こんにちは。
今回紹介するのは、長野の星空スポット「高ボッチ高原」で撮影した星空の写真になります。
目次
高ボッチ高原とは
画像:2020年11月の日中に撮影した高ボッチ高原の写真
高ボッチ山は長野県の岡谷市と塩尻市との間に位置し、標高1,665メートルの山です。八ヶ岳中信高原国定公園内に位置し、山の上の高原地帯が高ボッチ高原と呼ばれています。
一番の特徴としては、高ボッチ牧場ですね。牛がのんびり過ごす広い牧場と、その向こうに広がる長野の山々はよくポスターなどで目にします。また、高ボッチ高原内には所々にビューポイントや散策路が整備されており、レンゲツツジやハクサンフウロなどの多種多様な高山植物を気軽に観察できます。
その反面、観光化はそこまで進んでいない印象であり、例えばソフトクリームの出店や飲食店、お土産屋さんなどは全くないありのままの牧場です。
ビューポイントのお話をしましたが、360度の眺望が開けた山頂からは、北アルプスや諏訪湖、南アルプス、富士山を見る事ができます。
カメラマンが雲海と富士山を狙いに来る事で知られる高ボッチ高原ですが、それは魅力のほんの一部に過ぎない事が分かります。
高ボッチ高原の星空と光害について
画像:Googleマップの衛生画像にて、高ボッチ高原と諏訪湖の位置関係を把握
高ボッチ高原は牧場と星空が撮影できる場所でもあります。周辺には松本市・岡谷市・諏訪市など、そこそこ市街地の光害がありますが、逆に高原から見下ろす夜景はアクセントになり、美しい牧場の星景写真が撮れる訳です。
とは言え、高ボッチ高原と星空の知名度は意外と低い気がします。SNSなどを見ていると、なぜか高ボッチ高原では雲海の写真ばかり撮られていますが、星空を撮影した写真はほとんど見かけません。牧場の星空と言う素晴らしいロケーションなのに不思議です。
今回の星空撮影について
今回の高ボッチ高原での星空撮影は、八島ヶ原湿原での星空撮影と高ボッチ高原での雲海撮影の合間に行いました。
撮影の流れとしては、東京都内を19時に出発し、23時頃から八島ヶ原湿原で星空撮影を開始。その後、0時半から移動を開始し、2時から高ボッチ高原の雲海撮影用の場所取りを行い、未明の間、高ボッチ高原で星空撮影を行った形になります。
より詳細な旅の様子は、八島ヶ原湿原の記事をご覧ください↓
基本情報
- 所在地:長野県 塩尻市 片丘
- アクセス:公共交通機関の場合、JR塩尻駅からタクシーで約車40分
車の場合、長野道塩尻ICから、国道20号線を経由し約30分
高ボッチ高原で撮影した星空の写真
ここからは、高ボッチ高原で撮影した星空の写真を紹介していきます。
冬のオリオンを追いかけて
α7III+SIGMA 14-24mm f2.8 DG 14mm f2.8 ss20 iso3200 LEE No1
最初に撮影したのは、諏訪湖の夜景と富士山で有名な雲海撮影スポットからの星空です。
オリオンが昇り始めで低い位置にあり、横構図で撮影する事ができました。とは言え、夜景がかなりうるさいですね。これは、雲海撮影前の場所取りのついでに撮影した感じです。この後、牧場の遊歩道に移動しました。
α7III+SIGMA 14-24mm f2.8 DG 14mm f2.8 ss20 iso3200 LEE No1
ススキと一本の木を前景に入れ、オリオンを撮影してみました。
冬の星景写真らしいお気に入りの一枚です。高ボッチ高原では、雲海撮影ポイントはカメラマンが多いですが、ちょっと離れると人っこ一人いません。ただ、こう言うアクセントになる木々が点々としている為、星景写真にオススメです。夏の天の川も綺麗でしょうね。
α7III+SIGMA 14-24mm f2.8 DG 14mm f2.8 ss20 iso4000 LEE No1
遊歩道と冬の天の川が続くように撮影した一枚です。
この方角は東向きであり、この奥に先程の雲海撮影ポイントがあります。つまり、地平線に見える明かりは岡谷市や諏訪市の光害になります。
α7III+SIGMA 14-24mm f2.8 DG 14mm f2.8 ss20 iso4000 LEE No1
こちらは西の方角を向いて撮影した一枚です。
諏訪湖の反対側には松本市の明かりが目立ちますね。比較的ローアングルで撮影していますが、しっかり立つと、牧場の下界に松本市の夜景が見え、とても美しいです。また、冬の天の川が反対側まではっきりと見え、しっかり頭上にアーチを描いていました。
ここ、本当に夏の天の川もいいかもしれません。
この後、北斗七星など他の構図でも撮影したのですが、枚数が多くなるので省きます。
高ボッチ高原の雲海写真
近日、高ボッチ高原での雲海撮影記事を更新予定!
高ボッチ高原の空撮映像
こちらは、2020年11月の日中に、高ボッチ高原を撮影した空撮映像です。
まとめ
画像:2012年7月にNikon D90+DX Nikker 35mmf1.8で撮影した高ボッチ高原の牛
長野にある星空スポット「高ボッチ高原」、いかがだったでしょうか。
雲海撮影スポットで有名な高ボッチ高原ですが、星空もとても綺麗であり、標高が高く眼下に夜景が臨める事から、天空の星空撮影地と言う名称がとても似合う場所だと感じました。
時間があったら、記事トップに載せた鉄塔と星座を入れたかったのですが、、、。
高ボッチ高原は非常にアクセスが大変な場所ですが、またいつか行きたい場所となりました。
それではまた。