霧降高原キスゲ平園地で撮影した天の川の写真!@栃木の星空スポット

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こんにちは。

2021年11月上旬の頃、久しぶりにしっかり星景写真を撮影してきました。今回紹介するのは、栃木県にある「霧降高原のキスゲ平園地」で撮影した星空の写真になります。

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霧降高原キスゲ平園地について

霧降高原(きりふりこうげん)は、栃木県の日光市街地から北側に広がる高原です。

今回紹介する霧降高原キスゲ平は、赤薙山と言う山の中腹に広がる高原で、夜には素晴らしい夜景の眺望が広がります。また、キスゲ平は赤薙山の中腹、標高約1,500m(正確には1,300m~1,600m)に位置しており。春のマンサクから始まり、GW頃にはカタクリやツツジ、そして初夏にはニッコウキスゲの群落を見る事ができます。最初にキスゲ平という名称を耳にした時、ニッコウキスゲが咲くんだなと予想ができましたが、公式ホームページを見ると、やはりメインはニッコウキスゲでした。

ちなみに、霧降高原キスゲ平園地のリフトはだいぶ前に廃止されたらしく、今現在は「天空回廊」と呼ばれる1,445段の階段が整備されています。この階段の段数を聞いて、ぞっとしない人はいないでしょうね。上の動画は日光市霧降高原キスゲ平園地の公式サイトから引用して来たのですが、永遠と続く長い階段の様子がよく分かります。

そして先日の夜中、寒い晩秋の真っ暗な時間帯に、この階段を三脚を担いで制覇した訳です。

ちなみに公式サイトには、園内の中腹までは階段を使わず遊歩道のみで昇れると書かれているので、階段が自信ないと言う方でも園内を散策する事ができます。

基本情報

  • 所在地:〒321-1421 栃木県 日光市 所野1531
  • アクセス:JR日光駅または東武日光駅から、東武バス「霧降高原」行または「大笹牧場」行に乗車し「霧降高原」で下車。約25分。 ※4月1日~11月下旬の間のみ運行
  • 管理者名称:一般財団法人 自然公園財団 日光支部
  • 日光市霧降高原キスゲ平園地の公式ホームページはこちら

今回の撮影について

11月の新月期の頃、いつもお世話になっている星空隊長からお誘いを頂きました。

仕事後の徹夜で都内を出発するのですが、今回の撮影地選びには自分は全く関与せず、全て隊長の天候読みに任せました。直前までは山梨長野エリアが晴れの予報でしたが、富士山の真上は曇る予報。関東沿岸部は快晴ながらも強風の予報。そんな中、栃木県北部エリアが快晴。

第一候補に上がった日光市ですが、奥日光エリアか霧降高原の二択となり、個人的には何度も訪れたことのある奥日光エリアに惹かれました。しかし、実際に訪れたのは未知の霧降高原。撮影を終えて、隊長の判断は大正解であり、素晴らしい星景写真を撮る事ができました。

一緒に撮影に行ったのは四人で、そのうち二人は20歳台の女の子。彼女たちはアウトドアで登山もやるらしく、防寒対策もかなりしっかりしていました。特に靴下三十巻には驚き(圧迫して血流が悪くなる為逆効果では?と言う意見あり)。

ちなみに、最近はフルサイズ一眼カメラ二台体制での撮影頻度がかなり減りました。その理由は、α7cはジンバルに乗せて完全に動画撮影用になっているからです。その為、今回はα7IIIのみ。そして、レンズのお話になるのですが、やはりSEL14F18GMは不要です。その理由は、SIGMAの14-24mmf2.8が優秀すぎるからです。特に超広角レンズで冬の星空を撮る場合、必ずリアフィルターを使いソフト効果出します。この場合、露光時間を長くできる為、f1.8がなくても事足ります。また、やはり14mmから24mmまで一本で済ませられるのは便利。ちょっと前までは、SEL1635GMがメインと話していましたが、あちらはリアフィルターのホルダーがありませんし、SIGMA 14-24mmf2.8artは手放さない事にします。

そう考えると、SEL1224F28GMは本当に星景写真で最強になるかもしれませんね。

霧降高原で撮影した星空の写真

ここからは、霧降高原キスゲ平園地で撮影した冬の星景写真を紹介していきます。

夜景と満点の星空

α7III+14-24mm F2.8 DG DN+LEE No1 14mm f2.8 ss20 iso3200

栃木県の日光市、霧降高原キスゲ平園地で撮影した最初の星空写真がこちら。

インターネットで調べても、星景写真撮影地としての情報があまり無く、どんな場所だろうとわくわくしていましたが、まさかこれほど素晴らしい場所だなんて驚きました。

とは言え、駐車場から1,445段の階段を昇らないといけない為、それなりに足腰が丈夫でないと上からの夜景は撮れないかもしれません。とは言え、駐車場からでも十分夜景が綺麗であり、日の出(名所らしい)を見る方はほとんどが駐車場から見ていました。

