こんにちは。
今回紹介するのは、イタリアのローマにある夜景スポットです。
日没後の小雨が降る中、ローマを走る鉄道を乗り継ぎ撮影してきました。
この日のローマとヴァティカン市国の観光記事はこちら↓
目次
サンタンジェロ城について
自分は綺麗な景色を撮るためにサンタンジェロ城へ行ったので、ここでサンタンジェロ城の歴史などを書くのは正直面倒ですが、少し触れておきましょう。
元来は、135年にハドリアヌス帝が自分の廟として建造した物。その後、ローマ歴代皇帝の墓となった。……。現在、内部は国立博物館となっており、武具などが展示されているが、このテラスから眺めるローマ市街の風景は絶景だ。
ふむふむ。つまり、サンタンジェロ城のテラスから見た景色も綺麗だそうです。
しかし、自分が求めたのはサンタンジェロ城を含めた周囲の夜景です。その為ここからは、観光客目線で、サンタンジェロ城について自分の解説を書きます。
サンタンジェロ城はローマ市街地の西に位置しており、ヴァティカン市国前のサン・ピエトロ広場から徒歩で行けます。テレヴェ川沿いをしばらく行くと、レンガ風情の美しいサンタンジェロ橋があり、その正面には独特の姿をしたサンタンジェロ城が現れます。
ローマ観光におけるサンタンジェロ城は、正直トレヴィの泉やスペイン広場に比べ知名度が低いです。しかし、自分はイタリア旅行前に旅行計画を立てる際、このサンタンジェロ城の景観に惚れ込み、絶対にここで夜景を撮ると決めていました。もちろん、そのおかげでトレヴィの泉・スペイン広場・コロッセオなどのローマ主要の観光名所をカットする事になりましたが、これに見合う素晴らしい夜景を見ることができました。
テルミニ駅からの詳しいアクセスなどは、まとめで紹介します。
今回のイタリア旅行のまとめ記事はこちら↓
サンタンジェロ城の夜景写真
ここからは、イタリアのローマにあるサンタンジェロ城で撮影した夜景を紹介します。
撮影は全て、α7RⅡ+SEL24105Gです。
α7RⅡ+SEL24105G 28mm f11 ss20 iso100
α7RⅡ+SEL24105G 43mm f11 ss20 iso100
まずは定番構図から撮影した二枚を紹介。ローマの夜にこの露光時間は度胸がありましたな。
α7RⅡ+SEL24105G 28mm f11 ss25 iso100
一本南側の橋から撮影したサンタンジェロ城とサンタンジェロ橋の夜景です。
α7RⅡ+SEL24105G 105mm f11 ss10 iso100
こちらは、サンタンジェロ橋から一本北西側にある橋まで歩いて撮影した一枚。
ここからサンタンジェロ城は見えませんが、サンタンジェロ橋と、ヴァティカン市国のサン・ピエトロ大聖堂が写せます。イタリア旅行の為に購入したSEL24105Gの105mmも大活躍。
思えばあのサン・ピエトロ大聖堂沿いからさらに北にある地下鉄駅、オッタヴィアーノ・サン・ピエトロ駅からここまで歩いて来たのだから凄い事です。サンタンジェロ橋から一本進んだだけで人気がなく、非常に治安が危なそうでした。
ここでの撮影点には色々反省点があるのですが、着いて来てくれた嫁さんや身の安全の事を考えると、もうここには二度と来ないでしょう。別に危ない目に会った訳ではありませんが…。
α7RⅡ+SEL24105G 60mm f11 ss10 iso100
そうそう、サンタンジェロ城の正面にあるサンタンジェロ橋ど真ん中から撮影した景色。。。
この通り、サンタンジェロ城の正面は2月上旬の19時前、この賑わい様です。これでは長秒露光でも無人の写真は撮れませんな。深夜は怖いので、狙うなら未明ですね。
まとめ
今回は、イタリアのローマにある夜景スポット、サンタンジェロ城を紹介しました。
