こんにちは。
ニュージーランドでの星空撮影に向けて、遂にセンサー前に装着するSTC クリップタイプのソフトフィルター「スターミストフィルター」を購入しました。
目次
クリップタイプのソフトフィルターについて
クリップフィルターとは、従来のレンズフロント部に使う角形やねじ込み式のフィルターや、レンズリア部で使うリアフィルターとは別のフィルターになります。
利点や欠点があるクリップフィルターがいかなる物か。
それをニュージーランドで実践し、作例も撮影して来る訳ですが、この記事では商品紹介と開封の様子を写真で紹介します。
購入したのはSTC スターミストフィルター
この記事でも以前取り上げた、スターミスト2と言うフィルターを購入しました。
ちなみに、スターミスト1と言う、ソフト効果の高いフィルターも来月に入荷されるそうですが、自分は星景写真で使用するのが目的の為、LEEの1番やプロソフトンクリアに近い、スターミスト2を選びました。
このようなかっこいいケースに入れられ、装着方法の動画URLで見られるQRコードも貼られていました。
開封すると、とにかくSTCと書かれた物が出て来ました。
クリーナーや説明書、磁気ドライバーなど。
こちらが磁気の棒であり、クリップフィルターにパチっとくっつきます。
このようにネジ式に分解すると、マイナスドライバーが現れます。
センサーから取り出す際にマイナスドライバーを使用する事もあるのですが、この磁気の棒が紛失する未来が見えてなりません。なんとか紛失は防ぎたいところ。
プラスチックのケースには、ガラス製のクリップフィルター「スターミスト2」が収納。
磁気の棒で比較的強力にくっつく為、指で掴む事を最小限に抑える亊が可能です。
そして、こう見るとけっこうソフト加工が目立ちますね。撮影地でぶっつけ本番は怖い為、さっそくα7IIIのセンサーに入れてみる事にしました。
ぴったし入りましたが、やはりコツが必要であり、何度かやり直す必要がありました。
また、表裏逆で嵌め込む事も予想外であり、今日試しておいて良かったです。これ、超広角レンズでケラレル可能性があるとどこかで読んだ亊がありましたが、10mmf2.8の魚眼レンズで今のところケラれはありませんでした。
シグマの14-24mmf2.8では、どうかケラれないで欲しい。まあ今試せって話ですが。
まとめ
利点としては、予め装着しておく事で、全てのレンズで周辺の星が点で写る事です。
ちなみに、ねじ込み式のフィルターをレンズフロント部に装着すると、広角になるほど周辺の星がビヨ〜ンと伸びて不自然な写真となります。
特に、シグマの14-24mmf2.8をソフト無しで使用したい場合、暗闇の撮影中にリアフィルターを入れるのは至難の技です(試した事はありますが)。そこで、16-35mmf2.8に捩じ込み式のフィルターを使用するしかなく、周辺の星伸びが不満でした。
その他、クリップタイプのフィルターにより、光害カットフィルターとの併用が容易になり、ねじ込み式のフィルターの落下リスクも無く撮影が可能となります。
デメリットは着脱の手間ですが、今回の旅はフルサイズ一眼カメラ三台体制で星空撮影に臨みます。つまり、一台は完全にソフトフィルター専用機として使えるのです。
これは贅沢。
2024年4月現在、クリップタイプのスターミストフィルターの作例や実践的なレビュー記事がありません。また、幸いα7IIIとα7Cは併用できますが、機種毎に縛りがあり、α7IVを購入した場合に当フィルターは装着できません。勿論、Zマウント用を購入した方がZfで使用できる為、フランジバックの広さから恩恵が大きかったかもしれません。ただ、ソニーαがメインの為、現行機では無い古い機種用のクリップフィルターを、現行品対応と同価格の20,000円で購入しました。
本音を言えば、型落ち機種対応のフィルターくらい安くせえや!と言う気持ちです。と言う事で、今回自分は人柱としてニュージーランドで使用して来ます。
是非ご期待ください。