ソニーが動画専用フルサイズ一眼「α7c」開発!時代は完全に動画!

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画像引用先:デジカメinfo

こんにちは。

予想的中ですが、当初の予定通り(7年以上ソニーのEマウントミラーレス一眼を使って来て、α7シリーズが登場した頃からいつかわ出るだろうと想像していた)、α6000系のカメラボディにフルサイズセンサーが搭載されたEマウントカメラが登場する事になりました。

と言うか、ユーザーとしてはようやくですよ!

前の記事でも書きましたが、このカメラが絶対に出ると予想していた為、本職で映像制作を行なっていない者(完全に趣味で動画とカメラをやっている)として、オーバースペックなα7SIIIに飛びつかなかったのは正解です。

ただ、値段が予想以上にしそうなのと、当初の噂とはやや違ったカメラになっていそうなので、その辺りを下で触れたいと思います。簡単に言ってしまうと、単に小型軽量で低価格なフルサイズではなく、完全に動画専用機(vlog用)として作られたカメラと言う事です。

また、詳細に関してはソニーが公式に発表しているので9月15日に明らかになると思います↓

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α7c登場!名称はα5じゃなかった!

今回登場する小型軽量なフルサイズミラーレス一眼カメラ の名称は、ずっと噂されていたα5ではなく、なんとα7cだったのです。このcはコンパクトと言う意味でしょうか・・・。

ここから、これまでのソニーのフルサイズミラーレス一眼カメラの販売戦略を振り返ります。

ソニーが出すフルサイズミラーレス一眼カメラのシリーズをまとめてみると↓


・高感度(s)/スタンダード(無印)/高画素(r)=全てα7シリーズで統一

・動体連写機=α9シリーズ

・動画専用機(Vlog用)=α7c ← 今回出るであろう新製品

※ 低価格な小型軽量フルサイズ機=α5 ← ×(用意されなかった)


α6000系のカメラボィにフルサイズセンサーを積んだカメラ。これは趣味としてフルサイズのミラーレス一眼に手を出した者にとっては本当に待ち望んだカメラです。それは勿論、ミラーレス一眼カメラに求めるものは、本来は小型軽量と手軽さだからです。

ただ、基盤ができていない状態で出すと販売戦略で転ぶので、恐らくソニーはずっと出すタイミングを待っていたんだと思います。この辺りのソニーの戦略は本当に凄いですよ!

α7RIIが出て以降、フルサイズミラーレス一眼でのユーザーの信頼を一気に勝ち取り、α7IIIやα7RIIIに関しては、もはやミラーレス一眼カメラの完成系と言っても過言でない作りであり、フルサイズミラーレス一眼ならソニーと言う時代になりました。また、さらに後発のα9やα7RVIに関しては、オーバースペックで一般ユーザーが手を出さなくなって来ています。これが偶然にもvlogが爆発的に流行り始めた2020年の現在であり、今後ミラーレス一眼カメラは動画重視・動画のスペックでの勝負になってくると言われている理由です。

現在、ニコンやキヤノンは小型軽量なミラーレス一眼(RPやZ5)を10万円台半ばの価格で投入して来ましたが、馬鹿売れとまでは言っていないようです。そして、それでもまだソニーは出さずに来ました(余談ですが、最近パナソニックもDC-S5と言う小型軽量化なフルサイズミラーレス一眼を発表しました)。

ソニーが狙っていたのは、2020年=動画の時代と言う、時代の流れに合わせたカメラの投入です。vlog専用のコンデジZV-1がyoutuberの間で大流行し、もう中古でも数多く出回るだけ売れています。そしてソニーが本気で作った動画専用機α7SIIIの一手。これは価格や動画のスペックで言うと、仕事で映像を行う者向けなのですが、40万円と言う高価格にも関わらず、若いyoutuberの多くがSNSやポチる動画を出すと言う異例の現象が起こりました。