レンガ風情のサンタンジェロ城とサンタンジェロ橋、そして周囲を流れるテレヴェ川…。これらが作り出す夜景は、想像通りに素晴らしい景色でした。
この日は日中にヴァティカン博物館見学 → 買い物も兼ねて一度テルミニ駅最寄りのホテルに帰宅 → 日没に合わせて再び夜景撮影…、と言う忙しいスケジュール。さらに小雨と言う条件で、マジックアワーからじっくりと撮影はできませんでした。
しかし、しっかり撮影のイメージをしていた事、地図を頭に入れていた事もあり、素晴らしいローマの夜景を撮影する事ができました。
また来たいと言いたいですが、ローマに来る時間があればフィレンツェに行っちゃうかな…。
アクセスについて
ここでは、ローマのテルミニ駅から地下鉄でサンタンジェロ城へ行く方法を紹介します。
詳しい地下鉄の事情などは、観光サイトなどで情報収集して下さいね。
こちらが、テルミニ駅からサンタンジェロ城までの地図です。解像度が悪いので、全体像を把握する目的にご覧下さい。
右の赤マルがテルミニ駅、黒線が地下鉄A線、赤線が自分が徒歩で歩いたルートです。左上の地下鉄A線 オッタヴィアーノ・サン・ピエトロ駅からサンタンジェロ城までは、実際は30分もかからなかったと思います。こうして見ると、自転車があればローマ観光楽勝ですね。
拡大図を下に載せるのでご覧下さい。
撮影ポイントについて
ここでは、サンタンジェロ城の撮影ポイントを紹介します。
こちらがオッタヴィアーノ・サン・ピエトロ駅からサンタンジェロ城までの拡大地図です。
サン・ピエトロ大聖堂の観光と絡めて見ると全体像が把握しやすいですね。
サン・ピエトロ広場から真っ直ぐ東へ進むと、サンタンジェロ城の城壁にぶつかります。オススメの徒歩ルートは、サンタンジェロ城の正面からサンタンジェロ橋を南へ渡り、テレヴェ川の反対側を時計回りに西へ進み、一本西の端から再び北側に戻るルートです。
自分はわざわざサンタンジェロ橋から一本東の橋まで行きましたが、ご覧のとおり距離がありますし、川沿いの長い道は並木の枝で景観が悪いので撮影にも向きません。ご参考に。
焦点距離に関して、サンタンジェロ城と周囲の風景を収めるのには、標準ズームレンズがあれば十分です。ただ、サン・ピエトロ大聖堂も寄るとなると超広角レンズが欲しいですし難しいところです。自分は勿論、SEL1635GMとSEL24105Gで行きました。ご参考に。
最後に今回使用したサブ三脚を紹介します。
自分の三脚はこの二世代前のものに、雲台をアルカスイス交換性のものに交換したものです。海外旅行だけでなく、山岳写真の星空撮影にも対応できる素晴らしいスペックです。
治安について
ここでは、オッタヴィアーノ・サン・ピエトロ駅~サン・ピエトロ広場~サンタンジェロ城などの治安について触れたいと思います。
2019年の2月の冬。日没は17時過ぎの冬の季節で小雨。この頃に撮影に向かいました。
オッタヴィアーノ・サン・ピエトロ駅からサン・ピエトロ広場までは、基本的に黒人系の怪しい人たちが「ポンチョポンチョ」と叫びながら折りたたみ傘を売りつけてきます。その際、目を合わせなければ何もされません。ちなみに、今回別行動をしていた友人に後から聞いた話ですが、傘を購入したら20$取られたそうです。
※ 2019年現在もスペイン広場ではミサンガ売りが多発していますが、サン・ピエトロ広場周辺では見かけませんでした。ひょっとすると、雨が降っていなければ黒人さんたちが別のものを売りつけてくるかもしれません。
19時前までの撮影でしたが、サンタンジェロ城の正面のサンタンジェロ橋までは観光客が耐えませんでした。しかし、一本北東側の橋へ向かう川沿いは人気がほとんどありません。並木の下は暗く、横の路面駐車場にはずらりと車が並んでおり、常に人に見られている気配でした。