こんにちは。
今回紹介するのは千葉県の浦安市、舞浜海岸から撮影する写真です。
つい数日前に友人と来た舞浜海岸ですが、その時は本命の撮影ポイントが見つけられず、下見・ロケハンと言う形で終わりました。
今回は天候が最高の撮影条件となり、満足のいく写真を撮ることができたので記事にします。
目次
舞浜海岸 から見る 富士山
舞浜海岸 とは 東京ディズニーリゾートがある千葉県浦安市の舞浜にあります。ただ、この場所はまだ有名ではなく、いわゆるダイヤモンド富士の季節以外は穴場だったりします。
穴場とは勿論、得られる景色 対 撮影に来るカメラマン を比較した場合の撮影地としてのバランスです。二度アクセスしましたが、東陽駅から京葉線で舞浜駅へ行き、さらにそこから広大な東京ディズニーリゾートの反対側まで行かないといけません。周辺になにもない事を考えると、アクセスは最悪です。とは言っても、星空撮影なんかと比較したらアクセスは楽勝。
舞浜海岸の特徴を書きましょう。富士山の撮影スポットはかなり多いのですが、舞浜海岸からは、富士山の手前に東京ゲートブリッジが入る構図が見られるのです。この構図はちょくちょく目にするのですが、撮影ポイントが分かりづらく、撮影を断念する方もいるそうです。実際に撮影地で出会った方も、最初は東京ゲートブリッジに行ってしまったそうです。
そして更なる問題は、舞浜海岸に行っても撮影ポイントを探すのが難しい事です。自分も前回は東京ゲートブリッジと富士山が重なる位置を見つける事ができませんでした。それは、舞浜海岸が想像以上に広く、徒歩で移動しながら探すには時間不足だったのです。
今回は余裕を持った撮影計画と、撮影条件にも恵まれました。では早速行きましょう。
舞浜海岸 で撮影した写真
舞浜海岸 に沈む夕日
日の入りが16時52分ですが、撮影ポイント付近には16時過ぎに到着しました。
いい時間が車では東京ディズニーリゾートラインの車両を撮影していたのですが、その写真は後で紹介します。列車の写真を撮りつつ16時半を迎えたのですが、その頃には夕日の手前に絶妙に雲がかかり、素晴らしい夕景が広がっていまいた。
この日は富士山付近には雲が少なく、夕日付近には帯状の雲があると言う好条件でした。
α7RⅡ+SEL70200GM 135mm f11 ss1/320 iso100
雲の向こうに見える夕日が、まさに光の玉に見える一枚。上に伸びる光芒も綺麗です。
α7RⅡ+SEL70200GM 200mm f11 ss1/320 iso100
手前の雲以外はカラっと空気が澄んでおり、太陽がクッキリ見えました。
α7RⅡ+SEL70200GM 200mm f11 ss1/200 iso100
舞浜海岸では水平線には沈まず、内陸に沈んでいくんですね。
舞浜海岸 から見える富士山
舞浜海岸で刻々と変わりゆく夕景写真を撮りました。沈む夕日と同時に、富士山の撮影も行っていました。ご覧下さい。
α7RⅡ+SEL70200GM 200mm f11 ss1/200 iso100
こちらは日没前の写真です。日没30分前でも、富士山がはっきり見えました。このように、手前に東京ゲートブリッジを入れる事ができます。
α7RⅡ+SEL70200GM 200mm f11 ss1/2 iso100
こちらは日没直後の富士山と東京ゲートブリッジの写真です。日が沈んだ途端、富士山のシルエットが一気に濃くなりました。
東京ゲートブリッジのライトアップ
17時を過ぎると東京ゲートブリッジのライトアップが綺麗に見えます。
α7RⅡ+SEL70200GM 200mm f11 ss1.3 iso100
舞浜海岸 のマジックアワー
日没後40分の間はマジックアワーの時間です。空のグラデーションが広がり、舞浜海岸から見える富士山はより濃く、そして東京ゲートブリッジのライトアップはおり綺麗になります。
