こんにちは。
今回紹介するのは東京都内にある展望台で、少し前までは穴場的な場所でした。それが、富士山と新宿副都心が見える夜景スポット「文京シビックセンター」の展望ラウンジです。
東京タワーや東京スカイツリーとの夜景写真は有名ですが、ここは珍しい新宿副都心と富士山を望む事ができ、なおかつ無料の展望台なので、夜景好きはまず行って損はありません。
目次
文京シビックセンターについて
文京シビックセンターは、文字通り文京区にある地上28階のビルです。文京区役所があるのは勿論、文京シビックホールの大ホールでは音楽イベントが行われたり、展望室と同じ25回にはレストランもあります。
展望ラウンジ
そんな文京シビックセンターの25階には展望ラウンジがあるのですが、何とこれが無料です。
ビルの北側半分が展望ラウンジとなっており、スカイツリーは勿論の事、西の方角には富士山、東には筑波山を望むことができます。そして最大の特徴が、この富士山と新宿副都心の高層ビル群が同じ方角に見える事です。東京タワーや東京スカイツリーと富士山を絡められる展望台は数多くありますが、新宿副都心の高層ビル群と絡められるのは非常に珍しく、東京の夜景マニアとしてはとても魅力があるのある場所となっています。
ちなみに、三脚は使用禁止です。
アクセス
・東京メトロ丸ノ内線・南北線の後楽園の駅より徒歩1分
・都営三田線・大江戸線の春日の駅より徒歩1分
基本情報
・所在地:〒112-8555 東京都 文京区 春日1-16-21
・営業時間:午前9時00分から午後20時30分
・文京シビックセンター展望ラウンジの案内はこちら。
展望ラウンジで撮影した写真
ここからは、文京シビックセンターの展望ラウンジで撮影した写真をたっぷりと紹介します。
白い富士山と新宿副都心の高層ビル群
こちらは2017年の1月、冬晴れの快晴で富士山が見える日に展望ラウンジから撮影した写真です。カメラ機材は400mmクラスの超望遠ズームレンズで撮影しています。左には真っ白な富士山、そして中央には新宿副都心のビル群が見えます。これは見事な景色ですね。個人的に、東京モード学園の特徴的なビルが好きです。会館時間が朝の9時代の為、朝日で赤く染まる富士山を撮る事はできません。
夕方の写真
時系列的にはこちらの方が前になります。2016年の年末、日没ちょうどに文京シビックセンターの展望ラウンジを訪れました。この日も富士山のシルエットがはっきり見えました。このままマジックアワーと夜景の撮影に入ります。
マジックアワーと富士山のシルエット
日没後30分。夕景から夜景に移り変わる最も美しい時間「マジックアワー」を迎えます。オレンジ色に染まった空に富士山のシルエットがとても映えます。そして、右手前に広がる新宿副都心の高層ビル群に明かりが灯り始めました。この頃から、三脚を使わずに400mmクラスのレンズで撮るのがきつくなってきます。
文京シビックセンターの夜景写真
いよいよ夜景が広がる時間がきました。富士山のシルエットはかろうじて見える程度。そして、迫り来るうような新宿副都心の高層ビル群の夜景が広がります。2016~2017年にRAW現像したものを三年後の現在そのまま投稿していますが、こんなに綺麗な夜景だったんですね。これはまた行く価値があるかもしれません。
東京スカイツリーを撮る
東京のシンボルである東京スカイツリーはどう見えるのか。それがこちら。朝方だと東方向の為、空が白く写りイマイチの景観でした。その為、モノクロにしてしまいました。
こちらはマジックアワーの頃に撮影した東京スカイツリーの様子。まだライトアップはじめであり、夜景としては微妙な時間帯でした。この時、メインの富士山撮影中に、反対側で偶然満月が昇っていた事に気づき、急いで撮影したのを覚えています。
シグマの15mm魚眼レンズで撮る
ここでは、当時使用していたシグマの15mm魚眼レンズで撮影した写真を二枚紹介します。一枚目はマジックアワーの頃の富士山・新宿副都心方面。二枚目は月が昇る東京スカイツリー方面です。魚眼レンズで東京夜景を撮る人はほとんどいないと思うのですが、想像以上にインパクトのある絵に仕上がりました。そして、このレンズの解像度や表現力の良さは今でも覚えており、さっさと買い戻したいところです。当時、サムヤン14mmとシグマ15mm魚眼の二刀流だったんですね。
富士山を切り撮る
こちらはマジックアワーの頃、400mm近くまで寄って富士山のシルエットを撮影した写真です。ここまで来ると富士山の占める割合が非常に大きく、迫力のある写真になりますね。
こちらは夜景に消えゆく富士山を撮影した写真です。東京モード学園のビルが綺麗ですね。
まとめ
文京区にある夜景スポット、文京シビックセンター展望ラウンジ、いかがでしたか。
当時は東京の夜景写真にはまっており、東京在住だからこそ撮れる景色を追いかけていました。今回紹介した文京シビックセンターからは、新宿副都心の高層ビル群と富士山と言うここだけでしか見られない絶景を見る事ができました。これが無料だなんて驚きです。
撮影ポイントについて
撮影ポイントは二つあります。
まずは天気と時期です。頑張って足を運んでも富士山が見えなかったらとても残念な事になります。その為、予め天候をよく読んでから行く必要があります。
こちらは白い富士山を撮影した日の早朝、自宅付近の高台から撮影した富士山です。自分は予め、この日に富士山が見えていることをチェックしてから文京シビックセンターに足を運びました。この方法は、東京近辺に在住しているからこそできる技ですね。時期で言うと、空気が澄んでいて晴天率の高い1月がおすすめです。関東は西高東低の気圧配置で晴れが多いです。
次に焦点距離に関してのお話です。下に二枚の写真を載せます。
こちらは二枚とも、午前中とマジックアワーの頃に70mmで撮影した写真です。もうお分かりですよね。左手前にこのように景観を損ねるビルが建っているのです。このビルがなければ、70mmぐらいでドコモビルも入れて、バランスのいい夜景が撮れたのです。
その為、超望遠ズームレンズが必要だったわけです。α7Ⅱ+LA-EA3+SAL70400G2。
世界貿易センタービルディングの展望ラウンジもそうですが、今後も消えゆく景色がどんどん出てきます。今見られる景色は大事にし、記録に残していきたいですね。
注意点について
注意点と言えば、三脚禁止と言う事です。また、ホームページには、カウンターの長時間の占拠が禁止と追記されています。勿論、周りの人への迷惑行為も禁止です。展望ラウンジは写真のように、誰もがカウンターにカメラを載せて撮影するスタイルになっています。
ただ、この注意書きを見るといろいろ難しい部分がありますね。
個人的な意見としては、展望ラウンジに来るお客さんは、国内外を含めてほとんどが写真撮影を目的にしていました。そう考えると、千葉県市川市のアイ・リンクタウン展望施設(日時指定で三脚許可とライトダウンあり)や江戸川区にあるタワーホール船堀(ワンフロア下階は三脚使用)のように、カメラマンに対する撮影をテーマにしたサービスがあってもいいですね。
それにしても、この例に挙げた二施設は無料なのに神対応ですよ。是非おすすめです↓