こんにちは。
だいぶ前の出来事になりますが、「実績」と言うカテゴリーを作ったので、2018年度に入賞したフォトコンテストについて紹介します。
また、当時撮影した写真を自分で批評し、改善点も語れればと思います。
目次
国際フィルターフォトコンテストとは!
国際フィルターフォトコンテストとは、その名の通り「フィルターを効果的に使用した写真」をテーマとするフォトコンテストです。
コンテストの概要
主催:株式会社ケンコー・トキナー
後援:NPO法人フォトカルチャー倶楽部、一般社団法人 日本フォトコンテスト協会、スリック株式会社、株式会社ケンコープロフェショナルイメージング、COKIN France s.a.s.u, Formatt Hitech Ltd.
応募期間:2018年6月1日〜2018年10月31日
国際フィルターフォトコンテストは、2008年開催の第1回目から数えて8回目に当たりますが、フィルターを効果的に使用した作品を世界から募集し、審査するものです。
2018年度は、18の国と地域から、2,000作品の応募があり、厳正な審査の結果、入選以上の作品35点とフォトカルチャー倶楽部賞10点が選定されます。
・グランプリ:賞金50万円
・審査員特別賞:4点 賞金各10万円
・入選 :30点 賞品1万円相当のケンコー・トキナー製品 ← 今回自分がいただいた賞
・フォトカルチャー倶楽部賞:10点 賞品PCCプレミアム会員(一年間)
コンテスト応募の理由
2018年度は、自分にとって写真活動最盛期でした。
理由は色々あるのですが、撮りたい被写体がはっきりした事や、カメラシステムをαAマウントからEマウントに完全移行した年、そして職場内で一緒に写真撮影に出かける友人ができた事にあります。これがきっかけで、国内外に出かけるようになり、その勢いはコロナウイルス騒動が始まるまで続きました。2021年の今現在は、自由に出かけづらい時代であり、写真活動は星空時々空撮になっています。
話は本題に戻り、自分が写真を撮る理由は視覚が弱い為です。つまり、このブログのタイトルにもある様に、裸眼で見るよりも写真で見た方が世界が綺麗に見えるからです。中学生の頃から写真撮影を趣味にしている理由の全てがここにあり、30歳の今も撮り続けています。その為、大人になってから趣味が欲しいとカメラに手をつけた人間よりも、カメラとの繋がりが人一倍強いと自負しています(撮った写真は素人以下ですが)。また、高校時代からブログ運営を続けてきたブロガーのため、写真の使い道はSNSではなくこのブログ記事になります。
そのため、誰かに自分の作品を評価して貰いたい!写真家としての知名度をあげたい!何かを起こしたい!と言いうような欲求は全くない人間です。実際、フォトコンテストと言うものが世の中にある事は知っていましたが、写真歴10年以上経っても応募しませんでしたからね。そんな中、写真活動を楽しんでいた2018年、興味本意でフォトコンテストについて調べており、たまたま国際フィルターフォトコンテストと言うものがある事を知りました。
募集要項を見ると、フィルターを使用して撮影を行った写真であれば、被写体等の分野は問わないと言うもの。その為、ソフトフィルターで星空を撮りためていた自分にはちょうどいい機会だと思い、数点応募をしてみました。
自分にもっと情熱があれば、フォトコンテストのテーマに沿った写真を撮るために旅をしたり、いい写真を撮るためにシャッターを切ったりするんですけどね。
フォトコンテストの入選と作品
今回入選した作品
作品テーマ「星降る千畳敷カール」
こちらが、今回自分が応募した写真です。
2018年の3月に、長野県の中央アルプスの千畳敷カールに行った際に撮影した写真です。撮影からまる3年経過した今ですが、この写真を見てお世辞にも「上手」とは言えません。
理由は色々ありますが、そもそもフィルターワークを上手く活かしていません。まず、使用していたソフトフィルターの効果が大きい事。そして、レンズフロント部へねじ込むタイプな為、周辺の星が点像ではなくビヨーンと伸びてしまっています。
ただ、それでも何故入選したのか。それは、他では絶対に見られない圧倒的なロケーションと、ヘッドライトを活かした印象的な自撮りにあったのではと思います。
千畳敷カールは、自分が最も好きな風景の一つです。2018年は三回も訪れ、季節ごとの景色を楽しみました。氷河が山岳を削ってできたこのカール地形と、氷点下20度の過酷な雪景色の中、さらに自撮りを行う人間なんてそうそう居ません。そして、今回のテーマに沿ったソフトフィルターを使用しており、運よく選ばれたんだと思います。
このように自分の作品を批判して見ましたが、嫁さんと二人で高速バスと路線バス、ロープウェイを乗り継いで遠出した旅の思い出や、この日に見上げた星空の素晴らしさ、そして自分にこの景色を見せてくれたα7SIIとSAL1635Z(この当時はまだAマウントも所有していましたね)には本当に感謝しており、この写真は一生の宝物となっています。
千畳敷カールで撮影した星空写真の記事はこちら↓
賞品は一万円相当のカメラ用品
フォトコンテストで選ばれると、コンテストに沿った賞金や賞品が貰えます。
今回は、まさかの最新カメラバッグを含めたカメラ用品が届きました。デザイン性や機能性の高いショルダータイプでめちゃくちゃ使いやすく、バッグ単体でも一万円近くします。しかし、初使用で登山時のウエストバッグに使用してしまい、かなり傷めてしまいました。
aosta カメラバッグ DECOROII クイックショルダー M 4.5L
こちらが、フォトコンテストの賞品で送って頂いたaostaのカメラバッグです。サイズはSとMがあり、大きい方のサイズをいただきました。デザイン性(特に大人らしい外観)と機能性は本当に高いので、手放した今でもショルダータイプを買うならこれを選ぶでしょう。
CP +2019で自分の作品が展示
翌年に開かれたCP+2019のイベントで受賞作品が展示されました。
とは言え、自分は入選だったのでデジタルスライドショーでした。この写真は、自分の入選作品が表示された瞬間にシャッターを切ったものです(笑)。この日は友人と二人で行ったのですが、本当に楽しかったですね。翌年はコロナウイルスでイベント自体が中止になり、当フォトコンテストも開かれなかったそうです。
まとめ
今回は、国際フィルターフォトコンテスト2018に入選した時のお話でした。
最後に、もし今からまた千畳敷カールの雪原へ星空撮影に行くとしたら。
撮影機材は何で臨もうか
ソフトフィルターは何を使おうか
構図はどのように撮ろうか
そんな事を考えるだけでとてもワクワクしますね。
次行く時は、きっとα7IIIにSEL14F18GMを装着し、リアフィルターを使用し、もっと色々な自撮りに挑戦しているでしょうね。問題は、20歳代で一晩中耐えられたあの極寒の地を、30歳を過ぎた自分でも耐えられるかです(笑)。
写真撮影は知名度やコンテスト受賞目的ではなく、自分がその景色を見たいから行動し撮りに行く!その気持ちはこの先ずっと変わらないと思います。
それではまた。