α7RⅡ+SEL70200GM 135mm f11 ss1/4 iso100
舞浜海岸 の夜景写真
空のグラデーションが消えて暗くなった頃、富士山のシルエットは闇へと消えていきます。
α7RⅡ+SEL70200GM 200mm f11 ss25 iso100
舞浜海岸 から横浜の夜景を狙って
神奈川県の横浜方向を撮影した写真。お分かりですか!? みなとみらいにある横浜ランドマークタワーが見えます。これ、600mmとかで撮ったら凄いことになるかも。インターコンチネンタルホテルも見えます。
α7RⅡ+SEL70200GM 200mm f8 ss15 iso100
α7RⅡ+SEL70200GM 200mm f8 ss15 iso100
さらに南側にカメラを向けると、工場夜景らしい景色が。飛行機の奇跡も綺麗ですね。
そうそう、今年は工場夜景にも手を出そうと思っています。
舞浜海岸 から飛行機の奇跡を狙って
この日は帰りの東京駅まで、現地で出会った方と同行させて貰いました。その方は、東京ゲートブリッジと富士山と飛行機の軌跡を入れようと工夫をしていました。
狙うのは暗くなり、さらに富士山のシルエットが残っている事。自分はこれが限界でした。
α7RⅡ+SEL70200GM 70mm f11 ss30 iso100
本来は左下方から富士山方向へ進み、中央手前から情報左に飛んでいきます。もっと早くシャッターを切ると、綺麗な弧を描く奇跡が写り込んだ訳です。富士山はまだクッキリです。
次回来た時にこんな条件に恵まれるかは分かりませんが、挑戦してみます。
東京ディズニーシーのライトアップを狙って
同じ場所で数十分も撮影を続けていると、やはり飽きてきます。そこで、撮影ポイントから見える色々な被写体を探します。
α7RⅡ+SEL70200GM 135mm f11 ss20 iso100
こちらは東京ディズニーシーのタワーオブテラーと船です。対比が面白いですね。
ディズニーリゾートラインの列車を狙って
最後です。時刻は戻り、日没まで時間を潰すために撮影していた、ディズニーリゾートラインの列車の写真を紹介します。せっかくSEL70200GMを持っているので、こう言う被写体も撮影しないと勿体無いですからね。
α7RⅡ+SEL70200GM 75mm f8 ss1/200 iso100
夕陽に染まる、ディズニーリゾートラインです。この場所でこの構図で写真撮影を行った方は、もしかしたら過去にいないんではないでしょうか。数枚撮ったので記事にしてみました↓
★ 【鉄道写真】千葉の舞浜を走るディズニーリゾートラインの列車を撮影 ★
まとめ
千葉県の浦安市にある舞浜海岸から撮る夕景と夜景写真、いかがだったでしょうか。
最初はアクセスの悪さに対し、富士山と東京ゲートブリッジしか被写体がないと思ったのですが、その為、天候条件が悪かった時の条件が致命的であり、撮影に行くかをかなり悩む場所でした。しかし、実際に行ってみると、富士山と東京ゲートブリッジ以外にも、魅力的な被写体が沢山ありました。
次に来る時は、恐らくダイヤモンド富士です。と言うよりは、撮りに来ます(宣言)。幸い平日休みですし、ダイヤモンド富士前後で天候の条件が良ければですね。ただ、ダイヤモンド富士の時期の撮影ポイントは大混雑します。興味がある方は検索してみてください。自分は条件さえ合えば、日没の数時間前から張り込んででも狙おうと思っています。
舞浜海岸 へのアクセスについて
JR東京駅から京葉線で舞浜駅へ。そこから東京ディズニーリゾートを挟み真反対の舞浜海岸が撮影ポイントとなります。その為、徒歩で行こうとすると非常に時間がかかります。また、ホテルの無料送迎バスが出ているのですが、時間の関係から使用しませんでした。確か撮影ポイントに一番近いホテル シェラトン行きが、15時以降の便がなかったです。自分の調査不足かもしれませんが…。その為、ディズニーリゾートラインに乗り二駅先のベイサイドステーションで下車します。
