申請方法の手順や離陸ポイントの探し方、空撮の考え方を紹介していきます。

ここに書く内容はあくまで「考え方」であり、某観光地だからこそ適用できる方法です。その為、内容そ参考にして頂き、他の名所で応用的に動いていただき、安全な空旅を楽しんでいただければと思います。

※ この記事は事例であり、航空法や国土交通省への申請方法ではありません。

某観光地の空撮申請方法について

ここからは、ドローン等の無人飛行機の空撮申請方法のお話になります。

自分は基本的に、国土交通省による無人飛行機禁止エリアでは空撮しません。ちなみに、東京都内はほぼ禁止区域となっていますが、日本の中でどのエリアが国土交通省による禁止エリア外かは、ドローンフライトナビ等のアプリで簡単に調べる事ができます。

と言う事で、自分が空撮を行うエリアは、国土交通省による無人飛行機禁止区域のエリア外が前提なので、国土交通省への申請手続きは不要となります。

次に行わないといけないのが、空撮したいエリアの管理局への申請手続きです。今回Oさん宛にお伝えする某観光名所は、①国が指定している国立公園(場所によっては環境省も追加)・②某観光地を管理している観光協会・③土地自体を管理している土木事務所(場所によっては海上保安庁) に問い合わせを行ってみました。そこで得た回答を以下に書きます。

まず①の回答は、申請書類は不要でした。また、某観光地に限らず、当エリアの国立公園内は安全に配慮した上で空撮が可能。しかし、動植物等環境に危害を加えないよう配慮を行うとともに、事故等が発生した際は全て自己責任で対応すると言う内容でした。②の回答は、無人飛行機使用の可否は観光協会が管理するものではない為、③へ問い合わせるよう指示がありました。最後が③ですが、これはフォーマット指定の専用申請書類の提出(使用届)が必要になります。内容としては、個人情報や日時だけでなく、何故空撮を行うのか、具体的にどの場所から空撮を行うのか、地図を添付した上での提出が求められます。

自分は空撮に行った際、同じようにドローンを趣味にした方によくお会いします。その方々にいつも聞くのですが、ほとんどが申請しないで飛行させていると言います。彼らは、将来的にドローンでの空撮が趣味で行えなくなってもいいと言う考えなんでしょうね。

某観光地の離陸ポイントの探し方

申請書類を提出した後に問題となるのが、どのポイントからドローンを離陸させるかです。

ここでは、某観光地を事例に、空撮する際の離陸ポイントの探し方についてお話します。

土木事務所に直接相談してみた

国土交通省による無人飛行機禁止エリア外とは言え、離陸ポイントはどこでもいい訳ではありません。駐車場・道路沿い・土手等で、それぞれ管理局が異なるのは当然です。その為、自分は手っ取り早く、事前に土木事務所に「どこから離陸させれば問題ないか」を相談してみました。その時に返ってきた返事が、時と場合によりけりな為、本人の判断に任せると言うものでした。つまり、自分の判断で安全な離陸ポイントを見つける必要がああったのです。

Googleマップを使い自力で探す方法

今回空撮する某観光名所は、超有名な絶景の名所でもあります。つまり、有料の展望施設が設置されており、そこからの離陸が理想的です。しかし、観光客が多く訪れる展望台では、第三者から30m離れた離陸・飛行は困難です。

余談ですが、自分が空撮に訪れた日、早朝6時代に展望台からドローンを離陸させている方がいました。その方は、朝は無人だったからやっちゃったと言っていましたが、いつ観光客が訪れるか分からない状況で、あまりに無責任な行動ですね。

と言う事で、自分は某観光名所の周辺全てを歩き回り、どこが一番離陸ポイントに適しているかを探し回りました。まずは以下の画像をご覧ください。

画像:Googleマップの衛生画像にて、某観光名所周辺環境を把握

こちらがGoogleマップの衛生画像を利用し、某観光名所を真上から捉えた様子です。黒い背景の被写体が、今回空撮する予定の被写体です。

次に離陸候補地を探すのですが、やはり目視飛行となると観光エリアにある展望台から離陸させたくなりますよね。ここが一番安全に目視飛行ができますが、絶対に禁止です。

次は、観光エリア&事務所と書かれたポイントです。ここは、車が入れない上に広いコンクリートになっており、離陸が可能です。また、観光事務所からも30m以上距離をとる事ができます。しかし、敷地全体が木々に囲まれており、観光客の通り道にもなっています。自分は一度、観光客がいない時間帯にこの観光エリアの片隅で、頭上が開けているポイントから離陸を試みました。成功しましたが、操縦中に作業員に絡まれて中断しました。

上記のように、目視飛行が可能な二箇所で離陸できない場合どうするのか考えてみました。そこで候補になってくるのが、左手の一般乗用車用の駐車場と路線バス専用のバスターミナルです。Mavic2Proの飛行性能なら、距離的には全く問題ありません。また、早朝の駐車場の片隅なら、観光客もほぼ通りません。しかし、狙っている被写体の反対方向からドローンを飛ばす事になり、視界の関係からも現実的ではありませんでした。

普通はここで断念するのですが、自分は二泊三日で撮影旅行に行っていたので、じっくり調査する余力や時間がありました。時間を改めて最終的に行ってみたのが、展望台や観光エリアの更に奥にある駐車場(北東側)です。ここには大きな駐車場があり、観光やツアーバス専用駐車場となっているのです。つまり、通常の観光客はまず行かないエリアです。

観光やツアーばす専用駐車場となると、平日や早朝の時間帯はほぼ空き地状態です。勿論一般乗用車は入ってっきません。さらに、観光バスは手前側(南西側)から順番に駐車される他、一番奥まで行けば、車・建物・第三者から30m以上余裕で距離を取る事ができます。

画像:観光・ツアーバス専用駐車場の一番奥の様子

極め付けの幸運ポイントは、駐車場の一番奥(北東側)のフェンス越しだけが見事に木々が生えておらず、離陸後目視で安全に目的の上空へ飛ばす事ができます。上の写真は、観光・ツアーバス専用駐車場の一番奥(北東)の角からiPhoneで撮影した写真ですが、この周囲だけ、フェンス沿いに木が生えていない事が確認できます。

この離陸ポイントを見つけた時、自分は正直「やったー!」と叫びたくなりました。動画も撮っておいたので、参考にご覧ください↓

まとめ

今回は、某観光地を事例に、ドローンでの空撮申請方法と離陸ポイントの探し方について解説してみました。

自分は基本的には観光客がほとんど来ないエリアで空撮を行うのですが、この場所に限っては、世界的に有名な観光名所・絶景名所であり、離陸ポイントを探すのに苦労しました。

ドローンでの空撮を今後も趣味として楽しむために、事前準備やある程度のロケハンは苦労として必要なのだと感じています。ぜひ参考にしてみて下さい。

最後に、某観光地で空撮した映像を紹介して終わろうと思います。と言うのも、この記事のタイトルに名所の名前を入れてしまうと、「◯◯ 空撮」で検索した場合に情報が拡散し、結果的に現地環境が荒れてしまいます。休日にこの離陸ポイントに操縦者が殺到し、事故やトラブルになる可能性もありますからね。

その為、伏せる事で名所の検索での拡散を避ける事ができます。

それではまた。

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