恐らくこの時点で、ソニーは「時代の流れは完全に動画にある」と確信したのでしょう。だからこそ、この夏この時点でα7cを投入するのだと思います。だってですよ、普通に考えればこんなカメラ、ソニーなら2〜3年以上前に出せたはずですからね。

上で述べたのは時代に対するソニーの戦略です。そしてもう一つは、自社製品の中での住み分けを意識した販売戦略です。最近のソニーの営業戦略で言うと、高スペック高価格なカメラを販売し、十分な収益が出せたら、低価格で一般ユーザー向けのカメラを出すと言った感じです。特に30〜40万円クラスのα7RIIIを出した後に安価なα7III(第二世代は無印の方が先発なのに)を出した辺りが明白。

以上を踏まえて、自分の予想では絶対にα7SIIIの後に、小型軽量なバリアングル背面液晶モニターを搭載した動画向けの半値のフルサイズ一眼カメラが出ると見ていました。それがまさに的中したのです!

現在のα7cのスペック情報

α7cの価格の話!

価格はレンズキットで2300ユーロ!

予想より高価格!やはりソニーは収益目的だった!

ただ、ここで噂とは外れた事をソニーはやってくれたんですよね。それが販売価格です。

本来はα7IIIのファインダー(EVF)なしバージョンを低価格帯(EOS RPやZ5クラス)で10万円台前半で出してくると噂されていました。しかし、ここへ来てα7IIIより高値で出ると言う情報が出て来たのです。これは恐らく、時代の流れは動画にあり、動画専用機として売れば高値でも売れると予想したのでしょう。

まあそれでもα7SIIIよりはだいぶ安くなりそうですが、ここへ来て動画専門機を値上げしてくるのはちょっと幻滅しました(ZV-1が安かっただけに期待はしていた)。

ただ、価格が高音と言う事はそれなりのスペックを維持していると言う事です。α7IIIの劣化バージョンではなく、しっかり基礎的なベースを維持したまま小型軽量化されるらしいです。

α7cのスペックと外観の話!

α7IIIのスペックを維持したまま動画専用機にシフト!

スペックに関しては、既に多くの情報が出回っているのですが、上にも書いた通り、α7IIIの基礎的なスペックを維持したまま、小型軽量化と背面モニターをバリアングル化し、完全に動画専用機(vlog用)に振ったと言うイメージです。その為、シャッターボタンも例に合わせて録画用の赤いボタンに変えられています。

・2420万画素裏面照射型CMOS

・ISO100-51200(拡張:50-204800)

・最大5.0段の補正効果を実現するボディ内手ブレ補正

・最高約10コマ/秒の連写性能

・3.0型タッチパネル式バリアングル液晶

・NP-FZ100バッテリー

・サイズ124×71.1×59.7mm

・重さ509g

現時点ではあくまで予想だそうですが、この情報はほぼ確定だそうです。重量や大きさに関しては、完全にα6600(約+90g)とα7III(約-50g)の中間らしく、個人的にも本当に理想的なフルサイズミラーレス一眼になっていそうです。

ボディのカラーは二色!

Eマウントのフルサイズミラーレス一眼カメラで初めてシルバーカラー!

今回登場する小型軽量なフルサイズミラーレス一眼α7cですが、なんとブラック以外にシルバーが登場するそうです。情報元には、Eマウントカメラで最も美しい外観と書かれていたそうですが、個人的にも、ソニーが富士フィルム寄りのシルバーボディのカメラを出してくれないかと期待していた部分があるので、これは物凄く嬉しいです。

現時点で買うなら、このシルバーボディにする予定です。明るいシルバーではなく、チタン寄りの渋さが素敵です。いや〜、これは本当に欲しい!

新しいキットレンズも登場する!

