野島崎灯台で天の川を撮影 千葉県の星空

シェアする

こんにちは。

今回は紹介するのは、関東沿岸部では最も有名になった星空撮影スポット、千葉県南房総最南端にある「野島崎灯台」で撮影した天の川の写真になります。

野島崎灯台に最初に訪れたのは2016年の8月ですが、その後2020年現在にかけて、合計三回ほど通い詰め、様々な季節の天の川を撮影しました。

今思えば、この三回とも天の川が撮影できているので凄い事です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




野島崎灯台と天の川について

【2020年12月追記】こちらは、11月に自分が野島崎灯台で空撮した映像です。灯台周辺の環境や雰囲気がよく伝わるので是非ご覧下さい。

野島崎灯台とは

野島埼灯台は千葉県の南房総市 野島崎にある白いくて大きな灯台です。また、灯台自体が南房総国定公園内に位置しており、白亜の八角形をした大型灯台は江戸条約灯台の一つで、日本の灯台50選に選定されているそうです。また、国の登録有形文化財に登録されています。

有名になった白いベンチ

タイトルでは野島崎灯台で天の川や星空を撮影すると書きましたが、実際カメラマンが撮影するのは灯台ではありません。それは、岩の上の白いベンチです(よく見ると白ではない笑)。

遊歩道を灯台の奥、海岸方面に進み、足場も見えない真っ暗な先には大きな岩があります。そして岩場の上にはベンチが置かれており、このベンチに座ると太平洋の雄大なパノラマが見られます。

ベンチの横には看板が立てられており、「絶景 朝日と夕陽の見える岬」と記されています。本来このベンチが置かれた主目的が、座って見られる景観なのですが、偶然にも手前の遊歩道からベンチを見た構図が星空や天の川とマッチし、日本だけでなく世界的に有名(神磯の鳥居にも言えますが、外国人カメラマンも訪れる星空スポット)になってしまったのです。

実際に行って見ると、漆黒の夜空は満点の星空であり、白いベンチには灯台の灯りが当たり、長秒露光でも本当に絶妙な度合いでベンチが浮かび上がるのです。

基本情報

・住所:〒295-0102 千葉県南房総市白浜町白浜


・アクセス:

公共交通機関の場合↓

JR内房線 館山駅下車、JRバス関東 安房白浜行乗車、 野島崎灯台下車

JR内房線 千倉駅下車、館山日東バス 安房白浜行き乗車、野島崎灯台口下車

JRバス関東・日東交通 房総なのはな号 東京駅八重洲口乗車、 館山駅・安房白浜下車

自分は東京在住のため、二回は房総なのはな号でアクセスしました。高速バスは楽です。

車の場合↓

高速道路 東京湾アクアライン・館山自動車道で「富浦インターチェンジ」へ

一般道路 国道410号 房総フラワーラインへ(駐車場無料駐車場 白浜野島崎公園駐車場有)

・参考サイト:野島崎/千葉県公式観光情報サイト

星空の条件について

天の川が昇る方角は南の空であり、太平洋は南に開けています。そのため、南房総・三浦半島・伊豆半島ともに星空や天の川撮影には最適な条件といえます。上であげた関東を代表する三つの半島の中で一番星空が綺麗なのは光害や空港の関係から伊豆半島です。

とは言っても、南房総最南端の野島崎も、周囲の光害はそこまでひどくない為、漆黒の空が広がっています。あとは、船や飛行機の明かりがあるくらいですね。

野島崎灯台で撮影した星空の写真

ここでは、2016年の8月から2020年の4月にかけて撮影した野島崎灯台の星空を紹介します。

8月の天の川と白いベンチ

α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss30 iso6400

2016年の8月の新月の頃。仕事終わりに房総なのはな号でアクセスし、野島崎灯台に到着したのは午後21時過ぎでしょうか。岩の上のベンチを縦構図で狙います。

この時期は星空を撮影し始めてまだ日が浅く、isoを上げすぎていて補正に苦労しました。また、この時間帯は薄い雲がかかっており、光害の影響で頭上が紫色に写ってしまいました。

