こんにちは。
今回はデジタル一眼カメラ用の標準ズームレンズ選びのお話になります。
トップの写真は自分が一年前まで使用していたソニーAマウントの大三元標準ズームレンズ、SAL2470Zです。今回は現在の所有レンズ SEL24105Gとの比較や作例で話を進めます。
目次
カメラの標準ズームレンズ選び
デジタル一眼カメラを使う人にとって、必ず直面するのが標準ズームレンズ選びです。
まずは、ソニーのEマウントにある標準ズームレンズと焦点距離をあげてみましょう。。。
※ 今回はキットレンズは除きます。
24-70mm
SEL2470Z
・24-105mm
SEL24105G
ここで選択するうえで問題となる事が二点あります。
それが、開放絞り値と 焦点距離 が70mmまでで足りるのか、105mmまで必要なのかです。
開放絞り値に関しては、ポートレートなど背景のボケや屋内撮影を多く行う場合に選択するので、そんなに迷わないのではと思います。今回は、焦点距離に絞って話を進めます。
そして後半では、自分が使用しているSEL24105Gで逆光環境で撮影した作例を紹介します。
SEL24105G レビュー
今回は、焦点距離と逆光耐性に絞って、SEL24105Gのレビューを書いていきます。
家電量販店に行き、SEL24105Gを手に取りズームを行いながら、70mmと105mmの違いを確認する方は多くいるのでは!?と思います。
しかし、実際の撮影地ではないので、あまりイメージに結びつきにくいのです。
自分は、去年と今年に同じ撮影地に足を運びました。そして、去年はSAL2470Z、今年はSEL24105Gを使って撮影を行いました。そこで明らかな違いを感じ、24-70mmの標準ズームレンズではなく、24-105mmを選択して正解だと感じました。その作例を紹介します。
24-70mm の作例
こちらが、去年にα7Ⅱ+LA-EA3+SAL2470Zの望遠端70mmで撮影した写真です。
ノートリミングでは主役にしたい白樺の木が際立ちません。
24-105mm の作例
こちらは今年にα7SⅡ+SEL24105Gの望遠端105mmで撮影した写真です。
天候や茂みにけっこう違いがあったので一概には言えませんが、白樺の印象が全く違います。
α7RⅡのaps-cクロップ
折角なので、高画素機α7RⅡのaps-cクロップで撮影した写真も載せます。
この写真の記事はこちら↓
★ 【aps-cクロップ】高画素機 α7RⅡで撮影した作例写真 ★
こちらは、今年α7RⅡ+SEL24105Gの105mm+aps-cクロップで撮影したものです。
高画素機であるα7RⅡのおかげで、そこそこ絵になる作品に仕上がります。また、焦点距離が157.5mmとなり、重たい70-200mmを持ってこなくてよかったと感じられます。
SEL24105G 24mmの逆光耐性
ここでは、24105Gで逆光環境である夕日(太陽)を撮影した写真を紹介します。
焦点距離で広角寄りと望遠寄りを載せるので、逆光耐性の参考にもなると思います。
こちらはf11まで絞り、焦点距離を広角端の24mmで撮影した写真です。
太陽の光源を左に入れても光芒が綺麗でゴーストは少なめ。右上の白い点がゴーストですね。
SEL24105G 105mmの逆光耐性
こちらはf8まで絞り望遠端の105mmで撮影した写真です。もっと絞っても良かったですね。
これをα7RⅡでクロップまたはトリミングすると、SEL70200GMは要らない気もします。
まとめ
今回は、SAL2470ZからSEL24105Gに乗り換えて感じた焦点距離の違い、そしてSEL24105Gの逆光耐性の作例を紹介しました。
今回白樺を撮影した撮影旅行では、重たい望遠レンズであるSEL70200GMを持っていくか、α7RⅡ+SEL24105Gのクロップで済ませるかとても悩みました。勿論、悩んだ理由は数時間ハイキングを行う予定があり、荷物を最小限に抑えたかったからです。結果は大満足です。
今回の撮影で、旅行などで荷物を最小限に減らしたい場合、105mmまで寄れる事は大きなメリットだと感じました。そして、α7RⅡなどの高画素機でクロップする事で、SEL70200GMなどの重たい望遠レンズを持ち運ばなくても、そこそこの表現ができる事を知りました。
とは言え、70-200mmf2.8はグロップでサンニッパに化けるので、この辺は言いだしたらキリがありませんが・・・。
いずれにせよ、α7RⅡのaps-cクロップを見ると、高画素機のメリットは大きいと感じます。
最近はα9かα7Ⅲを狙っていましたが、価格が下がり続けるα7RⅢを買うのもいいかなと感じ始めています。ただ、もっと値段が下がってからですね。α7RⅡを14万円程で買ったブログ主の希望…。理想はα7RⅢが20万円を切ってからです(*゚▽゚*)。
SEL24105Gの逆光耐性に関して。今回は点光源を夕日(太陽)とし、中央ではなく意地悪に左に寄せて撮影した写真を紹介しました。ご覧のとおり、ゴーストはかなり抑えられ、広角端24mmでf11まで絞れば、光芒も綺麗に出ていると感じました。勿論、点光源を中央に寄せるともっとゴーストの発生は抑えられます。
SAL2470ZやSAL1635Zは解像度や色乗りは素晴らしいものの、重さと逆光耐性は致命的に悪い部分がありました。SEL1635Zの使用経験もある自分としては、f2.8通しの大三元レンズよりもf4通しの小三元レンズの方が、逆光耐性が強い気がします。
SEL2470GMは使用した事がないので逆光耐性は分かりませんが、自分は焦点距離を加味してSEL24105Gを選択して大正解だと感じました。
この記事が皆さんの、今後の標準ズームレンズ選びの参考になれば幸いです。