究極のボケを実現したレンズ!SAL135F28[T4.5]STFを購入した!

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こんにちは。

2020年に入り、α7シリーズで使う二本目のレンズを購入しましたので紹介します。

今回購入したのは、ソニーAマウント用の望遠単焦点レンズ「SAL135F28」になります。

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SAL135F28[T4.5]STFとは

今回自分が購入したソニー純正の望遠単焦点レンズSAL135F28[T4.5]。これはもしかすると、α7ⅢがきっかけでEマウントカメラに参入したユーザーさんは知らないレンズかもしれません。その為、ちょっとここで紹介しておきましょう。

STF(スムース・トランス・フォーカス)レンズは、アポダイゼーション光学エレメントにより、前ボケ/後ボケを問わず、なめらかで理想的なボケ味が得られるレンズです。2線ボケや点光源のボケが欠ける口径食がなく、ハイライトは自然な広がりを持ち、ボケを生かしたナチュラルで立体感のある画像を堪能できます。もちろんピントの合っているところは、鋭く切れのある描写。T4.5-6.7まで細かく設定できるマニュアル絞りリングや円形絞りの採用で、独創的な表現が可能です。

通常のレンズでは中心と周辺を通る光の量は同じなので、下記のbやc点のボケ像も均一な円状になります。STFレンズは、「アポダイゼーション光学エレメント」という特殊効果フィルターにより、レンズの周辺にいくほど通る光の量が少なくなるため、bやc点のボケ像が円の周辺にいくほど薄くなります。そのため、均一な円の集まりで描かれた映像よりも、柔らかい円で描かれたSTFレンズの映像のほうが、スムーズできれいなボケ味を得られます。

引用:ソニー公式ホームページの商品情報

ふむふむ…。簡単に言うと、特殊フィルター「アポダイゼーション光学エレメント」を使用する事で究極のボケを実現したレンズ。しかし、その代償として通常の絞り値よりもセンサーに届く光が少なくなるMFレンズ。と言った感じでしょうか。

発売時期は、驚きの2006年10月27日。14年前って事は自分が高校生の頃ですよ! 重量は約730gとこのクラスでは標準的。希望小売価格は175,000円+税だそうです。

SAL135F28[T4.5]STFを購入した理由

きっかけ

自分は元々ソニーAマウントのユーザーであり、SAL100M28と言うミノルタ時代の光学設計を受け継いだソニー製レンズを使用した事がありました(SEL90F28Gに乗り換えた為売却)。

今回購入したSAL135F28もまた、ミノルタの光学設計のままソニーに引き継がれたレンズですが、レンズの存在を知ったきっかけは、ブログを通じて知り合った「あつしさん」です。

自分があつしさんのブログの読者になったのは2014年頃で、最近もブログを通じてお世話になっています。そして、2015年の当時タイムリーに読ませていただき、今回STFレンズ購入の参考にさせていただいた記事が★こちら★です。

あつしさん、参考になる記事をいつもありがとうございます。

選択肢のお話

現在本当に欲しかったレンズは、シグマの14-24mmf2.8のartレンズやSEL20F18Gなんですが、前者はえらい価格が跳ね上がっており、自粛生活で星空自体が撮りにいけません。家族のポートレート写真を多く撮るようになった今、欲しいレンズはSEL70200GM以上に背景ボケが綺麗な望遠レンズとなりました。真っ先に候補になるのがSEL135F18GMやシグマのボケマスターなのですが、あれらは開放絞り値が小さくよくボケるだけで、ボケの質自体は汚いです。

参考写真:CP+2019 SEL135F18GM 絞り開放

SEL135F18Gの作例、背景が非常にボケていますが正直ボケの質は汚いですよね。ガチャガチャです。SAL135F18Zも候補で、解像度は劣るもののGMレンズよりも表現は上と聞きます。ただ、本来AF機能があるのにLA-EA3では動かないため、今回は候補から外しました。そこで、前から気になっていた、究極のボケを追求したSTFレンズにたどり着いた訳です。

ちなみに、候補としてEマウント用にSEL100F28GM[T5.6]STFと言うレンズがありました。


ソニー SONY 単焦点レンズ FE 100mm F2.8 STF GM OSS

瞳AFや高解像のGMレンズであり、中古を美品で探しても10万円ほどで買えます。しかし、作例を見ると花ばかりで、なんかピンときませんでした。勿論ボケの質はSAL135F28[T4.5]STFに近いのですが、魅力を感じなかったのです。そこで、購入者のレビューを読んだのですが、やはりT5.6の暗さは扱いづらく、人物撮影でも背景がいまいちなので売却したという内容が多くありました。その証拠に、マップカメラの中古で非常に数が出回っています。

以上が、今回自分がSAL135F28[T4.5]STFの購入に至った理由です。

簡単レビュー

ここからは、実際に届いたレンズを紹介していきます。今回は、ヤフーショッピングのソフマップ中古店でランクAを購入しました。

開封

こちらが実際に届いたダンボール箱です。ん?、ピックカメラ.コム?。

このようにプチプチの衝撃緩衝材で覆われていました。今回もまた大失敗。またレンズリアキャップ以外の付属品がないものを購入してしまいました。レンズフードも付属していないなんて…。前回のα7Ⅲもそうですが、次回は必ず付属品が全て揃っている中古品を買います。