α7Ⅱ+SAL1635Z+ソフトフィルター 16mm f2.8 ss30 iso6400

横構図で撮影した一枚。16mmでも画角が狭く、14mmが欲しくなります。影データを見ると、午後22時46分となっています。

α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss30 iso6400

23時半を過ぎた頃に縦構図で撮影した一枚です。天の川は縦に昇り、ベンチとの組み合わせがとてもいい感じです。白いベンチのある岩のちょうど右に入れる事で、天の川の中心方向もよく見えます。薄い雲も流れ、星空がより一層綺麗です。これはお気に入りの一枚。

ベンチから見た太平洋と星空

α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss30 iso6400

深夜0時過ぎに岩の上のベンチから撮影した写真です。この頃にはもう他の撮影者は一人もいなくなり、ベンチを独り占めする事ができました。ちなみに自分は野宿で撮影中!

これが真夏の天の川が去った南方向の太平洋の星空。なかなか綺麗ですね。

雷雲と星空

α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss30 iso6400

深夜3時頃。この時間はインターバル撮影で放置し、寝袋にくるまっていました。

すると、沖の方で雷が鳴り始めました。ベンチの方向を見るとその様子が分かります。幸いそのまま東の方に流れてくれたので、雨には会いませんでした。

今思えば、誰もいなかったのでベンチに昇り、沖の方向を撮影して見たかったですね。

9月に撮影した天の川

2016年9月。この日は嫁さんと温泉旅行に来ていました。

とは言っても関東は台風の予報であり、夕方には雨が降っていました。内陸方面が雲で覆われる中、夜中の頭上は見事に晴れてくれました。夏の天の川シーズンでは最後の時期です。

α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss1/20 iso6400

α7Ⅱ+SAL1635Z 16mm f2.8 ss25 iso6400

2020年4月 横たわる天の川

追記になりますが、2020年の4月に嫁さんと友人の3人で野島崎灯台を訪れました。緊急事態宣言の直前でしたが、温泉宿を予約し、本当に楽しい時間を過ごしました。

4月と言えば、未明に横たわる天の川が撮影できます。

α7III+SEL1635GM 16mm f3.2 ss25 iso4000 LEE-No2

当初訪れた時は持っていなかったαの最新機材で撮影。4年前は縦に昇る天の川しか見られず、ずっと横たわるこの構図での天の川を撮影したいと思っていました。特に水平線と白いベンチ、これに天の川を入れられたことにとても満足です。

ただ、超広角だと左側にある灯台の灯りが目立ちますね。その為自分はこう表現しました↓

α7III+SEL1635GM 24mm f2.8 ss20 iso6400 LEE-No2

風景写真鉄板の焦点距離 24mmで、白いベンチと天の川を撮影してみました。左側に写り込んだ灯台の明かりがカットでき、白いベンチと天の川がいい感じで入りました。また、水平線や岩場の波も近くなり、今までで野島崎灯台で撮影した天の川で、一番お気に入りの一枚です。

【関連記事】

星空撮影、特に星景写真で使えるソフトフィルターを作例を載せながら紹介します。

野島崎灯台と奇跡の副虹

ここでは9月の夕方に野島崎灯台のベンチから撮影した写真を一枚紹介します。

台風シーズンで急に降り出した雨。その瞬間、見事な副虹がかかりました。アーチを描く虹は良く見るのですが、副虹がかかるのは稀です。特に住宅街ではなく景勝地で副虹が撮れるなんて、本当に運が良く奇跡と言えます。下手したら、天の川や流れ星、雲海より貴重かも。。。

α7Ⅱ+SAL1635Z 17mm f8 ss1/320 iso100

こちらが副虹の写真です。分かりづらいですが、メインの虹の外側にもう一つ虹があります。左側に目を向けると、すぐに分かると思います。

まとめ

今回は関東沿岸部で最も有名な星空撮影スポット、千葉県南房総最南端にある野島崎灯台を紹介しました。何度も同じ場所に通う事で、撮影地の魅力や変化を知る事ができ、とても勉強になりました。