ブログのトップに載せた画像通り、新しいコンセプトのレンズ群が登場するそうです。そして、今回のα7cのキットレンズとなっているものがその一本目なんですが、とにかく小型軽量化に振った感じです。焦点距離が28-60mmf4-5.6と過去にない領域です。

確かキヤノンがこのスタイルのレンズを多く出している(小型軽量で開放f値が大きい/暗い)印象で、今後ソニーもこのシリーズを多く投入してくるんでしょうね。

まあ大三元レンズや高価な単焦点レンズなどは出揃っているので、タイミングとしては非常にいいのではと感じます。特に動画撮影ではレンズは小さい方がいいですからね。あとは、明るい単焦点レンズが小型化できれば文句なしなんですが。せめて35mmf2で超薄型とか・・・。

α7cで自分が想定する最高のVlogスタイル!

今年の夏から本格的に、完全に趣味で映像制作やvlogを始めた自分ですが、実際の旅先では

・歩き撮り:iPhone 11

・空撮:ドローン(mavic 2 pro)

・写真:α7III

と言うスタイルになりました。ただ、まだまだカメラ機材には満足しておらず、飲食店やカフェで手軽に高画質な映像を撮りたいと考えていました。正直ペンタプリズムが出っ張っているカメラは目立ちますし、景勝地や観光地以外で振り回すのに気がひけるんですよね。

そこで候補になったのが1インチセンサーのZV-1なんですが、やはりコンデジなので背景がボケないですし、かと言って歩き撮りにするにはコンデジ用のジンバルを追加しないと行けないですし中途半端です。そこで一番理想的でバランスがいいと考えたのがα6600です。ただ、フルサイズ専用レンズを揃えている自分にとって、15万円とか出してaps-cセンサーのカメラを買うのは本当に嫌でした。正直ずっと、はやくα5出ろ!と言う気持ちでした。

そこてようやく出て来てくれたα7c。自分は普段、景勝地などでの映像や写真撮影を目的にしていますが、α7cが自分のvlogスタイルを広げてくれそうです。そのスタイルが、家族との旅行を高画質で残す事。下で紹介する動画はポートレートの動画をメインに撮影している方のチャンネルで、美人な奥さんがモデルになっています。業界では超有名な映像クリエーターの方で、ジンバルワークはかなり参考になります。α7cで使えそうなシステムが動画の4分時点からになっているので、ぜひさくっと見ていただきたいです↓

ショットガンマイクをつけるといかつくなりますが(それでも買う予定)、このソニーシューティンググリップ「GP-VPT2BT」とペンタリズムのないカメラの組み合わせは、ちょっとした飲食店や温泉旅館の食事シーンでもそこまで目立たないですし(従来のフルサイズ一眼レフと比較したら本当に雲泥の差)、このシステムでフルサイズセンサーの画質で動画が撮影できるなんて素晴らしいです。

α7c+シューティンググリップ「GP-VPT2BT」+既に自分が所有しているSEL35F18があれば、旅行先の飲食店や商店街の様子を高画質で映像に残せそうです。また、SEL20F18Gなんかと組み合わせれば、観光地や景勝地などの風景映像も手軽に撮れそうですね。個人的には評価の高いSEL24F14Gはやや大きいので、早くSEL24F18Gが10万円弱で出て欲しいです。そう考えると、iPhone画角のSEL28F2なんかもこの組み合わせで買う人が増えそうですね。

色々と妄想が膨らみます。

まとめ

いや〜。ソニーさんのフルサイズミラーレス一眼は止まる事がないですね。

今回登場するα7cはカスタムボタンやジョイスティックなど各種ボタン類が省かれているそうで、その辺りが不満点となって来そうです。ただ、静止画撮影を重要視する方は、既にラインナップが充実しているα7IIIなどを使えばいいですし、コンセプトが明白になっているのはいい事だと思います。

ファインダー(EVF)なしで20万円を下回るか、このスタイルで20万円を上回るか、ソニーの営業的な戦略ではどっちが正解なのかは分かりません。

明後日には本当に詳細な情報が出ると思うので、楽しみに待ちましょう!

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