画像引用先:【公式】地図 | 東京ディズニーリゾート
このマップはあまり良くないです。実際は左方向が南になります。ご注意ください。
地図通り、舞浜駅を東京ディズニーリゾート側に出たら、左へ進み、ディズニーリゾートラインの最寄り駅、リゾートゲートウェイ・ステーションから乗車します。この列車は常に反時計回りに動いており、一回の乗車でどこで降りても確か250円。高いですよね…。二駅先のベイサイド・ステーションで下車します。そこから、⑥方向へ歩くと、南側の海岸に出ます。
富士山と構図 について
ここから富士山と東京ゲートブリッジが重なる撮影ポイントを探す形になりますが、詳細な情報はインターネット情報には書かれていません。場所はこの南の舞浜海岸沿いで、場所によって、富士山と東京ゲートブリッジの位置関係が変わります。自分は一度目の訪問で目安を立て、さらに先日の千葉の里見公園で出会ったカメラマンさんに、詳細な情報を聞きました。ここではあえて答えを書きません。次第に富士山が見え、その時の景色に感動できるのも写真撮影の醍醐味のため、色々歩いてみてくださいね。本当に困った場合、現地に行くと同じ構図を狙っているカメラマンが必ずいる為、コミュニケーションを取りつつ教えてもらいましょう。
舞浜海岸 の撮影環境について
高い堤防が建てられ、手前はコンクリートの遊歩道になっています。また、所々にベンチがあり、散歩やランニング、写真撮影には最適な環境です。
ただ、海岸沿いのため風が非常に強く、手ブレのリスクが高いです。堤防の下は降りられないのですが、下も広いコンクリートになっているので、潮が飛んでくる事はなかったです。
最寄りのお手洗いと自動販売機が、先ほど紹介したディズニーリゾートラインの最寄り駅、ベイサイドステーションになります。ホテルもこの周囲のため、徒歩で10分じゃ着かないです。その為、撮影前にお手洗いを済ませ、水分は用意しておきましょう。
こちらは自撮りした写真です。このように、堤防の塀はある程度幅があり、ミニ三脚やトラベル三脚なら低くして置くことができます。自分のメイン三脚は手前に置いて撮影できたのですが、トラベル三脚で低くしたほうが、もしかしたらブレないかもしれません。
余談ですが、左手のDSC-RX100M3はタイムラプス動画を作成するために置いています。サブコンデジの活躍記事は書こう書こうと思っていて書かずじまい。いつか、撮影した大量のタイムラプス動画と共に紹介できればと思います。普通に綺麗ですよ。
舞浜海岸 の混雑状況について
1月で平日の条件の良い日で、自分を入れて撮影者はたったの5人でした。まだまだ穴場です。
ただ、ダイヤモンド富士のファンやハンターは非常に多いです。情報収集では数十人では済まないかも!? と言う画像もあるくらいです。いずれにせよ狙うなら平日ですね。
舞浜海岸 の撮影ポイントについて
富士山と東京ゲートブリッジの位置関係は、ご自分で歩きながら好きな構図を探すといいと思います。その為、手ブレさえ注意すれば、撮影の難易度は高くありません。
焦点距離は135mmから200mmで撮影しましたが、100-400mmのレンズがあると一番いいと感じました。
ダイヤモンド富士の場所取りが行えなかった時の対応について。脚立を手前に置き、三脚を一番高くすれば撮影できるかもしれませんね。と言うのは、太陽を撮るためシャッタースピードは早めなのでブレないですし、焦点距離位を135mm-400mmとかで撮るので、人の間からでも撮れるかもしれません。ポイントは高さをいかに確保するかです。
いずれにせよ、自分も挑戦できたらここで報告します。