野島崎灯台は、恐らく関東沿岸部では一二を争うくらい世界的に有名な星空撮影地と言えます。ちなみに、争うは茨城県にある神磯の鳥居ですね。

どちらも人工物を星空や天の川を絡めると言う珍しい構図ですが、だからこそ他にはない星景写真が生まれるのだと思います。

最後に

野島崎灯台や神磯の鳥居など、全国的に有名な星空撮影地は、現地の方々の管理・整備の苦労により現状の環境が維持されています。

それに対し、カメラマンは弾丸で車でアクセスし、三脚で長時間場所とりをする訳です。野島崎灯台の白いベンチは、夜中も現地に宿泊した観光客の方々が記念写真や星空鑑賞に訪れます。つまり、そんな時はカメラマンは謙虚に対応しなければなりません。

その理由は、環境支援にあまり貢献せずにいいとこ取りをしているからです。

最近強く感じるのは、車で弾丸で行くスタイルではなく、現地で宿を取り、スタッフさんとお話をしたり、公共交通機関を利用しお金を落とすことは非常に大切な事だと思うのです。

これだけ素晴らしい環境を現地の方が整備・管理してくれているのですからね。この記事を読んだ星空撮影の方々も、ぜひ車で弾丸で行くのではなく、公共交通機関や宿を取り現地にアクセスし、しっかりお金を落としましょう。渋滞や駐車場の環境も改善されますし。

アクセスについて

高速バスの場合、東京駅から房総なのはな号で一本でアクセスできます。

高速バスの終点が安房白浜の場合、安房白浜車庫から徒歩15分で野島崎灯台に行けます。自分は一度目はこれでアクセスしました。しかし、二度目で「ホテル南海荘」で下車すれば目の前と言う事を知りました。と言う事で、二度目は実際にホテル南海荘に宿泊しての撮影となりました。周辺には徒歩で来られる宿も多いので、旅行を兼ねた撮影もオススメです。

周辺環境について

ここでは野島崎灯台の撮影地周辺環境について書きたいと思います。自分は初めて撮影に行った時、夜中の到着でした。南房総最南端だけあり、メイン道路から白いベンチのある撮影の足場まで行く遊歩道の情報があまりなかったので、参考に書きたいと思います。

こちらは撮影後の早朝、メインのベンチのある岩場の上から、内陸方面を撮影した写真です。

灯台の周辺は広い公園になっており、灯台まわりを細い遊歩道が続いています。遊歩道はコンクリートと石を敷き詰めた足場であり、移動や三脚設置は安全に行えます。ただ、岩場のため上る事を考えたら靴はスニーカーがオススメです。

公園内にお手洗いも設置されています。ただ、ベンチからは数分かかるので、事前に済ませておくことをオススメします。

撮影の注意点と混雑状況

灯台を過ぎると足元は真っ暗になりますが、遊歩道をたどれば岩とベンチが現れます。足元は真っ暗になり、遊歩道のど真ん中に三脚を立てる方もいるので注意が必要です。

ちなみに、真夏の8月で条件のいい平日(金曜日)の新月で、三脚がズラリと並んでいました。広いので場所取りには困りませんが、トラブルが起こらないよう十分注意しましょう。

追記:2020年の3月、条件のいい土日は三脚が四十台並んだそうです。これは本当の話。野島崎灯台が世界的な星空撮影地になってしまった証明とも言えるお話です。苦笑

また、普通に夜中でもベンチに観光客が座ります。怒鳴る撮影者もいますが、この場所の意味を考えて撮影する必要があります。本来ベンチから景色を楽しむために設置されたのですからね。先にも書きましたが、現地の地域にお金をまともに落とさない自家用車で弾丸で行くカメラマンは静かに撮影をしましょう。これはマナーです。

撮影のポイント

自分は2016年の8月と9月、そして2020年の4月の三回、千葉県の野島崎灯台を訪れました。

そして運良く、三回とも綺麗な天の川が見られました。

そこで知った事は、どの撮影地にも言える事ですが、5月に天の川を狙う事で、斜めに立ち昇る天の川から、縦に昇る天の川を夜中中撮影できます。ちなみに、5月は縦構図がちょうど未明のブルーアワーに重なります。この5月を軸に、1月以降は斜めの天の川、6月移行は縦の天の川と言った感じです。

ちなみに野島崎灯台は西の空が明るいので、9〜10月移行は夏の天の川は微妙となります。

天の川の動きがまだ分からない方は、参考にしてみて下さい。

スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク




関連サイト

シェアする

フォローする