外観

こちらが今回購入したSAL135F28[T4.5]STFです。レンズフロント部にやや目立つ塗装劣化がありますが、その他は光学系も含めてかなり綺麗な状態でした。

これなら将来もし売却する事があっても、良品と言えそうです。その他、絞りリング・ピントリングの滑りは良好で、LA-EA3を通してのカメラ側での絞りの制御も問題なかったです。

α7SⅡに装着

今回購入したレンズはMFですし、GMに比べれば解像度は低いと予想するので、基本的にはα7SⅡに装着して使おうと思います。

使用するのは、お馴染みLA-EA3です。電子接点があるので、カメラ本体からの絞りの制御や、撮影データが反映されます。また、偶然にも72mm径のプロテクトフィルターが余っていたので買わずに済みました。

こちらがα7SⅡ+LA-EA3+SAL135F28の全体像です。レンズ自体は730gとガラス玉のように重たいですが、SEL70200GMと比較したら約半分の重さですし、カメラに装着した際のバランスも悪くはありません。

作例

自粛や雨が続き、遠出しての写真が撮れないので、とりあえず自宅で作例を撮ってみました。

α7SⅡ+LA-EA3+SAL135F28 135mm T4.5

どちらも絞り開放のT4.5で撮影していますが、別次元のボケ味ですね。上に載せたSEL135F18GMの背景ボケがめちゃくちゃ汚く感じます。これを求めていました。

追記で作例の記事を書いたのでぜひご覧ください↓

新しく購入したソニーAマウントのレンズ「SAL135F28」。この記事では、STFレンズ一本を持ち出し写真撮影をしてきたので作例を紹介します。
東京のお台場で、レインボーブリッジの夜景を撮影してきました。この記事では、お台場で撮影した夜景と、STFレンズであるSAL135F28とSEL70200GMの玉ボケ比較も紹介します。

まとめ

今回は、ソニーのAマウントレンズ「SAL135F28」を購入したと言うお話でした。

ソニー現行の高い高画質なレンズばかり揃えるのではなく、今回のように昔に発売したレンズを安く購入する楽しみ方もいいものです。ハワイ島で最高の天の川を撮ったレンズが三万円のサムヤン14mmf2.8のように、安いレンズでいい写真が撮れた時の喜びは非常に大きです。

今後、花や人物撮影だけでなく、冬のイルミネーション撮影まで楽しみが広がります。またこのレンズを持って、横浜へ夜景撮影にも行きたいですね。

ここでマイナス面のお話も触れておきましょう。正直、マウントアダプターが必要な事や、ポートレート向きなのに瞳AFが使えない事はマイナスポイントです。AFと画質は両立しないと聞いた事がありますが、正直Eマウント用も、SEL135F28と言う形で出して欲しかったです。SEL100F28GMの評価を見ていると、今後の期待は薄いですね…。

そうそう、価格に関して。今回はヤフオクやメルカリの中古で買うのはやめ、中古のカメラ屋さんで購入しました。レンズ自体はAランクの美品で、ショップと言う安心感は大きかったです。買い物中に、今回選んだAランク品より5,000も安いBランク品がありました。このBランク品、付属金がフードを含めて全て揃っていたので、正直そちらを選んでいたほうが良かったのではとちょっと後悔しています(今回の買い物は画質優先の為外観は多少悪くてもあり)。

今回購入したSAL135F28は、ヤフオクやメルカリの中古相場が60,000円です。その為、それ以上の値段で出品されているものは、いつまで経っても売れていません。自分はヤフオクやメルカリよりも中古価格がやや高いカメラ屋で中古を買ったのですが、Aランク62,000円、そこにペイペイポイントを利用して4万円台で購入できました。とても満足しています。

それではまた(*゚▽゚*)。

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コメント

  1. あつし より:

    ブログまでご紹介していただいてありがとうございます(笑)

    良いレンズを買いましたね!
    僕はこのレンズに関しては、背景を「ぼかす」とは言わず「溶かす」と言っています。
    さすがに古いレンズなので、パープルフリンジは少し出るのですが、
    Lightroomで調整すれば問題ありませんよ。

    このレンズではやはり玉ボケを撮っていただきたいと思います。
    角がなくてまん丸の玉ボケが撮れると嬉しくなります。
    今後の作品、期待していますね。

    • kazu より:

      あつしさんへ。
      あつしさんのおかげで素晴らしいレンズに出会えました。
      日中の通常の背景でも、SEL70200GMとは比較にならないくらいの背景ボケが楽しめますね。
      おっしゃるとおり、背景を溶かすレンズです(笑)。

      はやく夜景を撮りに行きたいです。お台場海浜公園でレインボーブリッジをボカすとかいいかも…。
      勿論、みなとみらいも必ず行きますよ!
      またよろしくお願いします。