そして、今回から冬の星空や天の川を強調する為に、ちょっとRAW現像方法を変えました。

冬も見える天の川

α7III+14-24mm F2.8 DG DN+LEE No1 14mm f2.8 ss25 iso6400

オリオン座の反対方向を写した写真がこちら。

冬の天の川は淡い印象でしたが、現像方法によってはこんなに強調して写せるんですね。これは、真冬も星空撮影がやめられない訳ですよ。また、過去に撮影した星空写真も、今回の現像設定で再出力してみたくなりました。

1445段の階段!天空の回路と星空

結局最上部まで登り切った、1,445段の階段「天空の回路」。

下方は穏やかな斜面ですが、中腹は木々に囲まれ、上方は急斜面が続きます。

α7III+14-24mm F2.8 DG DN+LEE No1 14mm f2.8 ss25 iso6400

α7III+14-24mm F2.8 DG DN+LEE No1 14mm f2.8 ss25 iso6400

こちらはラストスパートのドギツイ上りシーンです。

あずまやとオリオン

α7III+14-24mm F2.8 DG DN+LEE No1 14mm f2.8 ss25 iso3200

階段の中腹にある休憩所(あずまや)で撮影した一枚です。

ここで立ち止まり、休憩や荷物の整理を行なっていたのですが、あずまやと遠くに見える夜景、そして星空を綺麗に収められないかと思い、試し撮り。

すると、思いの他いい写真が撮れました。

星空ポートレート写真

α7III+14-24mm F2.8 DG DN+LEE No1 14mm f2.8 ss25 iso4000

こちらは、冬の星座であるオリオン座と、今回同行した四人で撮影した記念写真です。

メインの展望台が高い位置にある為、三脚の置き場所を工夫すればこんな写真も撮る事ができました。確か、この頃からレンズの表面が曇り始め、久しぶりに夜露防止ヒーターを使用しました。数年ぶりの使用でしたが、本当に効果がありますね。

SIGMA 14-24mmf2.8でも、長さがギリギリ足りました。持ってて良かったです。

奇跡の一枚!流れ星(火球)

α7III+14-24mm F2.8 DG DN+LEE No1 14mm f2.8 ss25 iso4000

こちら、そろそろ引き上げようと話していた際に撮影した最後の一枚。

ちょうど紅葉した針葉樹(カラマツかメタセコイヤ?)があり、四人でライトアップしたり、ポートレート写真を撮っていました。自分がこの構図で撮影中、隊長がライトアップしてくれた写真を一枚撮り、その後、なんとなく木のシルエットの星景写真も撮りたくてシャッターボタンを押しました。

自分はカメラの方を向いていたのですが、隣にいた3人が大声をあげたので、もしかしたらと思い撮影結果を見てみると、素晴らしい流れ星(火球)が写り込んでいました。この流れ星が見えた瞬間、辺り一面が一瞬明るくなったそうです。

そして、天体写真をはじめとする星の撮影では、星自体の色を出すのがポイント(白飛びは厳禁)と言いますが、この流れ星(火球)は青色をしていました。

本当に奇跡でお気に入りの一枚です実際に自分の目で見た方が幸せだったかも!その点、去年の夏の一人旅で、湯ノ湖で見た極大火球は肉眼でも見れて凄かったですね。

2020年8月21日の22時半ごろ、関東各地で火球(流れ星)が目撃されました。この記事では、自分が栃木県の山奥で撮影した火球(流れ星)の写真を紹介します。

後で隊長から聞いたのですが、この日はおうし座流星群の極大日だったらしいです。

最高の一枚を撮る!

α7III+14-24mm F2.8 DG DN+LEE No1 20mm f2.8 ss25 iso4000

落葉したいい感じのシルエットの木を見つけたので、オリオン座と絡めてみました。冬のオリオンはソフトフィルターを使用し、20mm〜24mmが最適な画角と言われており、SEL14F18GMを装着していたら、こんな写真は瞬時に撮れません。

これも、リアフィルターホルダー内蔵で10万円ちょいで買えるSIGMA14-24mmf2.8artの最大の魅力です。シグマさん本当にありがとう!

まとめ

栃木県の日光市にある霧降高原キスゲ平園地で撮影した星空の写真、いかがでしたか。

天空の回路と呼ばれる1,445段の階段は凄まじく、極寒と汗だくが交互に来る中での撮影でしたが、四人でわいわい撮影したり、撮影地としても色々な被写体で溢れており、とても楽しい星空撮影ができました。

ニッコウキスゲが咲く季節には、夏の天の川と絡められるかもしれません。是非来年にチャレンジしたいですね。

それではまた。

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